霧矢大夢、水谷八也氏(早稲田大学教授)、劇団「贅沢貧乏」主宰の山田由梨が登壇 『イヴの総て』『みんな我が子』の上演を記念したトークショーの開催が決定
(左から)霧矢大夢 水谷八也 山田由梨 (山田由梨(C) KENGO KAWATSURA)
イギリスで上演された舞台の中から、英国ナショナル・シアターが厳選し収録した舞台を日本の映画館で楽しめると好評の“ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)”。2020年1月17日(金)~1月23日(木)にかけて『イヴの総て』、2020年1月24日(金)~1月30日(木)にかけては、『みんな我が子』がYEBISU GARDEN CINEMAで上映される。昨シーズン話題となった2作品がスクリーンに戻ってくることになるのだが、これを記念して各作品にぴったりのゲストを迎え、作品をより深堀りするトークイベントを実施することが決定した。
『イヴの総て』のゲストは元宝塚歌劇団月組トップスターの霧矢大夢。『イヴの総て』の主人公たちと同様、女優として生きる霧矢に、自身の体験談を踏まえ作品で描かれる演劇人たちに迫る話を聞く。
そして『みんな我が子』のゲストは同作の新訳を手掛けたばかりの早稲田大学教授・水谷八也氏と、女優・劇作家・演出家として活躍する劇団「贅沢貧乏」主宰の山田由梨。『みんな我が子』で描かれ、今の日本社会にも共通する要素をそれぞれの視点で語っていただく。
2020年のNTLive初めにはもってこいの機会となりそうなイベントなので、ぜひ映画館へ足を運びたい。
『イヴの総て』
上映期間:2020/1/17(金)~1/23(木)
『イヴの総て』より
『イヴの総て』より Photography by Jan Versweyveld 2
『イヴの総て』より Photography by Jan Versweyveld
*トークイベントは以下の日時の上映をご覧頂いた方が本編に続きご観覧いただけます。
実施日時:2020年1月18日(土) 本編開映10:30~ トーク開始13:00(約30分)
登壇者:(以下、敬称略)
ゲスト)霧矢大夢
司会進行)兵藤あおみ
霧矢大夢プロフィール
霧矢大夢
大阪府出身。元宝塚歌劇団月組トップスター。
歌、ダンス、芝居の3拍子揃った男役スターとして注目を集め、入団3年目に新人公演の主演を務める。『エリザベート』『ミーアンドマイガール』『スカーレットピンパーネル』など数々のミュージカル作品に出演。2009 年文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞。2012 年宝塚歌劇団を退団。その後も舞台を中心に活動。主な出演作品は、『マイ・フェア・レディ』、『オーシャンズ11』、『I DO!I DO!』、『ヴェローナの二紳士』、『ラ・マンチャの男』、『レミング』、『THE LAST FLAPPER』、『ビッグ・フィッシュ』、『スキップ』、『この熱き私の激情』、『タイタニック』など。2019 年は、『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』、『LULU』、『ピピン』、『25th anniversary Dinner Show』、『ビッグ・フィッシュ』に出演。第 22 回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。
今後の予定は、『メアリー・ステュアート』(2020年1月31日~2月9日:赤坂/RED シアター)、『悪魔の毒毒モンスター』(3月13日~22日:よみうり大手町ホール、4月3日~5日:松下IMPホール)、『ニュージーズ』(5月8日~30日:日生劇場、6月6日~13日:梅田芸術劇場メインホール)に出演予定。
司会進行)兵藤あおみ(ひょうどう・あおみ)プロフィール
駒澤短期大学英文科を卒業後、映像分野、飲食業界を経て、2007年7月に演劇情報誌「シアターガイド」編集部に入社。2016年4月末に退社するまで、主に海外の演劇情報の収集・配信に従事していた。現在はフリーの編集者・ライターとして活動。NTLiveの2015シーズンからパンフレットの制作などに携わる。
『みんな我が子』
上映期間:2020/1/24(金)~1/30(木)
『みんな我が子』
『みんな我が子』より Photography by Johan Persson
『みんな我が子』 Photography by Johan Persson
*トークイベントは以下の日時の上映をご覧頂いた方が本編に続きご観覧いただけます。
実施日時:1月25日(土) 本編開映10:00~トーク開始13:00(約30分)
登壇者:
ゲスト)水谷八也、山田由梨(敬称略)
水谷八也プロフィール
水谷八也
1953年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は20世紀英米演劇。共編著に『アメリカ文学案内』(朝日出版)、訳書にワイルダー『危機一髪』(新樹社)、ドーフマン『世界で最も乾いた土地』(早川書房)、舞台翻訳にワイルダー『わが町』、アーサー・ミラー『るつぼ』、オズボーン『怒りをこめてふり返れ』(以上新国立劇場)、ドーフマン『死と乙女』(地人会)など。来年2月にミラーの『みんな我が子』を『彼らもまた、わが息子』として俳優座劇場で新訳上演予定。
山田由梨プロフィール
山田由梨 (C) KENGO KAWATSURA
1992年1月1日生 贅沢貧乏主宰・劇作家・俳優
2012年、劇団「贅沢貧乏」旗揚げ。2017年に上演した『フィクション・シティー』が、岸田國士戯曲賞の最終候補にノミネートされる。2017年には『みんなよるがこわい』で中国でのツアーを敢行し、2018年には同作の中国版を中国人キャストと創作するなど、国内外で活動している。また、小説・コラムの執筆や、自身も俳優として映画・ドラマ・CMへ出演するなど、活動の場を多岐に広げている。
イベント情報
上演劇場:ノエル・カワード劇場(ロンドン)
尺:2時間24分(休憩なし)