箏アーティストLEO、初のコンチェルト・アルバムのリリースが決定 鈴木優人指揮・読売日本交響楽団との共演で、藤倉大作曲「箏協奏曲」世界初演の模様を収録
今、多方面から注目を集める箏アーティストLEOが、初のコンチェルト・アルバムを、2021年9月29日(水)にリリースすることが発表された。
LEOは日米にルーツを持つ23歳の箏曲家で、16歳の時に史上最年少で邦楽界の登竜門・くまもと全国邦楽コンクールを制し、2019年には出光音楽賞受賞。MBS『情熱大陸』、テレビ朝日『題名のない音楽会』『徹子の部屋』などメディアにも度々登場し、実力とスター性を兼ね備えた存在として期待を寄せられているアーティストだ。
LEO
自身初のコンチェルト・アルバムとなる今作では、LEOがロンドンを拠点に国際的に活躍する作曲家・藤倉大に自ら委嘱した「箏協奏曲」を初収録。4月30日(金)にサントリーホールにて、鈴木優人指揮・読売日本交響楽団との共演での世界初演が決定していたものの、緊急事態宣言の発令により、異例の「無観客初演」となった模様を収録している。初演模様は6月に日本テレビ『読響プレミア』でも放送され、和楽器と管弦楽の融合によって生み出されるその新鮮な響きが音楽ファンの間でも大きな話題を呼んでおり、今回が初の音盤化となる。
アルバムには協奏曲のほか、同じく藤倉大作曲による箏独奏曲「Ryu」「Tsuki」「Shinza」の3曲も収録。気鋭の奏者と作曲家、二人のアーティストのコラボレーションによって、和楽器の新たな可能性が繰り広げられている1枚となっている。
なお、同協奏曲は早くも読響との再演が決定し、読響常任指揮者のセバスティアン・ヴァイグレ指揮のもと、東京芸術劇場にて7月10日(土)・11日(日)に「有観客初演」が行われる。また、作曲家自身によって「室内楽版」も作曲されており、「室内楽版」は10月22日(金)紀尾井ホールで行われるLEOのリサイタルにて初演される。