映像+演劇のユニット「StarMachineProject」が、無料ライブストリーミングパフォーマンスを配信

2020.4.27
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StarMachineProject scene3.5 映像ライブストリーミングパフォーマンス『Heimat -ハイマート-』メインビジュアル。

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コロナウイルスのせいで、舞台公演が一切できない今の世の中。その一方で、一人芝居の映像配信や「ZOOM」を使った演劇公演など、演者・観客の両方が家にいながら「演劇」を楽しめるような、新しい試みが相次いでいる。大阪のユニット「StarMachineProject(以下SMP)」も、過去作品をライブストリーミングパフォーマンスに生まれ変わらせるという、今までにないオンライン型演劇に挑戦する。開催は2020年5月3日(日・祝)20時から。

StarMachineProject scene『Heimat -ハイマート-』(2018年)

SMPは、作家・演出家のウォーリー木下が代表を務める「sunday」のメンバーで、関西演劇界を中心に活動している俳優・赤星マサノリが主宰するユニット。映像作家としても活躍するその技術を活かし、映像と演劇が有機的に絡み合う、新感覚のパフォーマンスに取り組み続けている。今回上演する『Heimat-ハイマート-』は、2018年に発表した第二作目。故郷を持たない女性の心象風景を、劇場一面を使った映像や、タップダンスなどの身体表現を駆使して表現し、観客から「不思議な感覚」などの声が相次いだ作品だ。

今回のライブストリーミングでは、初演メンバー6人が再集結。彼らがリアルタイムで配信に参加するとともに、赤星を含めた3人の映像作家がオペレーションをして、SMPならではのインタラクティブなライブ配信にしていくという。

赤星からは、以下のようなメッセージが届いた。

オンラインでライブパフォーマンスを楽しんでもらいたい。今、演劇が次々と中止になっていって、公演がなくなっていく事がどういうことか、わかってるつもりでも自分の中で処理できなくて、それでも平気だと思ってたんです。けれど心のどこかで不安を感じてたのか。
そんな折にオンライン飲み会に参加したんですけど、みんなでただ喋って、飲んで。それが楽しくて。癒されて。こういう気持ちになれるって良いなって。今、外で仕事をしないといけない人もいて、そういう人達の為にも僕たちにできることは、家にいる事で。だからこそ何かしたいと。繋がりを感じて安心できるような企画。それはライブじゃないといけないんじゃないかって、そんな気がしたんです。

StarMachineProject scene3.5 映像ライブストリーミングパフォーマンス『Heimat -ハイマート-』イメージ。

本作の観覧は無料だが、4月28日(火)までに予約が必要。まさに「必要は発明の母」という言葉通り、新しい形の演劇が日々発明されていく昨今。本作もまた、ZOOMによるライブ表現の可能性を、また一つ開くようなものになりそうだ。配信当日は前説で、細川慶太良Tapライブ+赤星の出迎えがあるそうなので、冒頭から必見。

上映情報

StarMachineProject scene3.5 映像ライブストリーミングパフォーマンス『Heimat -ハイマート-』
 
■映像・作・演出・出演:赤星マサノリ(sunday/StarMachineProject)
■映像:吉光清隆(PLAYSPACE)、サカイヒロト(WI’RE)
■出演:畠山薫(Cheeky☆Queens)、町田愛、細川慶太良、満腹満(THE ROB CARLTON)、坂口修一
 
■日時:2020年5月3日(日・祝) 20:00~
■料金:無料(要予約・4月28日〈火〉23:59まで受付)
※件名に「Heimat2020」とご記入の上、お名前(エンドロールに載せたい名前or 載せたくない)を本文に書いて、star.machine2018@gmail.comまでメールしてください。5月1日(金)までに観覧URLを送らせていただきます。
■公演サイト:http://akaihoshi45.net/