RADWIMPS 『胎盤』ツアー終了 そして舞台は幕張へ
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RADWIMPS
10年間、自分に正直に作りたい音楽を作ってこれた。そしてそれはこれからも変わらないことを約束する――
メジャーデビュー10周年のアニヴァーサリーツアー『RADWIMPSの胎盤』において、野田洋次郎はメンバーとスタッフ、そしてファンへの感謝とともにそう宣言した。音楽的にも、歌われる対象や言葉も、さまざまに形を変えながら、あくまでRADWIMPSがRADWIMPSであり続けてきたのは、作りたいと思える音楽とその向こうにあるリスナー・ファンに真摯に向き合ってきたからなのだろう。その事実と決意をはっきりと口にして肯定し、そのことを象徴するかのような「‘I' Novel」を世に送り出した彼らは、ツインドラムという誰もが予想しなかった編成でドラマー・山口智史の不在を乗り越え、見事に『胎盤ツアー』を完走してみせた。
各公演で観られたさまざまな想いの交差と奇跡の連続を、SPICEではツアー開幕となったZepp Tokyoの2日間、横浜アリーナの3日間、そして最終公演となったZepp Tokyoの模様まで、オリジナルのレポート記事で公開中。以下にまとめてあるので、目を通していただければ幸いである。
■RADWIMPS×米津玄師 憧れとリスペクトが実を結んだ『胎盤』初日
RADWIMPS 撮影=植本一子
■RADWIMPS×きのこ帝国 ひとりひとりと向き合い鳴らされた音と表された決意
RADWIMPS 撮影=植本一子
■RADWIMPS×Spitz 「愛」を教えてくれた大先輩との夢の舞台でうたわれた「I」
RADWIMPS 撮影=上飯坂一
■RADWIMPS×いきものがかり 違った道を歩んだ2組を確かに繋いでいたもの
RADWIMPS 撮影=植本一子
■RADWIMPS×ONE OK ROCK ついに相見えた最強の2バンドを繋ぐ音楽と絆
RADWIMPS 撮影=植本一子
■RADWIMPS×Mr.Children 『胎盤』最終公演で鳴らされた終わりなき未来への決意
RADWIMPS 撮影=植本一子
『胎盤』というタイトルにも象徴されるように、RADWIMPSは10年という区切りを迎え、あらためて己のあり方を見つめ、再定義したのだろう。そうして形として選択されたのが各アーティストとの対バンツアーであったこと、ツアー中のリスペクトに満ちた光景の数々はきっと、彼らがあらためて「生まれる」ため、これから「生み出す」ための必然だった。
「生まれた」ばかりのRADWIMPSは、この先どんな音楽を、景色を見せてくれるのか。
アニヴァーサリーツアーの最終公演として用意された、幕張メッセで行われるワンマンライブのタイトルは、その名も『RADWIMPSのはじまりはじまり』である。