井上芳雄×小池栄子×朝海ひかる×山西惇 井上ひさし作『日本人のへそ』がWOWOWで放送決定

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舞台
2021.3.8
上段左より井上芳雄、小池栄子 下段左より朝海ひかる、山西惇

上段左より井上芳雄、小池栄子 下段左より朝海ひかる、山西惇

 

2021年3月6日(土)に紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAでの公演がスタートした、こまつ座第135回公演『日本人のへそ』が、2021年夏、WOWOWにて放送されることが決定した。

本作は、喜劇、ミュージカル、日本語、推理劇、そしてどんでん返しの連続で、好きなものをこの一作にすべて注ぎ込んだ井上ひさしの劇作の原点ともいえる作品。東北へのオマージュを込めて10年振りに上演される本作に出演するのは、井上芳雄、小池栄子、朝海ひかる、山西惇、ほか豪華キャスト。息をもつかせぬスピード感で疾走する、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、エネルギッシュなこの音楽劇を、大胆かつ巧緻に演出するのは、鬼才、栗山民也。井上ひさしが作品へ込めつづけた徹底した言葉へのこだわり、その原点ともいうべき本作。「言葉と必死で格闘する人びと」の姿を感動的に描く。

あらすじ

「成人の夜尿症。男性なら口ひげや胸毛、女性なら陰毛や体毛の生えない貧毛症や無毛症。頭髪が大小の円型に欠落する円形脱毛症をはじめとする種々の脱毛症。つまり禿。腋臭症。双成り。太りすぎ。出っ歯。そして吃音症・・・・・・いずれも人間の生命に差し支えるような病気ではありません。しかし、人間の尊厳には大いに差支えのある病気であります。中でも吃音症、吃りは、唯一の、真の人間的病気でありますから、人間の精神に決定的損害を与えます。」自分に関係ない言葉は吃らない、歌を歌うときは吃らない。ならばミュージカルが一番と提唱するうさんくさい大学教授が仕立てた治療劇は浅草ストリップの華、ヘレン天津の一代記。

放送情報

こまつ座第135回『日本人のへそ』
 
放送日時:2021年夏放送予定
作:井上ひさし
演出:栗山民也
出演:
井上芳雄 小池栄子
朝海ひかる
久保酎吉 土屋佑壱
前田一世 藤谷理子 木戸大聖
安福 毅 岩男海史 山﨑 薫 大内 唯
山西 惇
ピアノ・朴 勝哲
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