シンセ番長・齋藤久師が送る愛と狂気の大人気コラム・第八十三沼 『男が男にモテモテ沼!(後編)』

2020.11.12
コラム
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イベント/レジャー

上手い。
さすが渓流で慣らしただけはあるよな。
 
じゃあ、本番!秘密の池へ行こう!
我々は、私のジープに乗り換えて次の場所へ移動した。
車中では意外な話が激しく交差した。
 
あっちゃんは実はシンセサイザーをやっていて、今も持っている。そしてユーロラックが欲しいのでバーチャルで試しているという事だ。
 
更に、アメリカのコーネル大学を卒業し、建築家の資格まで取得したのに、日本に帰ってきたから全く使えない話w
 
仲間だなコイツw
 
また、あっちゃんはこんな話をしてきた。
 
あっちゃん「久師さん、実はボクね、昔、ほんとに子供の頃にバス釣りに熱中してたんだ......」
 
久師「マジで? なんでやめちゃったの?」
 
あっちゃん「それがさあ..............」
 
本当に落ち込んだ顔で口籠るあっちゃん。しかし次に出た言葉が
 
あっちゃん「釣具、全部ぬすまれちゃってさ........それでショックで...............」

わかるっ!わかるよあっちゃん!ボクだってそうだ。もしも、いま使っている道具を全部盗まれたら、釣りをやめる、いや記憶から消し去りたいと思うだろうよ。

子供の頃にコツコツ何年もお金をためて買った釣り道具...........。

久師「それで渓流にいったんだね」

あっちゃん「そうだね。そうかもね。」

そこで私はまたしてもあの言葉を思い出していた。先日、便通(BENTSU)の井松部長に伝えた言葉だ。

「釣り師は 心に傷があるから釣りにいく。しかし、彼はそれを知らないでいる。」

この林房雄の釣り名言は、本当に、いや、本当にグっとくるんだよ。

程なくして秘密の池についた私とあっちゃん。

いきなり真っ暗闇の状況でバックラッシュと格闘するあっちゃんw

金網にルアーをひっかけて頓挫するあっちゃんw

アメリカで建築家の資格を取ったにもかかわらず、なんの役にもたたないあっちゃんw

でもいいじゃん!綺麗な奥さんとお嬢ちゃんたちと幸せにくらしてて!

あれだけ忘れたかった、釣具を盗まれた過去を再び受け入れ、再度挑戦しようとするあっちゃん。君は素晴らしいよ!

しかし、この日あっちゃんは1匹も釣る事ができなかった。

そのかわり、私がチビバスと巨大カエルを釣り上げあっちゃんにこれでもかと自慢しまくった。

そしてあっちゃんは、子供の送迎をすると言って朝の4時きっかりに中学生の顔に戻って埼玉まで颯爽と帰っていった。

さて、今日はオマケに今 最も私を愛しているであろう1人の男を紹介しよう。

はい!先ず前向いて〜

お!マウンテンハットにCV/gate Tシャツ。さりげなく「Downfall/saito」のアルバムが置いてあるのもいいね。

じゃあ、斜め向いて〜

ん〜、いいね!レイバンのウェイファーラーもカッコいいじゃん。時計とロットンブレス!靴まで一緒だ。

アラジンのストーブもお揃いだね。

じゃあ、こんどはもうちょっと近づいて〜

あれ?ゴーツェンのランヤードまで一緒だな

じゃあ、帽子とマスク取ってみて〜

ちゃうやん。ボクちゃうやん。

じゃあ、下向いて〜

ハゲとるやん!

というわけで、大阪府在住、齋藤久師の完全コスプレーヤー(髪の毛以外)muckさん  独身でした!

(これ、業界じゃあ、かわいがりっていうんやで)

左 偽物 右 本物

というわけで、次回は真面目にやります。すみませんでした!私の事は嫌いになっても、沼は嫌いにならないでください!

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