2つの時代から戦争を描く 舞台「兵隊日記 タドル/ツムグ」2作品が12月に同時上演

舞台「兵隊日記 タドル」、「兵隊日記 ツムグ」チラシビジュアル

舞台「兵隊日記 タドル」、「兵隊日記 ツムグ」チラシビジュアル

劇団PU-PU-JUICEの舞台「兵隊日記 タドル」と舞台「兵隊日記 ツムグ」が12月に同時上演される。

劇団PU-PU-JUICEは2006年に「映像と舞台の垣根を取り払う」ことを目指して主宰の山本浩貴らによって旗揚げ。風間トオル、浅見れいな、いしだ壱成、川村陽介など、各界で活躍するゲストを招いた公演も数多く成功させ、着実に人気を増してきている劇団だ。

舞台「新・罪と罰」 写真中央は いしだ壱成

舞台「新・罪と罰」 写真中央は いしだ壱成

「兵隊日記タドル/ツムグ」2作品を同時上演!?

今回PU-PU-JUICEが挑むのは舞台「兵隊日記 タドル」、「兵隊日記 ツムグ」という2本の舞台。
「タドル」は第二次世界大戦中、名誉の負傷で戦地から戻った、池田甚八の家族を描き、一方で舞台「ツムグ」の側では戦後70年経過した現代で、『戦争映画』を撮っている若者たちを描く。

2作品のあらすじは以下の通り。

舞台「兵隊日記 タドル」STORY
ある戦争映画の撮影現場。撮影は終わったはずだったが、1人の役者が芝居に納得がいかないので、もう一度映画を撮りなおさせてくれと言い出す。その無謀な提案に誰もが反対するが、その役者はボロボロの日記を取り出して、「池田甚八という兵隊が書いた日記です。どうしてもこの男の考えていたことをちゃんと伝えたいのです」と引き下がらない。しぶしぶ役者たちは、もう一度戦争というものに真っ向からむかい合うことになる。

死んだ兵士が残した日記をもとに、役者達が、《戦争》という《過去》と向き合いながら、1945年という時代を生きた人間の、命の躍動を伝えようと必死にあがく物語。戦争とは一体なんなのか。答えのないテーマに役者たちの戦いが始まる。

舞台「兵隊日記 ツムグ」STORY
名誉の負傷で戦地から戻った、池田甚八が住む池田家は毎日がお祭り騒ぎ。甚八の3人の弟に加えて、嫁、泰子の姉妹も住むこの家には、様々な珍客が訪れ、次から次に事件が起こる。戦争が起きているのは分かるのだが、そんなことよりも目の前の問題を解決することで精一杯。泣いたり笑ったり、大乱闘したりと大忙しだが、どこか明るい雰囲気が池田家にはあった。

甚八の趣味は家族に隠れてつけている日記。その日に起きた事件をつぶさに書く事が唯一の趣味だった。

しかし、その空気も一通の召集令状、赤紙が届くことで一変し、戦争という足音が次第に池田家に忍び寄ってくる。第二次世界大戦という激動の時代を、家族とともに必死で駆け抜けたひとりの名もなき兵隊とその家族の物語。

つまり、2つの物語はゆるやかにつながっており、一方だけでも楽しめるが、2作観ることでより楽しめるという仕掛けになっている。

脚本・演出を務める主宰の山本浩貴のコメントがこちら。

山本浩貴(脚本・演出)
<戦争>という、僕たちが体験していない不思議な言葉。しかし確かに存在した狂気の時代。
言葉でしか知らない僕たちは、人から聞き、読んででしかその姿を知ることができません。そこで、「自分で調べ、自分の言葉で戦争を
語ってみたい」と思い、作品を作りました。
数々の映画や本がありますが、僕たちにしかできない切り口で語りたいと思っていますので、是非見に来ていただけたら嬉しいです。

 
詳細は公式サイトで!
PU-PU-JUICE 公式サイト
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(文:森脇孝/エントレ)
 


公演情報

PU-PU-JUICE 舞台「兵隊日記 タドル」
【作・演出】山本浩貴
【出演】
山下徹大 文音
岩田知幸 飯田祐貴 ジェントル 寒川綾奈 戸田れい 浦まゆ 舟津大地 板東晴 亀田侑樹
劇団PU-PU-JUICE(山本浩貴 久米伸明 松原功 中村奈生実)/三浦力

 
PU-PU-JUICE 舞台「兵隊日記 ツムグ」
【作・演出】山本浩貴
【出演】寺中寿之 西山咲子(劇団PU-PU-JUICE)外岡えりか
成松修 吉本剛士 関口アナム 橘美緒 北川富紀子 有馬健太 大里莉楠 前田隆太朗
劇団PU-PU-JUICE(長島慎治 中野マサアキ 高橋孝輔 田中裕士 谷遼)

2015年12月17日(木)~27日(日) /中目黒 キンケロシアター
PU-PU-JUICE 公式サイト

エントレ
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