”海に纏わるファンタジー”を上演する劇団フェリーちゃんが、永井カイル×西邑卓哲による劇団初となるオリジナル楽曲を製作、公開が決定
俳優のなにわえわみが主宰する劇団フェリーちゃんが、2020年9月30日(水)劇団初となるオリジナル楽曲を製作し、公開することになった。
劇団フェリーちゃんは、2017年より都内劇場にて”貴方と私が幸せな航海”をモットーに、”海に纏わるファンタジー”を上演している。2020年9月に花まる学習会王子小劇場にて、5回目の本公演となる『Ma les me Role ~マルムロール~』の上演を予定していたため、6月に公演で使用するオリジナル劇中曲を製作するためのクラウドファンディングを実施し、25日間で357,000円の支援が集まった。その後、7月25日の時点で、同公演は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、2021年秋に公演を延期することを決定したが、劇中曲に関しては先行して製作、公開することになった。
作曲を担当したのは、2017年公開の映画『カメラを止めるな!』の音楽を担当し、第42回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞された永井カイルと、2015年、2016年、2020年にディスクユニオン週間インディーズチャートで1位にランクインを果たした、ポスト・ニューウェーブバンド『FOXPILL CULT』の西邑卓哲の2名。作詞と歌唱は、劇団フェリーちゃん主宰であり、東京学芸大学大学院修了後ボイストレーナーとしても活動する、なにわえわみが担当している。
9月30日(水)22時に劇団フェリーちゃんのYouTubeチャンネルにて、2つの劇中曲の一部分が公開され、劇中曲全編のデータはネットショップBASEにて1曲150円で購入することも可能だ。また、劇中曲全編を使用したミュージックビデオの製作、公開を今冬に予定している。
『Ma les me Role ~マルムロール~』は、中世ヨーロッパでの黒死病の流行を題材にしたファンタジー作品。ラングラント王国の女王シェリーと仲間達は、国中で流行する未知の病を鎮めるため、願いのイシをめぐって冒険を繰り広げる。今作は、2017年4月に劇団フェリーちゃんの旗揚げ公演で上演した演目のリニューアル作品となる。
1年後に控える公演に先駆けて展開される『Ma les me Role ~マルムロール~』の世界観に期待したい。