『#D4DJ_BATTLE_TIME』演者たちがDJプレイでガチバトル! そこから見えた“DJ”の魅力と面白さ

レポート
アニメ/ゲーム
2021.7.14

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毎週金曜にYouTube『D4DJチャンネル』で無料配信されている番組『#D4DJ_DJTIME』初の有料配信イベントである『#D4DJ_BATTLE_TIME』が6月19日に開催された。今回はこの夜の部をレポートする。

ブシロード発のDJをテーマにしたメディアミックスプロジェクト『D4DJ』から生まれた『#D4DJ_DJTIME』は、実際に演者たちがDJプレイを披露するコンテンツだが、今回のイベントはその中から高木美佑・葉月ひまり・進藤あまねの3名に加え応援メンバーとして平嶋夏海が参加したRed Side、各務華梨・紡木吏佐・つんこの3名と応援メンバーの加藤里保菜が参加したBlue Sideの二組に分かれ、配信のコメント数で勝敗を争うという形式で行われた。

Red Side応援メンバーの平嶋夏海

Red Side応援メンバーの平嶋夏海

Blue Side応援メンバーの加藤里保菜

Blue Side応援メンバーの加藤里保菜

ゲストとしてアニメ『D4DJ First Mix』の監督を努めた水島精二氏とDJ Genkiも出演。MCの西尾夕香とともに総勢11名が出演する豪華配信となった。

西尾夕香

西尾夕香

西尾夕香

西尾夕香

まずはMC西尾のオープニングアクトからスタート、「Be Happy Around!」から軽快に曲をつないでいく。Pioneer DJから限定発売されたHappy Around!のコラボDJコントローラー“DDJ-400-HA”を手慣れた感じで操っていき、カバー楽曲「Daydream café」の初披露なども踏まえてイベントの温度を上げていく。

水島精二氏

水島精二氏

昼の部ではRed Side優勢で迎えた夜の部だが、水島監督は「演者とキャラクターがどんどん近付いていっているのはいいことですね」とコメント。今後またアニメ化の機会があれば、今回のプレイの結果を反映できるかも?と演者たちが意気込む言葉も聞かれた。

進藤あまね

進藤あまね

本編はRed Side進藤あまねからスタート、「ねむり姫」から「ギミー!レボリューション」をクイック気味に繋いでいく。歌声やダンスを交えながら展開していく展開は小気味よい。フィルターエフェクトを入れ込みながら四拍で「銀河鉄道の夜に」から「プティプランス」を入れ込んだのも練習を感じる素晴らしいプレイだった。

進藤あまね

進藤あまね

「What-if Wonderland!!」から「Wondarland Girl」と“ワンダー”タイトル繋ぎ(そして、自身も出演する「カードファイト!! ヴァンガード」繋ぎ)を展開するなどアニソンDJ的なプレイも。最後は「無限∞REBIRTH」から「ZEAL of proud」とエモーショナルに激しい流れでフィニッシュを迎えた。

つんこ

つんこ

迎え撃つBlue Sideは燐舞曲からつんこが登場。「ちょっと負けたくないんですけどぉ!コメントしてますか!?」という煽りコメントから「瞬動-movement-」で開幕。コントローラーではなくCDJ-3000とDJM-900NXS2を操り、同曲の(Maozon Remix)とセルフマッシュアップしていく。そして「4 Challenges」から繋いだのはまさかの進藤も使用した「無限∞REBIRTH」。キラーチューンを惜しみなく出していく感じは正にガチンコバトルだ。

つんこ

つんこ

「熱風海陸ブシロード 〜熱き咆哮〜」のサビ終わりでBPMを落としフィルターエフェクトをかけつつ、しっとりと持ち出したのは燐舞曲楽曲「Celsius」。正直持ち時間約10分強でグルーヴを作るのは難しいのではないかと思っていたのだが、緩急を付けつつ二人共エモーショナルに展開してくれた。

高木美佑

高木美佑

続いてRed Sideは高木美佑の登場。「ぐるぐるDJ TURN!!」でアッパーに始まり、「赤(Red Side)なので!」ということで「赤いスイートピー」へと繋ぐ。サビ終わり「ABSOLUTE」へと繋ぐスムーズさは実力を感じるものだ、マイクを使って自身の歌声を重ねていくスタイルもファンからしたら嬉しいポイント、歌いながらEQのLowを切りつつ繋いでいくのはなかなか普通のDJではやらないプレイだが、これを難なくこなすところがD4DJのDJということなのだろう。

高木美佑

高木美佑

超アッパーチューンである「Floor Killer (After Party Mix)」から「Let us sing “Peaky!!”」とベース強めの曲を展開し、ドロップ部分ではレイブホーンを鳴らしてスクラッチプレイも見せるなど多彩さを思い切り見せつけてくる。「JUST COMMUNICATION」ではサビのフレーズを聞かせてクイックに「電乱★カウントダウン」に。ブースを飛び出しステージ前でマイクを持ち歌う姿はまさにエンターティナー。最後は「電乱★カウントダウン」の(DJ Genki Remix)で締めてみせた。

各務華梨

各務華梨

Blue Sideは各務華梨の登場。「Dig Delight!」をチラ見せするレベルで流してから即「ぎぶみーAwesome!!!!」へ。Hot cuesを左右叩きつつ「Help me, ERINNNNNN!!」に展開していく。BPM180超えのハピコア楽曲の連発で会場の関係者たちも思わず身体が動いていくのが痛快だった。ロールエフェクトを駆使して「だいすき真秀ちゃん!」の部分をループして、コールを煽りまくりユーザーを味方につけたところで「Let's do the 'Big-Bang!'(Peaky P-key feat. RINKU)」で更にクラブミュージック的な展開に持っていく。

各務華梨

各務華梨

この部分のアゲっぷりにMCの西尾夕香も思わずMC席からマイクを持って歌うサプライズも。「HONEY」と「Direct Drive!」を二枚使いでマッシュアップするなどRed Sideに負けじとテクニックを見せつつ「Dig Delight!」をサンプリング的に入れ込み、「最後の曲ですよ?」と「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」でフィニッシュ、アニメのエンディングでの真秀と同じ動きでダンス、まさに明石真秀の中の人!という終わり方を見せてくれた。

DJ Genki

DJ Genki

DJ Genkiが「原曲とリミックスでBPMが30近く違うのに、一番正解のところで繋いでいた」と高木を評価すると、水島監督は「明石真秀というキャラを演じている各務さんだからこそできる、ドラマも内包した素晴らしいセットリストとプレイだった」とコメント。両チームは一進一退の展開を見せていく。

葉月ひまり

葉月ひまり

Red Sideはトリとして葉月ひまりがブースに入る。一曲目から最高に治安が悪い(もちろんいい意味で!)「High tension BPM」。潔く切れの良いカットインでアニメ劇伴「M17 不機嫌な真秀」の爆音から「round and round」へ、ベースの効いた低音から「DISCOTHEQUE」へ。展開の良さもそうだが、フロアに対するリズムコントロールが抜群にうまい。10分の持ち時間の中で一番気持ちよく踊れる流れを作っていくのは天性のリズム感だろうか。

葉月ひまり

葉月ひまり

「Gonna be right」「BOOM -BOOM SHAKE!」と自身が参加しているマーメイド楽曲連発でネットの向こうのフロアを持ち上げていく。この流れなら勿論最後は「Floor Killer」だ、思い切りジャンプさせていくプレイには「週末なんだから踊っていかない?」と問いかけられた気がした。

紡木吏佐

紡木吏佐

Blue Side、そして全体の最後として登場したのは紡木吏佐。お得意の軽妙なMCから壮大な「Be with the world」へ。海外のビッグフェスを感じさせてくれるようなこの曲から、静かに「Discover Universe」をドロップする。スクラッチによるドロップ部分の演出、歌メロにいくまでの尺の長さがまさにトランシーなこの曲は、クラブミュージックの“溜めの面白さ”みたいなものが詰まっている。ここからBPMを合わせてロングミックス、「Photon Melodies」に持ち込む。

紡木吏佐

紡木吏佐

ほんの一瞬音が止まるトラブルもあったがなんの問題もなくリカバーしていくのはステージ経験の多さから生まれた実力だ。最後は「EXPOSE ‘Burn out!!!’」でBPMをぶち上げつつ、MCも入れ込み、ユーザーへの煽りも全開で締めくくった。

結果発表はBlue Sideが昼の部の不利を覆し、コメント数1万以上差をつけて勝利。水島監督は「お客さんもドラマ作りに参加してる感じあるんじゃないの?」と楽しそうに語った。

DJというコンテンツは既存の楽曲をDJたちが如何にスムーズに、自身の思いを込めつつプレイングするかというのが基本にあると思うが、楽曲単体で聴くよりそこに新たな発見や面白さがあるというのが何よりの魅力なのではないか。そこにはDJプレイの魅力のもう一つの側面である「オンライン・オフラインに関わらず、目の前にフロアがあり、そこにいるオーディエンスに向けて曲をドロップしていく」というライブ・エンターテインメントの側面があると思う。

そういう意味では今日の6人は全員自分のやりたいことをやりつつも、ちゃんとフロアに向けて曲を投げ続けていた。そして彼女たちのプレイで楽曲の新たな魅力を発見することも出来た。

「クラブはなんだか怖いところ」もうずっと言われ続けている事ではあるが、このD4DJというコンテンツは、その得体のしれなさからやってくる怖さを取り払ってくれる起爆剤になるかもしれないと思っている。今はコロナ禍でクラブイベントなど遊びに行くことは難しいだろうが、この先環境が変わったら、有観客で開催されるであろうこのイベントに足を運んで見てはいかがだろうか? そして、音楽の新たな楽しみ方に触れてもらいたい。

2021年9~11月にかけて、D4DJ発のDJユニット6組の3rd Single発売することも発表されたD4DJ、これからも目が離せなさそうだ。

レポート・文=加東岳史 PHOTO:福岡諒祠・池上夢貢(GEKKO)

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イベント情報

#D4DJ_DJTIME

D4DJ出演キャストや3DモデルのキャラクターによるDJプレイ生配信「#D4DJ_DJTIME」
金曜22:00より好評配信中!
YouTube「D4DJチャンネル」にて毎週無料配信中。
 
※30分拡大版「#D4DJ_DJTIME PLUS」は21:30から配信。
 詳細はD4DJ公式HP(https://d4dj-pj.com/media/post-4)まで。
 
YouTube「D4DJチャンネル」
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