劇団・おぼんろ　新作舞台『メル・リルルの花火』の上演形態を変更　YouTubeで配信『ペズロウの幽霊たち』も同時上映

2020年4月17日（金）～4月26日（日）劇団・おぼんろの新作舞台『メル・リルルの花火』が、演者＋カメラによる“サテライト生上演”スタイルで上演される予定だったが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、稽古場や劇場に移動すること自体も控えるべきとの判断から、出演者・スタッフが同じ場所に集まらずに上演できる形態に変更された。主な変更点は、下記の4つとなる。

１．「マルチアングル」から「ノーアングル」へ

予定していたカメラを切り替えて楽しむマルチアングル生上演から、ノーアングル生上演へ変更。Youtubeにて放送されることとなり、それぞれの自宅で楽しむことができる。

２． 9日にわたって進み続ける物語「NINE LIVES STORY」

9日間、14公演かけて『メル・リルルの花火』という１つの物語を紡いでいく。「続きはまたあした」を合言葉に9日間、物語の中で日々を過ごすことができる。公演期間中は上演されたすべての物語の扉が開放されるとのことなので、見逃しても出遅れても物語についていくことができる。

３．全公演を『約束付きイイネ(言い値)公演』にする

全14公演の参加料金をすべて言い値（投げ銭）にする。現時点で日時は未定だが、将来「メル・リルルパーティー」の開催も予定している。

４．『ペズロウの幽霊たち』を同時上映

『メル・リルルの花火』の舞台となるペズロウの村に彷徨う「6人の幽霊たちの物語」を描いた映像作品が同時に上映される。死にとし死せる者たちの過ぎ去りし奇妙な生涯。異世界と現実が混じり合う、なけなしの愛の物語で「メル・リルルの花火」の知られざるアナザーストーリーとなっている。

現在の状況を鑑みて、安全に上演できるよう取り組む劇団・おぼんろのチャレンジに注目したい。