ミステリーサークルと思春期の少年少女たちを描く 中川翼×長澤樹×生駒里奈×柳葉敏郎共演の映画『光を追いかけて』公開が決定
(C)2021「光を追いかけて」製作委員会
映画『光を追いかけて』が、10月1日(金)に公開されることが決定した。
『光を追いかけて』は、秋田県を舞台にミステリーサークルと思春期の少年少女たちの姿を描いた映画。両親の離婚で父の故郷秋田へと引っ越した、中学3年の中島彰は、転校先にも馴染めず、憂鬱な日々を過ごすことに。ところがある日、彰は空に浮かぶ“緑の光”を目撃。田んぼのミステリーサークルへと辿り着き、不登校のクラスメート真希と出会う。共通の秘密を持った2人の距離は近づいていき、日常が輝き始める一方、彰たちの中学には、過疎化による閉校の日が迫っていた。
映画『僕だけがいない街』などの中川翼が物語の中心となる中島彰を、映画『破壊の日』の長澤樹が彰にだけ心を開く不登校の岡本真希をそれぞれ演じるほか、廃校となる中学校の教師・奈良美晴役で生駒里奈、真希の叔父・佐藤秀雄役で柳葉敏郎ら秋田出身の俳優が共演。そのほか、彰と真希の同級生役で中島セナ、彰の父親役で駿河太郎、中学校の教師役で小野塚勇人らがキャストに名を連ねている。
主題歌「心解く」は、湯木慧が担当。CMディレクターとして活躍する成田洋一監督がメガホンをとり、共同脚本も手がけている。
監督、キャストのコメントは以下の通り。
成田洋一(監督)
思春期、それは人生の中で一番不安定で、世界が毎日変わって見える時期かもしれません。私自身、恋愛、友情、勉強、親との関係で悩み、トンネルに入り、ようやく光を見つけたと思ったら、また入る、そんな毎日でした。でも、その光は大なり小なり輝いていて、必ず、必ず存在するのです。その繰り返しが人生だし、ほんのわずかな輝きがあるだけで人生はすこぶる楽しいのです。
この映画は、1991 年に私の故郷に現れた緑の光とミステリーサークルの事件をモチーフにしてます。もし、美しい田んぼが広がる過疎の町で、心の均衡をぎりぎり保っている思春期の子供たちと、過疎の不安を隠しながら生活している大人たちの前に「それ」が現れたら…きっと均衡が崩れ、彼らのさまざまな思いが露わになり、ぶつかり合うのではないかと。
そして、それは「その先の未来:光」に向かうために必要な儀式ではないかと思うのです。
誰にも「光」は存在します。それを追いかけていけば必ず辿り着けるのです。思春期の子供たちへ、そして思春期を忘れかけている大人たちに是非見てもらいたい映画です。
中川翼(中島彰 役)
完成した映像を見た時、どこかにあった不安な気持ちがすっと消えていきました。
きっと僕にとって、人生のターニングポイントになる映画だと思います。
成田監督を始め、秋田の撮影では現地の皆さんとの素敵な出会いがありました。
自分の居場所を探していた彰も、人見知りだった僕も、この映画が変えてくれました。
今すぐ秋田に行きたくなる、秋田の魅力満載の映画になっています。
一面に広がる大自然に注目して、見てみてください。
長澤樹(岡本真希 役)
初めての映画、何も出来ない私が真希を演じられるか不安でした。真希は台風みたいな子で自分とは全然違うと思っていました。でも撮影が始まり、真希に寄り添ってみるとそんなことはなくて。共感できる部分が沢山あり、それが段々と増えていく事が楽しくてあっという間でした。この美しい作品が完成したのは監督・キャストやスタッフ・地元の皆さん、そして秋田という素敵な場所があったからです。この作品が皆さんの希望の光になりますように。
生駒里奈(奈良美晴 役)
我が故郷秋田を舞台にした作品に出演する事が出来て素直に嬉しいです。
この作品は秋田そして田舎のリアルを細かく美しく映し出された作品です。
主演の皆さんの 10 代の心の痛みや、私が演じた若者の葛藤、親世代、祖父母世代の気持ちを成田監督が素晴らしい映像で切り取っています。
私がなんとなく見ていた地元の田園風景がこんなに宝物だったなんて、、、
空の広さに感動して、嬉しいのに涙が溢れました。
是非、沢山の方に見て頂き、日常にある景色や自分の心を感じで頂けたらと思います。
柳葉敏郎(佐藤秀雄 役)
大人が変わらなければ子どもも変われない。この作品を通して、秋田県民のみならず、人生に一歩踏み出す勇気を持つことの大切さに気づいてほしい。
『光を追いかけて』は10月1日(金)グランドシネマサンシャイン池袋他全国順次公開。9月23日(木・祝)AL☆VE(アルヴェシアター/秋田)にて先行公開。