歌舞伎が自宅で楽しめる、公式有料動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」がスタート
「歌舞伎オンデマンド」配信作品
松竹株式会社が、本日2020年8月22日(土)に、公式有料動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」を開始することを発表した。
本サービスは、歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」内の専用ページとして開設。システム上は、公式動画配信サービス「MIRAIL(ミレール)」と連携し、課金等の管理が行われる。松竹が保有する歌舞伎の映像には、過去の舞台公演のほか、歌舞伎俳優によるトークイベント等の映像があり、それらを一元的に集約し、簡便に視聴できるようなるという。
第一弾のラインナップも解禁となった。8月26日(水)~9月8日(水)(予定)に、現在上演中の歌舞伎座『八月花形歌舞伎』を配信する。『二月大歌舞伎』の千穐楽以来、5カ月ぶりに幕が開いた歌舞伎座の舞台だ。
『連獅子』(右より)狂言師右近後に親獅子の精=片岡愛之助、狂言師左近後に仔獅子の精=中村壱太郎 (C)松竹
『棒しばり』(右より)次郎冠者=中村勘九郎、太郎冠者=坂東巳之助 (C)松竹
『吉野山』(右より)静御前=中村七之助、佐藤忠信実は源九郎狐=市川猿之助 (C)松竹
『与話情浮名横櫛』(右より)和泉屋多左衛門=市川中車、妾お富=中村児太郎、切られ与三郎=松本幸四郎 (C)松竹
松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助、市川中車、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀という顔ぶれが揃い、初の四部制で上演された全演目をお届けする。
8月26日(水)~9月25日(金)(予定)には、新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』も配信される。2019年12月、宮崎駿原作の漫画全7巻を昼夜通し公演として上演し、大きな反響を呼んだ注目の作品だ。主人公ナウシカを尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナを中村七之助が勤めている。
新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』ディレイビューイング より (C)松竹
新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』ディレイビューイング より (C)松竹
さらに、9月8日(火)~12月7日(月)(予定)には、松竹が保有する歌舞伎の舞台映像ライブラリーより、名演の数々をセレクトした「歌舞伎名演目セレクション」が順次公開される。
なお、新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』の配信を記念して、8月29日(土)に、イープラス「Streaming+」で、ナウシカ歌舞伎夜話特別編『ナウシカ歌舞伎 れんが“家”話』がオンライン配信されることも決定した。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと戸部和久(新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』脚本家)による特別なトークイベントとなっている。
配信情報
内容: 歌舞伎映像の有料配信サービス
開始日時:2020年8月26日(水)17:00
番組編成:松竹株式会社
運営管理:株式会社ビデオマーケット
※「MIRAIL」での映像配信および課金決済の管理
歌舞伎公式動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」ニュースページ https://www.kabuki-bito.jp/news/6304/
配信ラインナップ
配信期間:8月26日(水)~9月8日(水)(予定)
視聴料金:第一部~第四部 各3,300円(税込)
配信期間:8月26日(水)~9月25日(金)(予定)
視聴料金:前編・後編 各2,500円、セット視聴 4,500円(税込)
配信期間:9月8日(火)~12月7日(月)(予定)
視聴料金:1,100円~1,650円(税込)