キャプチャー・インターナショナルが12月23日に新木場初進出!北原光騎×小橋建太×菊地毅が30年ぶりに揃い踏み 新キャプチャー王者・野村卓矢が危険なタッグ戦に登場

コラム
スポーツ
2019.12.20
『DUNGEON FIGHT 新木場大会』が12月23日(月)に新木場1stRING(東京都)で開催される

『DUNGEON FIGHT 新木場大会』が12月23日(月)に新木場1stRING(東京都)で開催される

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「キャプチャー・インターナショナル」は北原光騎による主催興行だ。北原は初代タイガーマスクこと佐山サトルに師事して、創生期にシューティングを学び、スーパータイガージムでインストラクターを務め、その後、全日本プロレスやWARなどで活躍した(2018年に引退)。そんな北原が主催する大会は「DUNGEON FIGHT」と銘打たれ、派手な攻防がもてはやされる現在のプロレスとは一線を画し、格闘技色の強い原始的な戦いを繰り広げてきた。一般的なプロレスのような整理されたルールは無く、鉄柵で囲まれた床に敷かれた薄いマットの上が戦場。まさに“地下室マッチ”と呼ぶに相応しい大会だ。

そんなキャプチャー・インターナショナルが12月23日(月)に新木場1stRINGに初進出を果たす。初めてリングが使用されるが、リング内のスプリングを最も硬くし、ロープの部分を鉄柵で囲うキャプチャー仕様。これまで以上に壮絶なファイトが期待される。

■北原&小橋&菊地の若手三羽烏がトークバトルで激突

スペシャルトークバトル

スペシャルトークバトル

試合以上に注目を集めているのが北原によるスペシャルトークバトル。今回は小橋建太、菊地毅をゲストに迎え、同期3人が約30年ぶりに集結する。3人は87年に全日本プロレスに入門し、翌年デビュー。若手三羽烏と呼ばれ、切磋琢磨した関係だ。

北原と小橋、小橋と菊地、菊地と北原はそれぞれ雑誌やイベントなどで対談を行ってきたが、3人が揃い踏みするのは北原が全日本を離脱した90年以来、約30年ぶりとなる。司会は若手時代の3人をよく知る元週刊ゴング編集長の小佐野景浩氏。初めて明かされる当時の秘話や予想だにしない爆弾発言が飛び出しそうだ。

■新王者・野村卓矢が元王者のS・タイガーとタッグで対戦

メインイベント 時間無制限1本勝負

メインイベント 時間無制限1本勝負

中心となる“地下室マッチ”も注目の5試合が出揃った。メインイベントには第15代キャプチャー・インターナショナル王者の野村卓矢(大日本プロレス)が登場する。野村は2017年6月からキャプチャーに継続参戦。ホームリングの大日本マットで着実に実績を重ねると同時に、地下室マッチでもトップ戦線で活躍してきた。そして、今年の10月大会では竹田誠志をハイキックでKOし、2度目の挑戦で至宝を獲得した。

今大会は塚本拓海(BASARA)と組んで、スーパー・タイガー(リアルジャパンプロレス)&大久保一樹(頑固プロレス)と対戦する。学生時代に空手や柔道で鍛練を積んだデスマッチファイターの塚本、総合格闘技経験のある大久保も実力者だが、特にS・タイガーは元キャプチャー王者で、野村を防衛戦で下した経験もある。初防衛戦を見据える野村にとっては危険な一戦となりそうだ。

■王座陥落直後の竹田誠志が緊急参戦・間下隼人と対峙

セミファイナル ボクシンググローブマッチ 3分5R

セミファイナル ボクシンググローブマッチ 3分5R

野村に敗れて王座から転落した竹田誠志(フリー)はセミファイナルで出直しの一戦を行う。デスマッチファイターとして知られる竹田だが、高校時代はレスリング部に所属し、総合格闘技の経験もあり、キャプチャーでも見事な暴れっぷりを見せている。当初はロッキー川村とのボクシンググローブマッチが予定されていたが、川村がインフルエンザのため、緊急欠場。対戦相手はリアルジャパンプロレスの間下隼人に変更となった。

初代タイガーマスクの遺伝子を継ぐ間下だけに、初出場とはいえ、キャプチャーにキッチリと順応してくるだろう。ホームリングのリアルジャパンマットでは、生え抜きの意地をむき出しにして、UWAアジアパシフィック王者・将軍岡本に宣戦布告したばかりで、現在のモチベーションも高い。今回も大物食いを狙ってくるはず。覚醒しつつある若虎を竹田がどう迎え撃つのか。刺激的な一騎打ちとなるだろう。

■全日本・青柳優馬が初参戦

第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負

第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負

第3試合では全日本の青柳優馬が初参戦。同じく初登場となるカーベル伊藤(カーベル)と組んで、スーパークラフターU(フリー)&大和ヒロシ(フリー)と対戦する。初めてのキャプチャー登場となる青柳だが、2年前から北原に師事しており、今回も試合に向けて北原と練習を積んできた。

全日本マットでは世界最強タッグ決定リーグ戦に宮原健斗とのコンビで臨んだものの、決勝進出を逃し、悔しさを噛みしめたばかり。2020年からの巻き返しに繋げるためにも、キャプチャーでの試合は大きな刺激になるはず。慣れないルール、そして対戦相手は強敵……。青柳にとっては危険なシチュエーションとなるが、勝利を挙げて来年への弾みにしたいところだ。

第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ 30分1本勝負

第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ 30分1本勝負

第2試合はDDTの渡瀬瑞基とフリーのジョシュ・オブライエンによるオープンフィンガーグローブマッチだ。エンタメ色の強いDDTとは真逆のスタイルとなるキャプチャーに渡瀬は昨年から参戦。激しすぎる地下室マッチの経験が活きて、日に日に実力を付けてきている。対戦相手のオブライエンはSMASHから日本のマットに上がるようになり、インディー団体を渡り歩いてきたアメリカ人ファイター。そんな2人がオープンフィンガーグローブをつけて、真っ向勝負を繰り広げる。

第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負

第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負

第1試合は不動力也(フリー)&三州ツバ吉(銀座プロレス)と兼平大介(HEAT-UP)&田馬場貴裕(フリー)によるタッグマッチ。常連に囲まれる中、10月大会に続き、2度目の出場となる兼平がどこまでキャプチャーの戦いに順応できるか見守りたいところ。

全5試合に加えてスペシャルトークバトルも実現。クリスマス直前だけに、街はきらびやかなイリミネーションに彩られているが、そんな雰囲気とは裏腹な地下室マッチらしい壮絶な激闘を見逃すな!

『DUNGEON FIGHT 新木場大会』が12月23日(月)に新木場1stRING(東京都)で開催される

『DUNGEON FIGHT 新木場大会』が12月23日(月)に新木場1stRING(東京都)で開催される

【メインイベント 時間無制限1本勝負】
野村卓矢(大日本プロレス)&塚本拓海(BASARA) vs スーパータイガー(リアルジャパンプロレス)&大久保一樹(頑固プロレス
 
【セミファイナル ボクシンググローブマッチ3分5R】
竹田誠志(フリー) vs 間下隼人(リアルジャパンプロレス
 
【第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負】
青柳優馬(全日本プロレス)&カーベル伊藤(カーベル) vs スーパークラフターU(フリー)&大和ヒロシ(フリー)
 
【第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ 30分1本勝負】
ジョシュ・オブライエン(フリー) vs 渡瀬瑞基(DDT)
 
【第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負】
不動力也(フリー)&三州ツバ吉(銀座プロレス) vs 兼平大介(HEAT-UP)&田馬場貴裕(フリー)

イベント情報

『DUNGEON FIGHT 新木場大会』

  日時:12月23日(月) 19:00開始
  会場:新木場1stRING(東京都)

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