アダム・クーパーがドシャ降りの中、唄い踊る『SINGIN’ IN THE RAIN ~雨に唄えば~』2022年来日公演決定
『SINGIN' IN THE RAIN ~雨に唄えば~』
2022年1月22日(土)~2月13日(日)東急シアターオーブにて『SINGIN' IN THE RAIN ~雨に唄えば~』の上演が決定した。
コロナ渦がなければ、英国の名門劇場、サドラーズ・ウェルズ劇場と日本の東急シアターオーブで昨年夏・秋で上演予定だった本作。初演からの主演キャストであるアダム・クーパーはそのまま、今夏のサドラーズ・ウェルズ劇場での上演に向けて英国で新たにオーディションを実施し、そのカンパニーが海を渡って来日する。
このたび、間もなく開幕する英国公演を前に、日本のファンに向けて主演アダム・クーパーよりコメントが到着した。
アダム・クーパー コメント
稽古場に向かう途中でコメント時のアダム・クーパー
皆さんこんにちは! アダム・クーパーです。
今、私はロンドンで「雨に唄えば」のリハーサルの真っ最中です。当初の予定よりも約1年遅れてのスタートになってしまいました。稽古は週3回の検査とあらゆるものの消毒、マスクの着用など、コロナ感染対策の規制に則って進められています。このようなコロナ対策万全の環境での稽古は、私たちにとっては全く新しい経験です。でも、こうして私の大好きな「雨に唄えば」のリハーサルでスタジオに戻れることは何よりの幸せで、毎日がエキサイティングです。8月にはロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で公演します。そしてもちろん、その後やっと日本に戻り、この素晴らしい作品を皆さんと再び分かち合うことができることが、本当に、本当に待ちきれません。
この1年半、世界中で誰もが本当に大変困難な時間を過ごしました。しかし、今、私たち(英国)はワクチンや私たちの様々な努力の成果で、この状況を乗り越えたのです。その事実を祝ってよいのだと思います。そして再び人生の素晴らしさを感じるには、『Singin’ in the Rain』を観るのが一番です!
皆さんもご存知のように、この作品はとても元気が出る作品です。ですから1月に、皆さんとシアター・オーブで直接お目にかかれるのが待ちきれません。もうすぐ皆様とお会いできるのを楽しみにしています! それまで皆様お気をつけてお過ごし下さい!
アダム・クーパー 【撮影】野津千明
エンターテイナーとしての華々しいキャリアを元に、今やサイレント映画界のビッグスターとなった俳優ドン・ロックウッド(アダム・クーパー)は、作品の中で常にカップルを組まされる大女優リナ・ラモントとプライベートでもカップルだと噂されていた。リナは本気だったが、そんな気がまったくないドンは、パブリックイメージが壊れないよう振る舞いながらも、ある日のプレビュー上映会の後、若手女優を目指すキャシーと偶然出会う。舞台女優を目指していたキャシーは、映画スター然と接してくるドンをたかが映画の有名人とわざと軽くあしらおうとするが、スターへの憧れは禁じ得ない。また、そんなキャシーの言動に傷つきつつ、省みて共感できるものを感じたドンは、駆け出しのキャシーが気になり始める。
まだサイレント映画全盛時代だったが、ある日『ジャズ・シンガー』という音声付き新たな作品が大ヒットし、映画会社は一斉に音声付き映画(ト-キー映画)に流れ始めた。ドンがリナを相手役に製作中だったサイレント映画も、トーキー化が検討される。ところが、作品の試写は大不評。致命的な問題が発覚したからだった。なんとリナは、その美貌とはかけ離れた悪声の持ち主だったのだ。
そこでドンは、昔からの友人コズモと共に、若手実力派のキャシーを相手役にした、だんだん人気を集め始めた作品の“ミュージカル化”を会社に提案するのだが……。
公演情報
会場:東急シアターオーブ
日程:2022年1月22日(土)~2月13日(日)生演奏/英語上演/日本語字幕付
演出:ジョナサン・チャーチ
振付:アンドリュー・ライト
出演:アダム・クーパー ほか
協力:Bunkamura
企画招聘:TSP
制作:TBS/TSP