高畑充希、4年ぶりにミュージカルで主演 悩める現代女性を全力で応援する、ミュージカル『ウェイトレス』の上演が決定
高畑充希
2021年3月日生劇場にて、高畑充希主演による、ミュージカル『ウェイトレス』が上演されることが決定した。
WAITRESS US Touring productions photo by Daniel Lippitt
本作は、アメリカ映画「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」(2007年)をベースに製作された、ブロードウェイミュージカル。2016年3月にブロードウェイにて上演が始まると、瞬く間に記録的興行成績を上げ、全米ツアー公演、及び、ロンドン・ウェストエンド公演も大盛況となった。グラミー賞ノミネート歴を持ち、楽曲を手掛けたサラ・バレリスを始め、脚本、作曲、演出、振付の主要クリエイティブを全て女性クリエイターが担当したことがブロードウェイ史上初の出来事として注目を集め、そのキュートな世界観が女性の心をわしづかみにし、圧倒的な支持を得た。
WAITRESS US Touring productions photo by Daniel Lippitt
WAITRESS US Touring productions photo by Philicia Endelman
日本で初上演される今回、現地に赴き何度も同作を観劇した高畑充希が主演を快諾。2020年5・6月に帝国劇場『ミス・サイゴン』ヒロインのキム役でミュージカルに3年ぶりに出演することが決定していたものの、新型コロナウィルス感染拡大のため公演自体が中止となったため、今作『ウェイトレス』のジェナ役が4年ぶりのミュージカル出演となる。高畑充希演じるジェナは、アメリカ南部の田舎町にあるレストランのウェイトレスで、束縛の激しい夫のアールと縁を切り、自立したいと思っていた矢先に、アールの子を妊娠していることに気付き、さらに、診察を担当する産婦人科医のジムとの出会いで、人生が大きく動いていくという難しい役どころ。NHK連続テレビ小説や民放ドラマ、数々の映画の主演も背負ってきた高畑が、ミュージカル=“ホームグラウンド”で、20代最後の年に間違いなく新境地を開拓するだろう。
WAITRESS US Touring productions photo by Philicia Endelman
妊娠・出産・離婚・自立・養育など、一人の女性の人生の岐路を、キャッチーな楽曲に乗せ、同僚女子との仲良しトークと、レストランに集う一風変わった客との交流を通し、とびっきりキュートでポップにユーモアを交えて描く本作に期待しよう。
WAITRESS US Touring productions photo by Tim Trumble
主演 ジェナ役:高畑充希 コメント
数年前、ブロードウェイでこの『ウェイトレス』という作品に出会いました。
劇場の中には、お客さんみんなの作品に対するワクワクとした気持ちと、売り子さんが売り歩く本物のパイの甘い香りが充満し、夢のような空間でした。そんな中でたっぷり味わった『ウェイトレス』。女性のパワーを存分に感じられるストーリーはもちろん、サラ・バレリスさんが手掛けられた楽曲たちが素晴らしく、終演後猛ダッシュでサントラCDを買いに行ったのを覚えています。
すっかり作品のファンになってしまった私は、その後もロンドンとNYでおかわり観劇。そして今回、ご縁があって日本版に出演させていただくことになりました。
こんな時代だけれど。こんな時代だからこそ。
観た後にとっても元気になれるこの作品を皆さんにお届けできる幸せを噛みしめながら、頑張りたいと思います。皆さんと、どうか健康で、劇場でお会いできますように!
アメリカ南部の田舎町。そこにとびきりのパイを出すと評判のレストランがある。ジェナ(高畑充希)は自分の頭にひらめくパイを作っている時が一番幸せで、いつかパイのコンテストに出て賞金を稼ぎ、ダメ男の夫・アールと別れ、人生をやり直すのが夢。しかし、そんなある日、アールの子を妊娠していることに気付く。訪れた産婦人科で若い男性医師・ジムと出会い、互いの人生について話し合ううちに、いつしか二人は惹かれ合い、ジェナの人生は大きく動き出すのだった。
公演情報
会場:日生劇場
音楽・歌詞:サラ・バレリス
オリジナルブロードウェイ振付:ロリン・ラッターロ
オリジナルブロードウェイ演出:ダイアン・パウルス