阿部サダヲ&瑛太が江戸時代を舞台にゼニバトル!中村義洋監督『殿、利息でござる!』特報映像が解禁
『殿、利息でござる!』 (C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
12月9日、阿部サダヲ主演、瑛太、妻夫木聡が共演の痛快時代劇映画『殿、利息でござる!』の特報映像が公開された。
『殿、利息でござる!』は、『武士の家計簿』で知られる磯田道史氏の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を原作とした時代劇。240年ほど前の江戸中期の仙台藩を舞台に、藩の圧政に困窮する宿場町を憂える主人公・穀田屋十三郎こくだや・じゅうざぶろう)ら9人の庶民が、藩に金を貸して、利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿を描く。
公開された特報映像では、阿部サダヲ演じる穀田屋十三郎と、瑛太演じるキレ者の茶師・菅原屋篤平治(すがわらや・とくへいじ)が立ち上がり、お上への銭戦(ゼニバトル)を決意する姿が登場。コミカルながらも、中村義洋監督(『ゴールデンスランバー』『ゆき姫殺人事件』)らしい、カタルシス溢れる熱い展開を予感させる内容になっている。
これまでに、十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内(あさのや・じんない)を妻夫木聡、吉岡宿の住人が集う煮売り屋(飯屋)のおかみで未亡人の“とき”を竹内結子が演じることが明らかになっている。さらに、松田龍平、草笛光子、山崎努といった実力派俳優たちも出演。豪華なアンサンブルキャストが、物語をどう紡いでいくのかも見どころだ。
『殿、利息でござる!』 (C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
【ストーリー】金欠の仙台藩は百姓町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿場町・吉岡藩で、故郷の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。千両=三億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ人のために私財を投げ打ち悲願に挑む。
『『殿、利息でござる!』は、2016年5月14日より全国ロードショー。
映画『殿、利息でござる!』
2016年5月14日(土)大願成就
原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊)
出演:阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 松田龍平 他
監督:中村義洋 制作:松竹、東日本放送 製作:「殿、利息でござる!」製作委員会
給:松竹
公式HP:www.tono-gozaru.jp