第65回岸田國士戯曲賞は受賞作なし
第65回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の選考会が2021年3月12日(金)、東京神田錦町・學士會館で行われ、選考の結果、受賞作なしと決まった。
今回の選考委員は、岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、平田オリザ、矢内原美邦、柳美里(五十音順、敬称略)。
選考委員の野田は「コロナを意識しすぎて距離感のとれていない作品が多かった。戯曲のコトバとしても、こちらをワクワクさせるものが少なかった」とのコメントを発表した。
今回の最終候補作品は次の8作品だった(作者五十音順、敬称略)。
岩崎う大『君とならどんな夕暮れも怖くない』(上演台本)
長田育恵『ゲルニカ』(上演台本)
小田尚稔『罪と愛』(上演台本)
金山寿甲『A-②活動の継続・再開のための公演』(上演台本)
小御門優一郎『それでも笑えれば』(上演台本)
内藤裕子『光射ス森』(上演台本)
根本宗子『もっとも大いなる愛へ』(上演台本)
横山拓也『The last night recipe』(上演台本)