アイリッシュ・エンターテイメントの最高峰ラグース、5年ぶりの来日公演が決定
ラグース
アイルランドの伝統音楽と歌とダンスが織り成すエンターテイメント・ショーが人気の ラグース(Ragus)が2020年11月、5年ぶりの来日公演をおこなう。
ラグースは、伝統的なケルト音楽を中心とした、歌およびダンスのエンターテイメントショーを繰り広げる人気のカンパニーだ。1998年にアイルランドの西、ゴールウェイ湾に浮かぶアラン諸島最大の島、イニシュモア島で発足。2001年に本拠地をダブリンへ移し、世界へと進出する。2002年にはNHKハイビジョンの民族音楽・舞踊シリーズで紹介され話題となった。これまでに、日本をはじめ、ヨーロッパ各国、アメリカ、オーストラリア、南アフリカなどでツアー公演をおこない、すべての地で絶賛を浴びてきた。
「ラグース」とは、ゲール語で“衝動”や“熱望”を意味する。16世紀にイギリスから伝統文化活動を禁止されたアイルランドの人々は、窓の外から見たときに踊っているように見えないよう、下半身のみでステップを踏むことを始めたという。上半身はまっすぐに、手を伸ばし、動かさない。禁止されてもなお、止めることのできない“衝動”が突き動かしたこの踊りこそ、今日見られるアイリッシュダンスへと受け継がれていったのだ。その伝統を、さらなる次元の高みへと進化させたのがラグースである。
ラグース
このカンパニーを率いるのは、ディレクター兼音楽監督のファーガル・マーフィ。アイルランド北部メイヨー州生まれ、アコーディオンの名手にして、アイルランド伝統歌唱法の“シャン・ノース”の歌い手としても指折りの存在。いま、アイルランドの音楽文化における最重要人物の一人と目されている。
ラグース
他のメンバーも皆、アイルランドに起源をもつミュージシャン、ヴォーカリスト、ダンサーだけで構成され、舞台上の全てをライブ(生きる音楽)で届けることをモットーとしながら、アイリッシュ・トラッドの真髄を世界各地に伝え続けている。素早く一糸乱れぬ足さばきが魅力のアイリッシュダンス、フィドルやパイプ、アコーディオンが光るライブバンド、透き通るような懐かしい歌声の女性歌手、これらが三位一体となる彼らのパフォーマンスは、時に烈しく、時に優しく、寂しく、人の心に直接語り掛けてくる。そんな彼らの圧巻のステージを是非、生で直に体感して欲しい。
ラグース
ラグース
公演情報
■会場:横浜市市民文化会館関内ホール 大ホール (神奈川県)
■発売中
■会場:ルネこだいら 大ホール(東京都)
■2020年5月23日(土)発売
■会場:調布市グリーンホール 大ホール (東京都)
■発売中
■会場:昭和女子大学 人見記念講堂 (東京都)
■発売中