『ALTAR BOYZ 2021』オフィシャルレポートが到着 開幕初日で魅せた興奮のステージとは
『ALTAR BOYZ 2021』 撮影:小境勝巳
2021年4月9日(金)新宿FACEにて、『ALTAR BOYZ 2021』が開幕した。この度、オフィシャルレポートが届いたので紹介する。
2004年にNYで初演後、世界各国で人気を集め、日本では2009年に初演。神に仕える5人の使徒たちが“福音”の歌とダンスで観客の魂を救うさまを描き、上演の度に熱狂的なファンが増え続ける『ALTAR BOYZ』が、7度目の上演を果たした。
9日の初日に先立つゲネプロには、今回登場の3チーム「LEGEND」「GOLD」「SPARK」のうち、初演から同じ四名(東山義久、植木豪、中河内雅貴、良知真次)と一人の新メンバー(浅川文也)で構成される「LEGEND」が出演。スモークが焚かれた薄闇の舞台に一人、また一人とシルエットが浮かび上がり、歌い踊るスタイリッシュなオープニングに目を奪われ、観客は一気にALTAR BOYZの世界へ。
舞台上手(向かって右側)の電光掲示板には随時、会場内の“迷える魂”たちの数が表示され、この数字を“ゼロ”にすべくパフォーマンスを展開するのが、BOYZのミッション。宗教的な設定を借りてはいるが、深入りすることはなく、何よりBOYZたちの阿吽の呼吸のやりとりが楽しく、笑いを誘う(演出・玉野和紀)。ちょっとした動きに色気をまぶす東山、草書体のように余裕をもった動きの中に、要所要所でぴりっとしたアクセントを入れる植木、端正かつエネルギッシュな浅川ら、同じ振付でも5人5様の個性が浮かび上がるダンス(振付・TETSUHARU他)も魅力だ。
中盤まで軽快に進行してゆく舞台は後半、BOYZ自身の様々な事情や心情を浮かび上がらせ、ドラマティックに展開。とりわけ、周囲との“違い”のためにマークが抱えてきた心の傷をナイーブに歌い上げる中河内、仲間たちとの絆を愛するアブラハムのナンバーを万感こめて歌う良知の姿は胸に迫るものがあり、作品に“骨太”の感触を与えている。
劇中歌がメドレーになった華やかなフィナーレを経て、カーテンコールではマシュー役の東山が「メンバー、スタッフ一丸となって、千秋楽まで一人でも多くの皆様の魂をお救いできる作品を作ってまいりたいと思います。最後までよろしくお願いします」と挨拶。そして、「LEGEND」に加えて「GOLD」「SPARK」の3チーム全員が出演する合同SPECIAL公演の決定が発表された。1チームだけでも興奮の渦だというのに、3チームが一体となった暁にはどんなことになってしまうのか。各チームの公演を観た後の、特大のお楽しみとなりそうだ。
本公演は4月30日(金)まで上演。さらに、2021年5月3日(月・祝)〜5日(水・祝)恵比寿The Garden Hallにて、合同スペシャル公演も行う。
公演情報
作:ケビン・デル・アギラ
作詞・作曲:ゲイリー・アドラー&マイケル・パトロック・ウォーカー
演出:玉野和紀
台本・翻訳:北丸雄二
「LEGEND」東山義久 植木豪 中河内雅貴 良知真次 浅川文也
「GOLD」 大山真志 法月康平 松浦司 石川新太 若松渓太
「SPARK」 小林亮太 米原幸佑 和田泰右 川原一馬 北乃颯希
日程:2021年4月9日(金)〜4月30日(金)
場所:新宿 FACE
料金:9,000円(プレビュー公演[4月12⽇13:30のSPARK公演]は 8,500円)
※1ドリンク代 500円別途必要
※その他注意事項は公式サイトをご参照ください。
企画・製作:ニッポン放送/M・G・H
公演情報
「LEGEND」「GOLD」「SPARK」合同スペシャル公演
会場:恵比寿The Garden Hall
※1ドリンク代500円別途必要
(問)キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝 10:00-18:00)
公式ホームページ https://www.altarboyz.jp