“超虎”スーパー・タイガーと“野獣”藤田和之がまさかのタッグ結成! メインは船木誠勝vsケンドー・カシンの初のマッチアップ(一騎打ち)! 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス3・3後楽園決戦、対戦カード発表会見。

レポート
スポーツ
2021.2.14

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初代タイガーマスク佐山サトル率いるストロングスタイルプロレスが2月4日、ホテルルポール麹町にて記者会見を開き、3・3東京・後楽園ホール大会の一部対戦カードを発表、選手たちが登壇し意気込みを述べた。

平井丈雅代表「『初代タイガーマスクストロングスタイルプロレスvol9~初代タイガーマスクプレ40周年記念興行~』の記者会見をおこなわせていただきます。まず、1981年4月23日蔵前国技館におきまして、初代タイガーマスク佐山サトル総監は、タイガーマスクとしてデビューを果たしており、本年2021年4月23日が40周年に当たります。その前日4月22日に(タイガーマスクデビュー40周年記念の)後楽園大会をおこないます。その後40周年記念イヤー興行といたしまして、7月、10月と後楽園ホール大会を続けておこないます。3月3日大会におきましては、本来1月28日におこなう予定でしたが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の影響により、団体として延期を決定させていただき、あらためて3月3日水曜日、後楽園ホールでの大会を発表させていただきました」

初代タイガーマスク「お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。次回大会は3月3日となります。いま、プロレスがすごく揺れてます。コロナの影響もありますし、プロレス自体も揺れてます。良い揺れなのか悪い揺れなのか、みなさんで判断してください。昨年までのうちの動きと、今回の厳選された選手たちの動きはまるで違います。どんどん成長しています。この試合を全国のみなさんに見てもらいたい。こういう意気込みで、自信を持っておすすめしたいと思います。是非みなさんよろしくお願い致します」

平井「また、本年40周年イヤー用のロゴを作成中であります。本日2タイプを提示させていただきましたが、最終版が完成次第、お送りさせていただきます。ロゴには過激な仕掛け人、初代タイガーマスクを生んだ新間寿会長が佐山総監に名付けた闘う神、『闘神』という文字を入れさせていただいております。初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス、一般社団法人初代タイガーマスク後援会共催として後援会様に多大な力をいただいて大会をおこなっております。その公式サイト(http://www.firsttiger.jp)を明日(2月5日)の10時にオープンさせますのでこちらの方もご覧になっていただけたらと思います。そして、佐山総監のお言葉のように、昨年の3月より、ストロングスタイルプロレスでは女子プロレススペシャルマッチに力を入れております。毎回1試合厳選の試合をお届けしておりますが、今回も女子プロレススペシャルマッチを用意させていただきます。その試合につきましては近日中にあらためて発表させていただきます。本年も一年間魅力的なカードをお届けしたいと思いますので、お楽しみにしていただければと思います。また、後日あらためて正式に発表させていただきますが、佐山総監、新間会長が新たな女子プロレスの選手を今後デビューさせるという構想・プロジェクトをいま練っております。正、初代タイガーマスク佐山サトル総監が選抜し、育てる女子プロレスラーの登場もお楽しみにしていただければと思います」

(続いて各試合毎の出場選手がコメント)

▼タッグマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(ストロングスタイルプロレス)&日高郁人(ショーンキャプチャー)vs阿部史典(プロレスリングBASARA)&アレハンドロ(フリー)

アレハンドロ「3月3日、後楽園ホール大会にストロングスタイルプロレス初参戦させていただきます、フリーのアレハンドロと申します。この試合は、ストロングスタイルプロレス、ボクの初戦になりますので、次回に繋げられるように、しっかり爪痕を残して、また呼んでいただけるような闘いをしたいと思っております。よろしくお願いします」

阿部史典「このような素晴らしい団体に連続して3月も参戦させていただけることをとても光栄に思っております。そしてこのストロングスタイルプロレスの名に恥じないような、いまのプロのレスリングの試合をしっかりと見せた上で、自分はアレハンドロ選手と勝利を掴みたいと思います。よろしくお願いいたします」

日高郁人「今回、再びストロングスタイルプロレスの第1試合を務めさせていただきます。第1試合というのは、プロレスの興行において非常に重要です。この尊敬します佐山サトル先生のストロングスタイルプロレス、この第1試合をですね、私とスーパー・ライダー選手、そして、対戦相手として阿部史典選手、アレハンドロ選手の若い2人が並びましたので、素晴らしい試合をして、そして、ライダー選手と私はまだまだね、若い2人を相手にしても、まだまだ若いんだと。そういった試合をして、このイベント、そして来月(4月)に控えます佐山先生の40周年、そこに向けて一気に弾みをつけるような試合にしたいと思います。よろしくお願いいたします」

――(アレハンドロへ)ストロングスタイルプロレスには初参戦。いつもは空中技を得意としているが、ストロングスタイルということでいままでと違うところは?

アレハンドロ「ボクのプロレスのスタイルはルチャリブレ、空中殺法というものを使っているので、ボクにしかできない、ボクらしさを前面に出したいと思っております。ストロングスタイルのプロレスを感じながら、ボクのプロレスをアピールしていきたいと思っております」

――(阿部へ)アレハンドロからは「爪痕を残す」という言葉があったが、阿部選手もかなり爪痕を残してきている。今後ストロングスタイルプロレスで狙っていきたいものや目標は?

阿部「爪痕を残すっていうのは、ストロングスタイルプロレスに限らず、常に自分は心がけていることでありまして、こうやって継続して参戦させていただいているなかで、やはりトップ戦線に絡んでいく、上の方に絡んでいくというのは自分の常の目標でありますので、この試合ももちろん爪痕を残した上で、勝ちを自分が取って、勝ち名乗りを受けた上で、上のトップの戦線、ベルトの戦線に絡んでいきたいと狙っております。ハイ、よろしくお願いします」

▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合60分1本勝負)
〈王者〉間下隼人(第4代王者/ストロングスタイルプロレス)vs〈挑戦者〉高岩竜一(フリー)

高岩竜一「間下隼人とタイトルマッチ。前回、前々回、KO、そして完璧なピンフォール。そのような結果を残してタイトルマッチにこぎつけましたが、ボクも30年近くプロレスやってて、タイトルマッチはもう数知れず、もう忘れたくらいやってるんですけど、やっぱりチャンピオンっていうのは強くないとならない、人気も絶大でないとなれない。彼にはなにもない。ちょっとケチョンケチョンに言っちゃいますけど。そこで、このUWAアジアパシフィックヘビーっていうベルトも、なにも似合ってない。ここで私が一発取って、このベルトとともに成長していけたらと思います。そして間下ね、佐山先生がいる前で愛弟子に言うのは心苦しいんですけども、ヨカタ気質が抜けてないですね、彼は。ヨカタなんです。そこを鍛え直して。これだけ言えば、なにか心の中のものが燃えて、いい試合になると思います。よろしくお願いします」

間下隼人「(高岩には)前々回KO負け。前回ピンフォールと、ものの見事に負けております。高岩さんが仰ったとおり、チャンピオンというのは強くなくちゃダメだ、人気もなくちゃダメだと。非常に言葉が詰まり、痛感しております。ボクがベルトを持っているので王者という形、肩書になってますけど、ボクはベルトを持って高岩さんに挑戦するくらいの気持ちを持って、ヨカタ気質を捨てて、しっかりとぶつかっていこうと思います。そうですね、佐山総監、佐山先生の前ですから、恥をかくわけには、気持ちを引くわけにはいかないので、ここに誓おうと思います。しっかり結果を残して、4月22日の40周年記念興行にベルトを持って参戦したいと思っております」

――(高岩へ)ベルトを取ったら次に防衛戦をしたい相手は?

高岩「とりあえず獲って、このUWAアジアパシフィックヘビーというベルトも、あんまりこう、そんなに聞かないんで、ボクとともに知名度を上げていって、ボク色に染めてあげていきたいなと。挑戦者はその時のタイミングで、流れに任せたいと思います」

――(間下へ)高岩にはノンタイトルながら2連敗だが、防衛だけではなく内容でも上回って勝ちたい? それともベルトを守ることが第一?

間下「前者の内容も上回ってしっかり、高岩さんの知名度を借りて、ベルトの価値を上げていこうかなと。まだボクで4代目なので、ここから色も染まっていくと思うんで、超竜の色に染まらず、ボクの色に染めていきたいと思っています。すべてを超えた上で、勝ちたいと思ってます」

▼セミファイナル タッグマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(第15代レジェンド王者/ストロングスタイルプロレス)&藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)vs河野真幸(フリー)&将軍岡本(フリー)

河野真幸「以前、このリングに呼んでいただいて試合をして、しばらく間は空きましたが、お声をかけていただき、また佐山先生のリングで試合できることを嬉しく思っております。よろしくお願いします」

スーパー・タイガー「今回、対戦カードが、まさか藤田選手とタッグを組むという形になり正直驚いています。団体の方針として、またこれから2021年のこのストロングスタイルプロレスをしっかりと盛り上げるためにも、今回の対戦相手、河野選手、将軍岡本選手、大型の選手とのまた闘いが、これからの新たなテーマになってくると思いますので、そこでパートナーの藤田選手にも負けないように、しっかりとアピールしていきたいと思います」

――(スーパー・タイガーへ)藤田とのタッグは自ら希望したわけではないようだが、いままでベルトを懸けて争ってきた藤田とすんなりタッグを成立させることは可能?

スーパー「そうですね、正直、まず驚きが第一にあったので、組むとなったら心強い部分もありますけど、味方であり、敵でもある。いつどういう状況になるのか、1vs3になるのか、ちょっと状況が読めないんで。ただ、もともとの闘いの源流は同じ、猪木会長から初代タイガーマスクへと続く、ストロングスタイルのDNAが(藤田選手に)詰まっておりますので、その部分ではタッグを組む以上、すごい自信にもなります」

――(河野へ)約2年半前に参戦したときとくらべてスーパー・タイガーが成長したと思う点、変わった点など思うところはあるか?

河野「前回ボクが参戦していた頃は、ボクも自分のことで手一杯というか、パートナーとどうプロレスをやっていくかっていうのをテーマに頑張ってたんで、正直、他のカードとか対戦カードとか、記憶にない、意識はしてないですね。なので今回対戦カードを見て、藤田さんとチャンピオンのスーパー・タイガーさんの試合は非常に楽しみにしております」

――(スーパーへ)40周年記念興行を前に、河野選手と闘うことにどういうテーマを持っているか、どんな闘いをしたいか?

スーパー「まず河野選手、私の一番印象に残っている部分としては、やっぱり、全日本プロレスからWRESTLE-1、そしてその間にパンクラスで総合格闘技の方にも挑戦した。そういった我々に近い部分を持っている。王道からストロングスタイルプロレス。いろんな部分で強さをしっかりと持った、その中に今回の初代タイガーマスクプレ40周年、そのなかで私と河野選手、そして藤田選手、将軍岡本選手がどういった闘いの形を見せられるのかに今年の2021年がかかっていると思ってますので、その覚悟をしっかり持って挑んでいきたいと思っています」

――(河野へ)スーパーは藤田からレジェンドチャンピオンシップを奪取して現在チャンピオン。今後参戦するにあたり、ベルトへの意識はあるか?

河野「そうですね、どこのリングでも団体にに参戦させていただく以上は、(その団体の)一番のベルトを。ボク、いまフリーなんで、ベルトっていうのはやっぱりあれば発言権なり、プロレスの権威だったり、自分の商品価値が上がると、評価されると思うので、ボクの視野にはチャンピオンのベルトは入っております。だから、もしかしたら、もしかします」

初代タイガー「次回の試合ですが、日高選手のコーチングをはじめ、河野選手、高岩選手も、間下も、みんなが待ち望んでいるのはスーパー・タイガーの本当のプロレスの上手さ、隆起する姿。今のままではダメだっていう、みんなの意識、それにどれだけ応えられるかっていうことをボクは期待してます。どれだけ良い試合をしてくれるか、どれだけ良い練習をしてくれるか、実力はかなりのものを持っているにも関わらず、お客さんからの反応が悪かったり、かなりのスター性を持っているにも関わらず、みんなが盛り上げていこうとしているにも関わらず、本人の姿が、日高選手のコーチングのおかげでどこまで隆起してくるか。この一言にボクは期待してます。どれだけプロレス自体が上がっていくかは、スーパー・タイガー、この男の本当の上手さができるかどうか、どこまで育っているのか、それにかかっていると思います。それを期待して、この試合をボクは見ていきたいなと思います。本当に頑張ってもらいたい。スーパー・タイガーだけではなくて、みんなも本当に頑張ってもらいたい。船木選手、ケンドー・カシン選手、もうできてる選手も、それは当たり前です。また、久々に参戦いただく河野選手がどこまで上がっていくのか、こういうのも期待してますし。とにかく次代のエースを待っている我々がいるということを忘れないでほしい。ストロングスタイルファンのあの温かい声援に応えられるような選手が、どれだけその練習によって盛り上がってこれるのか、そういうところまで考えて、そういう責任があるかどうかというのを見てみたいです。本当に頑張ってもらいたい」

このように記者会見は初代タイガーマスク佐山サトルより愛弟子スーパー・タイガーへの飛躍を期待する思いで締めくくられた。第15代王者として団体の至宝を奪還したスーパー・タイガーが師匠の期待に応えられるか!船木vsカシンの大一番と共にスーパー・タイガーの闘いに注目したい!

【発表対戦カード】
▼メインイベント シングルマッチ60分1本勝負
船木誠勝(フリー)vsケンドー・カシン(はぐれIGFインターナショナル)

▼セミファイナル タッグマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(第15代レジェンド王者/ストロングスタイルプロレス)&藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)vs河野真幸(フリー)&将軍岡本(フリー)

▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合60分1本勝負
[王者]間下隼人(第4代王者/ストロングスタイルプロレス)vs[挑戦者]高岩竜一(フリー)

▼タッグマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(ストロングスタイルプロレス)&日高郁人(ショーンキャプチャー)vs阿部史典(プロレスリングBASARA)&アレハンドロ(フリー)

※他対戦カードは後日発表。

イベント情報

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスvol.9~初代タイガーマスク プレ40周年記念興行~』

 日時:3月3日(水)18:00試合開始
 会場:後楽園ホール(東京都)

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