さまざまなカルチャーが融合した新たなライフスタイル hotel koe tokyo2周年イベントをレポート
hotel koe tokyoの2周年イベント 2月7日(金)~9日(日)
ライフスタイルブランド・koeが、渋谷は宇田川町に構えるホテル併設型店舗・hotel koe tokyoの2周年イベントが、2月7日(金)~9日(日)の3日間に渡って開催された。
hotel koe tokyoは、koeのブランドコンセプトである“new basic for new culture”を体現する場として、1階のベーカリーレストランとイベントスペース、2階のオリジナルブランドを中心としたショップ、3階のホテルからなり、宿泊、食、ファッション、音楽やアートなど、さまざまなカルチャーを融合した企画を日々発信し続けてきた。公園通りとオルガン坂の交差点に面した立地で中がよく見えることもあって、実に客層が幅広く国際色が豊か。訪れる一人ひとりが輝ける新たな出会いや交流の場であり、今や渋谷の新名所だと言っていいだろう。
そして迎えた2周年。“new culture fes”と冠した今回のイベントでは、koeにゆかりのあるアーティスト/DJを中心としたラインナップに、限定のオリジナルのフード/ドリンクメニューやグッズを展開。さらに、周年にともなうアート作品の展示や、“シブヤ再定義”と題したフロアを徘徊しながら読める、オブジェのような体験型のマガジン「月刊koe」のローンチなど、広々とした会場に余すところなく楽しい仕掛けが用意されていた。そして8日と9日の土日は、普段イベントを開催している1階だけでなく、2階にもステージを設置。カフェでもショップでも、ライヴハウスでもクラブでもない、“屋内フェス”という言葉がぴったりの空間だ。
2月7日は、hotel koe tokyoの夜を彩ってきたお馴染みのDJ陣に加え、pinokoのブースライブも行われた。オープンの19時前から、フロアも公園通りからガラス越しに見える大階段にも多くの人々が。tofubeatsのプレイ中には入場規制をかけるほどの超満員に。Seihoがプレイを終える最後の最後まで、大盛況のうちに幕を閉じた。
2月8日は、土曜日ということで15時からイベントがスタート。前述したように1階と2階との2フロアを使って開催された。この日もオープンから多くの人々が詰めかける。オリジナルフードやドリンクブースにも常に笑顔が飛び交わってる。1階はラストのDJ、大沢伸一が自らのプロジェクト・MONDO GROSSOの「ラビリンス」をプレイし歓喜の大団円。2階もまた”渋谷の今”を感じる、TOKYO HEALTH CLUBやNAGAN SERVERら、ヒップホップ/R&Bを軸としたラインナップのパフォーマンスによって、終始ハッピーなムードに満ちていた。
2月9日最終日。1階のステージでは、DJ HASEBEのプレイ中に、2階のライブアクトだったおかもとえみやsankaraが飛び入りで参加したり、シークレットゲストとしてPUSHIMが登場しラストのDJ MUROに繋がり、さらにS-WORDも登場しラップを披露したりと、サプライズの連続。日曜は翌月曜日の平日に備えて、“お客さんの引きが早い”などと言われることもしばしばだが、そういった気配は全くなし。2階ではホリエアツシ(ストレイテナー/ent)が、オリジナル曲だけでなく、イーグルスの「Hotel Carifornia」、コールドプレイの「Yellow」やグリーンデイ「When I Come Around」、盟友・秦基博の「鱗」などを披露し場内を湧かせ、素晴らしいフィナーレとなった。
さまざまなカルチャーが積み重ねてきた歴史へのリスペクトを以て、それらを融合し、新しいライフスタイルを提案し続けてきたべニューが、さらにその概念を更新した3日間。そしてこの先、hotel koe tokyoが、渋谷、ひいては東京、そして世界に向けて、どんな未来を描いてくれるのか。この先がまずます楽しみだ。