ぺぺぺの会がジョルジュ・ブラックの半生をもとにした物語詩集『No.1 Pure Pedigree』を上演

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舞台
2020.3.25


2020年5月1日(金)〜5月4日(月)東京・北千住のBUoYにおいて、ぺぺぺの会『No.1 Pure Pedigree』の上演が決定、作・演出は若手劇作家・演出家の宮澤大和​が手掛ける。

ぺぺぺの会は、2018年6月に発足した、演劇をつくるヒトビトの集まりで、令和時代のあたらしいアートをつくっており、へんてこで、おいしくて、ちょっとオシャレな、そんな会をめざしている。

『No.1 Pure Pedigree』は、キュビズム創始者の一人、ジョルジュ・ブラック(1882-1963)の半生をもとにした物語詩集。第一次世界大戦に従軍したジョルジュ・ブラックの生涯とその手記を題材に、第一次世界大戦前後の世界を描く。

ジョルジュ・ブラックの時代から百年が経った2020年の現在も、未だ世界では諍いが絶えない。第一次世界大戦中を生きた芸術家の苦悩と、現代人が抱える苦悩は、通底している部分があるはずと考え、本公演では、第一世界大戦中にジョルジュ・ブラックが感じた苦悩と、令和を生きる私たちが抱える困難を、演劇を通して重ね合わせる。

戯曲の形式としては、通常想定されるようなセリフがある戯曲を用いず、オリジナルの物語詩集を用いる。強い批評性を持つ詩という媒体を戯曲として用いることによって、単なる過去の世界の話としてではなく、現実の世界に肉薄したものがたりを紡ぎ出していく。

そして、劇場には展示スペースを設け、舞台にたどり着く前の空間に展示スペースを設け、美術館のようなインスタレーションを行う。現実の世界と地続きである、劇場に入場してから舞台にたどり着くまでの空間を、作品の一部として活用することで、作中で描かれた世界が遠く離れた過去の世界ではなく、現実の世界であるということを強く示唆する。このことによって、これまで上演を見ていたお客様が、見られる側の世界の一員であることを実感できるような構造になっている。

本作品は、詩・インスタレーション・楽曲・身体・映像・観客がともに劇場に存在し、互いを意味づけし合っているということを活かした、総合芸術としての演劇作品。この作品をとおして、現実の社会に思いを巡らす契機を提供したいと考えているとのことだ。

公演情報

ぺぺぺの会
『No.1 Pure Pedigree』
 
■日時:2020年5月1日(金)〜5月4日(月)
5月1日(金) 18:00
5月2日(土) 13:00/18:00
5月3日(日) 13:00/18:00
5月4日(月) 12:00/16:00
 
■場所:BUoY(北千住)東京都足立区千住仲町49-11(墨堤通り側入り口)
東京メトロ千代田線・日比谷線/JR常磐線/東武スカイツリーライン
「北千住」駅より徒歩10分
 
■料金:
【予約】
一般 2800円 大学生・大学院生 2000円 高校生以下 500円 はじっこ席 1500円
※はじっこ席は、見づらいお席へのご案内になります。
【当日券】
一般 3000円 学生 2200円 高校生以下 1000円
※ほか各種割引あり
 
発売   2月1日(土)より発売
 
■作・演出:宮澤大和
 
■出演:石塚晴日、佐藤鈴奈、熊野美幸、大木菜摘、大矢紗瑛、小澤南穂子、加納彩衣、
岸香保里、栗本朝香、近藤まこと、はぎわら水雨子、原田かづね、日々野本谷、雅哉、松浦みる

■公式サイト:https://pepepepepe.amebaownd.com/  
■Twitter:@pepepe_no_ka
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