女優・小芝風花が民放連ドラ初主演!ホラーコメディ『妖怪シェアハウス』今夏から放送へ 酒呑童子・座敷童子・アマビエらも登場
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ドラマ『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)が、2020年夏に放送されることが決定した。
7月期の土曜ナイトドラマ枠で放送される『妖怪シェアハウス』は、映画『魔女の宅急便』や、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で知られる女優・小芝風花が民放連続ドラマ初主演を飾る作品。小芝演じる主人公・目黒澪が、妖怪たちの住むシェアハウスで生活する姿を描く、ホラーコメディだ。四谷怪談のお岩や、酒呑童子、座敷童子、ぬらりひょんといった妖怪が、毎回澪の窮地を同居人のよしみで救うほか、2話では「皿屋敷」のお菊、4話ではアマビエ、6話ではギャルメイクの山姥が登場するとのこと。脚本を、ドラマ『ケイゾク』『SPEC』『民王』の西荻弓絵氏、ドラマ『世にも奇妙な物語』シリーズのブラジリィー・アン・山田らがてがけ、演出を『怪談新耳袋』『怪奇大家族』『ケータイ刑事』シリーズの豊島圭介監督と、『民王』『おっさんずラブ』の山本大輔監督が担当する。
主演の小芝とプロデューサーのコメントは以下のとおり。
小芝風花(目黒澪 役)
今回の作品は、これまで聞いたことがないような題材だったので、「新しい!」と思いました。もともと、妖怪ものやファンタジー要素がある作品などを見るのが好きだったので、「妖怪シェアハウス」への出演が決まり、しかも妖怪たちとルームシェアできるなんて、すごく楽しみです!
私が演じる澪ちゃんは、人に嫌われたくなくて、言いたいことも言えず、騙されてしまったり、いいように人に使われてしまうのですが、私もどちらかというと、人に嫌われたくないと思ったり、言いたくても「今言うと空気が悪くなってしまうな」と考えて言えなかったりすることがあるので、似ていると感じる部分があります。そんな澪ちゃんを、妖怪たちは人間と深く関わることが禁止されているはずなのに、それでも助けてしまう、それは澪ちゃんが持つ真っすぐさや純粋さからだと思うんですね。なので、そこは見ている方々が、「もう仕方ないな、澪は」と、助けたくなるような、応援してあげたくなるような人物を演じられたらいいなと思っています。
今作ではたくさんの妖怪と関わっていくのですが、妖怪は「ゲゲゲの鬼太郎」などを見ていたこともあり、個性豊かで愉快なイメージで、怖いというよりは「面白そう!」とわくわくします。なかには怖い妖怪もいると思うのですが、特に今作で登場する妖怪たちは一人ひとり個性を持ちつつも、現代社会に溶け込んでいて人間味があり、とても親しみやすさを感じます。ただ、ビジュアルのインパクトはすごいと思うので、もし実際に一緒に生活をしたら、最初は澪みたいに怖がってしまうかもしれません(笑)。今作の妖怪の方々のビジュアルもかなりすごいんです!
そんな出演者の妖怪化した姿をはじめ、妖怪たちの自由さや奔放さ、それぞれの個性がとても素敵に輝いている作品です。世の中には、自分の意見を真っすぐ言える強さを持った人ばかりではなく、ちょっと我慢してしまったり、周りの目を気にして何も言えなかったりする人もいらっしゃると思うんですね。なので、このホラーコメディ作品を通して、ちょっと生きづらいと感じていたり、なかなか自分の思うようにできていないと悩む人たちに、笑っていただきながら勇気づけられたり、背中を押してくれる作品になるよう、頑張りたいと思います。
飯田サヤカ(プロデューサー/テレビ朝日)
ドラマのコンセプトをとても明快にわかりやすく、可愛い主演の小芝さんがすべてコメントでまとめてくれるのでプロデューサーはもう言うことはあまりないのですが、18世紀の博物学者は妖怪の定義をこう位置付けました。①過剰 ②欠如 ③誤った配置 ほぼすべての妖怪はこの3つの定義に当てはまり「超自然的」に「異常」であることがイコール妖怪なわけです。
主人公の澪は真面目な現代社会の日本人。周りの様子を見ながら、嫌われないよう、普通に、常識的に、目立たぬように生きてきました。そんな澪が異常で、過剰で、やりすぎで、変な妖怪たちと交わり、毎回彼らの伝承を聞くことで、いつの間にか決められていた「当たり前」や「普通」の価値観が徐々に壊れていき、どんどん自分らしく、変に、強く、自由に、楽しくなっていく。
そんな様子をハイテンションなコメディにくるみながらお届けしたいと思います。つまり、「みんな妖怪になって変になろう!」というドラマです。どうぞよろしくお願いいたします。