『初春海老蔵歌舞伎』千穐楽公演、歌舞伎本興行史上初の有観客オンライン生配信が決定　市川海老蔵「このような時だからこそ前を向いて」

本日1月3日（日）に初日を迎えた『初春海老蔵歌舞伎』の千穐楽公演が、Huluにてオンライン生配信されることが決定した。

『初春海老蔵歌舞伎』は、2021年1月3日（日）から17日（日）まで、新橋演舞場にて上演される公演。歌舞伎俳優・海老蔵の新橋演舞場お正月興行は2014年にはじまり8年目を迎えるが、公演名に「海老蔵」を冠したものは今回が初めて。コンセプトには、伝統芸能としての歌舞伎への思いが込められている。公演は昼夜同一で、4つの演目を上演。3幕目「お年玉」では、長女の市川ぼたんと長男の堀越勸玄が、それぞれ舞踊で出演する。

千穐楽公演の生配信は、公演の即日完売と、コロナ禍の中で劇場に来ることができない日本全国のファンのために実施することが決定。歌舞伎に限らず無観客での配信は増えているが、歌舞伎本興行での有観客での生配信は400年を超える歌舞伎の歴史史上初めてのこと。

生配信決定を受けた市川海老蔵のコメントは以下の通り。

 

市川海老蔵

1年振りの東京での長期公演となる「初春海老蔵歌舞伎」がいよいよ初日を迎えます。出演者・スタッフ一丸となって感染対策に取り組んで公演を致しますが、コロナ禍の今、劇場にお越しになれない方が全国に多くいらっしゃいます。このような時だからこそ前を向いて、伝統文化、さらには日本の劇場文化の灯を絶やさないよう、歌舞伎史上初となる歌

舞伎本興行の千穐楽生配信をさせていただくことになりました。

今は苦難の日々が続きますが、新年の幕開けにふさわしい華やかな演目を上演いたしますので、画面を通して俳優のエネルギーを感じていただき、全国どこからでも幸せな時間を一緒に過ごしていただければと思います。

市川海老蔵

 

なお、配信は、本日1月3日（日）10時からスタートしている。また、2021年1月24日（日）23時59分までアーカイブの視聴も可能だ。