三谷幸喜 作・演出のミュージカル『日本の歴史』(再演)が開幕
『日本の歴史』出演者たち (撮影:宮川舞子)
三谷幸喜作・演出によるオリジナル・ミュージカル『日本の歴史』が、2021年7月6日、東京・新国立劇場 中劇場にて開幕した。
本作品は、2018年12月から2019年初頭に初演がおこなわれ、好評を博した作品の待望の再演となる。初演同様、今回も7名の俳優のみで、60名以上にもおよぶ登場人物を演じ、歌い踊るという、斬新な構成となっている。
『日本の歴史』 (撮影:宮川舞子)
ただし、荻野清子作曲による従来の馴染み深いキャッチーなナンバーに加え、今回の再演では新曲も追加された。キャスト陣は、中井貴一、香取慎吾、新納慎也、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加の初演メンバーに加え、新たに瀬戸康史が参加した。初演を観劇した人々にとっても、新鮮な驚きと喜びがもたらされることだろう。また、本作には、三谷が脚本を手掛ける話題の2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場キャラクターも出てくるようなので、歴史ファンも要注目だ。
『日本の歴史』 (撮影:宮川舞子)
◆三谷幸喜(作・演出)コメント
「日本の歴史」が帰って来ました!
女装で踊る中井貴一、香取慎吾のエロ坊主、シルビア・グラブの織田信長、宮澤エマの平清盛、秋元才加のババア、新納慎也のジジイ、皆、戻って参りました。
さらに初参加、瀬戸康史の11役早変わり。全編見所しかない、一大ミュージカル。
歴史の転換期とも言うべき今こそ、観て頂きたい作品です。
三谷幸喜
◆本作品に登場する歴史上の人物を一部紹介
・卑弥呼(生没年不詳)……3世紀半ば頃の邪馬台国の女王。
・藤原仲麻呂(706~764)……孝謙天皇の信頼も厚かったが道鏡により失脚。
・孝謙天皇(718~770)……聖武天皇と光明皇后の子。道鏡を厚遇した。
・道鏡(?~772)……孝謙天皇の寵愛を受け、法王にまで大出世。
・平清盛(1118~1181)……平安末期を代表する武将。娘を入内させ平氏は栄華を極めた。
・源頼朝(1147~1199)……平氏を滅ぼし、初の武家政権として鎌倉幕府を開く。
・源義経(1159~1189)……頼朝の弟。平氏滅亡の功労者となるが、頼朝との関係が悪化。
・織田信長(1534~1582)……戦国時代の武将。革新的に天下統一を目指すが明智光秀の謀反に遭い自刃。
・新井白石(1657~1725)……江戸中期の儒学者。シドッチへの審問から「西洋紀聞」を記す。
・G・B・シドッチ(1668~1714)……江戸中期の鎖国中の日本に上陸したイタリア人宣教師。
(上段)中井貴一 香取慎吾 新納慎也 瀬戸康史(下段) シルビア・グラブ 宮澤エマ 秋元才加 三谷幸喜
◆初演記録
■東京公演:2018年12月4日(火)~12月28日(金)世田谷パブリックシアター
■大阪公演:2019年1月6日(日)~1月13日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
■出演:中井貴一 香取慎吾 新納慎也 川平慈英 シルビア・グラブ 宮澤エマ 秋元才加
■演奏:荻野清子(ピアノ) 阿部寛(ギター・バンジョー・マンドリン・ウクレレ) 古本大志(チューバ・ベース) 萱谷亮一(ドラム・パーカッション)
■初演サイト:http://www.siscompany.com/mitani/
公演情報
■音楽:荻野清子
■出演:中井貴一 香取慎吾 新納慎也 瀬戸康史 シルビア・グラブ 宮澤エマ 秋元才加
■演奏:荻野清子(ピアノ・ピアニカ) 阿部寛(ギター・バンジョー・マンドリン・ウクレレ) 古本大志(チューバ・ベース) 萱谷亮一(ドラム・パーカッション)
■公演期間:2021年7月6日(火)~7月18日(日)
■会場:新国立劇場 中劇場
■問合せ:シス・カンパニー TEL:03-5423-5906 (営業時間:平日11:00~19:00)
■公演サイト:https://www.siscompany.com/mitanisaien/
※東京公演当日券:全公演前日に購入のための整理番号を電話予約受付。詳細は公演サイト を確認のこと。
■公演期間:2021年7月23日(金祝)~7月30日(金)
■会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
■料金(全席指定・税込):S席¥12,000 A席¥9,000
■一般前売開始日:7月10日(土)10:00~
■公演サイト:https://www.siscompany.com/mitanisaien/