10周年を迎える国内最大規模の室内楽の祭典『サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン 2021』が開催

 

2021年6月6日（日）～27日（日）の22日間、サントリーホール ブルーローズ（小ホール）にて『サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン 2021』が開催される。

『チェンバーミュージック・ガーデン』（CMG）は、ブルーローズ（小ホール）の親密な空間で演奏者の息遣いや表情を間近に体感できる国内最大規模の初夏の室内楽の祭典。クラシック音楽の原点ともいわれる室内楽を、もっと気軽に楽しんでもらいたいと2011年から始まった。様々な時間帯で開催し、世界を舞台に飛躍する若き才能たちが数多く出演するCMGは、室内楽初心者から愛好家まで「色とりどりの楽しみ方」が選べるラインアップ11企画28公演を開催する。

オープニングの『堤 剛プロデュース』では、2011年のCMG開園以来サントリーホール館長の堤剛（チェロ）と親密なアンサンブルを披露してきた 小山実稚恵が登場。ヴァイオリン・ソナタ「雨の歌」の編曲版を含む、ブラームスのチェロ・ソナタ3曲の壮大なプログラムで幕開けする。

若き才能溢れるグループを紹介する 「キラめく俊英たち」 シリーズでは、ノブース・クァルテット、シューマン・クァルテット、そしてサントリーホール室内楽アカデミー出身で、2018年のミュンヘン国際音楽コンクール優勝以来、日本の室内楽界に明るい話題を振りまいている葵トリオが登場する。

サントリーホール所蔵のエラールをはじめ、様々な時代や国で制作された4台のフォルテピアノが登場する 『フォルテピアノ・カレイドスコープ』は、 煌びやかな音色を弦楽器や歌とのアンサンブルを通じて、 サロン風の空間で味わうことができる特別な体験。

また、『小菅 優プロデュース 武満 徹「愛・希望・祈り」～戦争の歴史を振り返って～』では、没後25年を迎える武満徹の室内楽と、世界大戦に深く関係する作品を組み合わせ、究極の室内楽を追求していく。

このほか、CMG定番企画として室内楽アカデミー・フェローが名曲を抜粋して演奏する公演や、 平日昼間60分の出演者のトークを交えた親しみやすいコンサート、『プレシャス1 pm』には、渡辺玲子（ヴァイオリン） や 工藤重典（フルート）、吉野直子（ハープ） などの日本を代表する第一人者が登場するほか、 シューマン・クァルテットが、 サントリーホール室内楽アカデミー のフェローと共演する。

なお、今年は、有料オンライン配信（ライブ＆見逃し配信）も期間中の週末に開催される7公演で実施される。