大沢たかおの“1ヶ月半で10キロ減量”する役作りに驚嘆の声も 『INSPIRE 陰陽師』スペシャルトークレポート
左から、田口トモロヲ、山本耕史、大沢たかお、古川雄大、村井良大
12月27日(日)、『INSPIRE 陰陽師』のスペシャルトークライブ生配信イベントが行われ、大沢たかお、古川雄大、村井良大、田口トモロヲ、山本耕史が登壇した。
2020年12月31日(木)より東京・日生劇場およびライブ配信で開幕する『INSPIRE 陰陽師』は、陰陽思想・陰陽五行論のもと、天文や暦の知識から森羅万象を読み解いた“陰陽師”をテーマに制作される公演。10年ぶりの舞台主演を果たす大沢たかおが安倍晴明を演じ、藤原兼家役で古川雄大と村井良大(Wキャスト)、芦野道隆役で田口トモロヲ、歌人・蝉丸役で山本耕史が出演する。
上演を4日後に控えたスペシャルトークライブには、大沢、古川、村井、田口、山本の主要キャスト5名が登壇。配信は、『INSPIRE 陰陽師』公式Twitter(@inspireOMJ2020)で行われた。座長・大沢たかおの掛け声でイベントはスタート。登壇キャストらはカメラに向け手を振りながら和やかな雰囲気で挨拶した。大沢から指名を受けた山本は、本作の背景となった舞台設定やストーリーを紹介。続いて、登壇キャストの役どころについてのトークへ。本作で初の“陰陽師”役に挑戦する大沢は「平安時代の陰陽師・安倍晴明を演じる大沢たかおです。平安時代で有名なこの安倍晴明が今の令和時代に登場したらいったいどうなる?というところが楽しめる作品で、一生懸命に稽古しています」と語る。ダブルキャストで藤原兼家を演じる古川は「藤原道長のお父さんにあたる役で、この作品のなかでは時間を動かしたりもして、安倍晴明の親友という役で登場します」と説明。同じく藤原兼家を演じる村井は「兼家という役は令和時代にも魂というか、想いを受け継ぐ存在が登場するので、そこを注目していただきたいです」と、注目ポイントを挙げた。
芦野道隆役の田口は「”芦野アカデミー”というスピリチュアル団体を主催しており、闇に魅入られたカリスマ性をもつスピリチュアリストを演じています」と、歌人・蝉丸役の山本は「平成の頃から晴明様のお使いをしていて、身の回りの世話をしたり、時にはびわを弾いたり、歌をしたりと、令和まで27代に渡り晴明様の言いつけをまもって1000年の間、晴明様を探し続けてやっと出会えたというのが令和時代まで続いてきますので、そういう設定を楽しみにしていただけると思います」と、それぞれの役への期待を口にした。
ドラマや映画・漫画・ゲームなど、「陰陽師」をテーマにした作品は多い。そんな中、キャスト陣は、平安と令和を跨ぐ『INSPIRE 陰陽師』の世界観にも言及。山本は「見どころはたくさんありますけど劇場に入ってきてまず目を引くのがLEDの装置ですごく綺麗。映像がずっと動き続けていて街の様子が変わっていく、風や街の空気感も感じられる。そしてファイバービームという舞台ではなかなか体感することはないような装置も使われています」とアピール。田口は、「ファイバービームは客席でキャスト、スタッフのみんなで演出を確認した時に『やばい、やばい、やばい!』というざわめきが起こりました。今回は“目”が楽しい舞台になっていて照明演出も見どころになっているので皆さんも楽しみにしていてください」と語った。
村井は「立体音響が今回採用されているんですけど劇場内のいたるところにスピーカーが配置されていて自分も色んな舞台を観ている中でこれだけ多くのスピーカーが置いてある舞台は観たことがないです。四方八方にスピーカーがあるので後ろから音が近づいてきたり、音が立体的で音の流れを感じることの演出になっている。舞台を平面的に観るのではなくお芝居を一緒に体感することが出来るので臨場感も感じていただけると思います。このシステムは実際にトニー賞で音響デザイン賞も受賞しているシステムで観て聴いて楽しい作品になっていると思います」と、舞台の裏側にも触れる。
左から、田口トモロヲ、山本耕史、大沢たかお、古川雄大、村井良大
イベント中には、「#INSPIRE陰陽師トークライブ」のハッシュタグで、リアルタイムでLIVE配信を視聴していたユーザーからのコメントを読み上げる場面も。「厳しかった1年を華やかな舞台で締めくくり、新しい年を迎えられるのが嬉しいです」「大沢さんが時代を跨ぐ、っていうと感慨深い。現代が良き方向へ向かいますように」「劇場にも行きますが、LIVE配信ありがたい!大晦日に今年の厄払いに行きます」「お正月に家族でまったり配信を楽しみたいと思います」といった感想を読み上げていた村井は、「もうリアルタイムで6千人超え、すごいですね!」と喜びの声をあげ、キャスト陣も笑顔に。
また、古川が「そういえば、最近痩せましたね?」とのユーザーからの質問を投げかけると、大沢は「そう、痩せた、10キロも。1ヶ月半くらいかな? プロデューサーからやせろと言われてね(笑)」と明かす。この答えに、ゲストたちは目を丸くして「すごい!」と声をあげていた。また、「歴史を知らなくても楽しめますか?」との質問に対し、大沢は「ぜんぜん、前情報なくても楽しめます。むしろ、なんの情報もないままの方も良いかと。ライブ配信ではちょっとしたサプライズも混じえている演出も楽しめると思います」とコメント。そんな中、リアルタイム視聴者数が10万人を突破するなど、配信は盛り上がった。
最後に、大沢は「『INSPIRE陰陽師』で2020年を締め、2021年がより良い年になるきっかけになるような舞台になれたらと思いますので、みなさんぜひ大晦日からの舞台とライブ配信もみてください!」と熱い思いを語り、イベントを締めくくった。