横井翔二郎が企画・出演する新作音楽劇の上演が決定 自身が育った児童養護施設での公演から劇場公演へ発展するプロジェクト
音楽劇『親愛なる灰かぶり村の若カバどもよ、そのメリークリスマス混じりのちょくげばをお天道様が待っていたらどうする』
2026年12月に鹿児島県の若葉学園でワークショップと施設公演を皮切に、2027年1月には鹿児島・東京にて、音楽劇『親愛なる灰かぶり村の若カバどもよ、そのメリークリスマス混じりのちょくげばをお天道様が待っていたらどうする』が上演されることが決定した。
本公演は、俳優・横井翔二郎ががプロジェクトリーダーとなり自ら企画・出演。横井は児童養護施設・若葉学園出身。今回、全ての関係者へ特大の感謝を持って、施設公演から劇場公演へ発展する全国でも珍しいプロジェクトをスタートさせた。
「施設は、僕に『生きる力』と『夢を追う勇気』をくれた場所でした。小さな『やりたい』を否定せず支え続けてくれた先生方や仲間のおかげで、僕は俳優として夢を追い続ける今があります。環境が人生を決めるのではなく、感謝を忘れず、自分らしく選び続けることで未来は自分で選び取れる。そのことを僕自身の人生で証明し、今度は誰かの『選択肢』になりたい」そんな横井翔二郎の熱い思いから本プロジェクトは動き出した。
作・演出は、詩情豊かな物語世界と、観客を“物語の当事者”へと招き入れる独自の作風で知られる末原拓馬。音楽は生演奏で彩るユージ・レルレ・カワグチ。そして親子演劇で定評のあるOffice8次元が主催を務め、子どもから大人までそれぞれの感覚で楽しめる音楽劇を創作する。
なお、本公演は子どもたちも創作へ参加。また、18歳以下の無料招待、同伴者向け施策も予定されている。
噴火の灰に埋もれ、草木も育たない「灰かぶりの村(シンデレラビレッジ)」。そこに暮らすのは、泥と灰にまみれたカバの子どもたち。彼らは、クリスマスにプレゼントを運んでくるというサンタクロースを心待ちにしていました。
しかし、村に現れたサンタは、免許もプレゼントも持たない指名手配中の詐欺師。「プレゼントは灰の中に埋めた」と嘘をつき、何も見つけられなかった子どもたちに、ひとつのおまじないを残します。
「カバはバカ バカは墓場 バカは若葉」
数十年後、その言葉をただ一人信じ続け、自らもサンタとなったかつての少年が村へ帰ってくる。そこで待っていたのは、夢見ることをやめ、あの日のサンタを憎む昔の仲間たちでした。嘘の中に、本当の贈り物はあったのか。奇跡も魔法も起こらない灰降るクリスマスに、何も持たない者たちが想像する力だけで世界を彩る、“ぜんぜん信でぃられない”シンデレラ物語です。
プロジェクトリーダー・出演:横井翔二郎 コメント
横井翔二郎
「若葉学園」にいた当時の僕はきっと揚げ足取りの大変な子供だったと思う。そんな僕に対して、先生方は僕の中にあった「やりたい」を何度も受け止め、小さな夢を叶え続けてくれました。その小さな成功体験の積み重ねが、想像もしなかった世界へ僕を連れて行き、今も夢を追い続ける力になっています。自分の「やりたい」を信じて自分らしく生きようとした積み重ねと、それを人生をかけて支えてくれた先生や見守ってくれた仲間への感謝が今の僕をつくっています。だから伝えたい。夢を追うことは誰にでも与えられた権利だと。やりたいことを「やりたい」ということは全く悪いことではないと。その想いを僕自身が体現し、「ちょくげば」と共に届けます。いつの日か誰かにとっての大きな『選択肢』になれると信じて。
プロデューサー・出演:浅場万矢 コメント
淺場万矢
立場や生い立ち、過去によって未来が決まるのではなく、人との出会いや、一歩を踏み出す勇気が人生を変えていく。そのことを、この作品を通して届けていきたいと考えています。
この作品は、Office8次元がこれまで挑戦してきた「子どもたちへ無料で演劇を届ける」という社会包摂的な演劇活動の、その先にある一つの夢の到達点でもあります。
末原拓馬さんの心を揺さぶる脚本・演出、そして横井翔二郎さんという唯一無二の俳優が紡ぐ物語は、きっと多くの方に希望を届けてくれると信じています。
この作品が、誰かにとって「自分も踏み出していい」と思える小さなきっかけになれば、プロデューサーとしてこれ以上の喜びはありません。どうぞご期待ください。
脚本・演出・出演:末原拓馬 コメント
末原拓馬
過去の話ってのは、未来を心に思い描くときにこそ語るのがいいと相場が決まってる。この公演に僕ぁ信じられないほど軽率に関わっていて、「親友の大切な行事だから」というのが唯一にして最大の理由。当たり前に自分がやるべきだと思っていたし、当たり前だよねというふうに頼んでくれた。何を描くか?ってことに関しては一向に決めないまま具体的に話が形になり始め、秘密基地に集まるがごとく、僕ら会ってはくすくすと笑いながら夢を語り合った。物語についてはいつか自然と思いつくだろうなと思っていたら、ある朝、翔二郎の隣でコーヒーを飲んでいたら信じられないくらい自然にあっというまに出来上がった。こういう物語こそ、長生きするのだということを僕は知っている。一人の男の過去を元にしたこの物語で遊ぶという僕ら(あなたを含む)の今が、これからの僕らの宝物みたいな過去になっていけばと思います。
企画コーディネーター・出演:野村龍一 コメント
野村龍一
飛行機に乗り遅れ、姶良市で降りるはずが鹿児島市直通のバスに乗ってしまい、大遅刻でようやくたどり着いた鹿児島旅行。
けれど、そんな旅路のハプニングよりも、深く心に残ったのは、横井翔二郎と共に訪れた彼が育った養護施設・若葉学園の人たちとの時間だった。
そこで出会った子どもたち、先生方は、びっくりするほど温かくて、一人ひとり皆が心からしょうじろうを愛しているのが伝わってきた。家族より家族のような絆に感じて、軽々しく言うつもりはないけれど、正直、羨ましいとすら思った。
その光景を見た時、しょうじろうの『若葉学園の子ども達に物語を届けたい』という夢は、僕の夢にもなった。
若葉学園から芽が出て、俳優として活躍する横井翔二郎本人から直接届ける“直下型土産話”。
いつかこの芝居が、若葉学園の子どもたちにとって「夢の選択肢」の一つなれば、これ以上嬉しいことはない!
音楽・出演:ユージ・レルレ・カワグチ(#STDRUMS) コメント
ユージ・レルレ・カワグチ
夢とはなんだったか。眠りのなかで見るもの。現在の位置からみて普遍ではなく乖離したもの。叶えるためにあるもの。人それぞれさまざまな規模がある夢は、未知の世界をめくる懐中電灯のようにすらなり得る。では日常が東京から離れて1つの「夢」に向かって走り出すとき、あの日みた夕陽はまた降りてくるのだろうか。ミュージシャンを超えて親友という役割のいま、わたしという存在は翔二郎の夢を叶えるためにあるのかもしれない。