DDTプロレスリング初の屋外ビッグマッチ開催! 8月21日(土)「WRESTLE PETER PAN 2021」(富士通スタジアム川崎)へ向け会見!!

レポート
スポーツ
2021.8.19

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8月13日、東京・渋谷のAbemaTowersでDDTプロレスリングが8月21日(土)開催の「WRESTLE PETER PAN 2021」(富士通スタジアム川崎)へ向けて記者会見を開いた。

会見場にはメインイベントでKO-D無差別級王座を争う、王者・秋山準と挑戦者・竹下幸之介、CyberFight・ 高木三四郎社長、この日デビュー戦を行う十代プロジェクトの選手2名、UNIVERSAL王者・上野勇希が登場。DDTプロレスリング初の屋外でのビッグマッチへ向け、各選手が意気込みを語った。

会見の最初は、メインイベントでKO-D無差別級王座を争う王者・秋山準と挑戦者・竹下幸之介が登壇。

先ず、昨秋から暮れにかけ秋山にシングルで2連敗した竹下が
「それがあったからこそさらに大きくなった絶好調の竹下幸之介で秋山選手の前に立てる。当日は絶好調で来ていただいて、熱いものを受け止めて、感じてもらいたい。自分が再びKO-D無差別級王者になって、DDTには竹下がいるんだ! と胸を張りたい」
と、至宝奪還への決意表明。

続いて秋山は
「彼は体力、身体能力、すべてにおいて僕より上回っているかもしれないですけれど……気持ち、心で勝るとこうなる。というのを21日に見せたい」
と、ベテラン王者らしい構え。

そして過去2戦でギブアップ、レフェリーストップと完膚なきまでに叩きのめされている竹下は
「ラッキーパンチで勝っても仕方ない。竹下にまかせればDDTは大丈夫、と見ている人に思ってもらえるぐらい、誰しもが納得できるように勝ちたい」
と、リベンジを誓う。

それに対し秋山は
「(その想いごと)ねじ伏せます。ギブアップか、3カウント取るにしても、顔を押さえつけて取ってやります」
と、返り討ちを宣言。

大ベテランと若きエースが、静かな口調の中にも闘志を漲らせて、タイトルマッチの調印を行った。

続いて、お馴染み「大社長Tシャツ」姿の高木三四郎社長が、極秘に進めてきた「十代プロジェクト」のマスクマン2人を伴って登壇。大舞台でデビューを果たす、13歳のエル・ユニコーン、18歳のイルシオンと紹介された。

高木社長はマイクを握ると
「DDTも来年25周年を迎えることになりまして……50年、100年と続く団体であるという思いでおります。DDTを見てきた中で、竹下幸之介が17歳でデビューして現在26歳。立派に中心選手として育っております。100周年の未来を見据えると、さらに門戸を開いていくべきじゃないかと思いました。

そして、本社であるサイバーエージェントが持つABEMAも10代が見るコンテンツに力を入れていることもあり、今回、10代に特化したプロジェクトをスタートしました。

これは従来のDDTの練習生とは一線を画して行います。彼らは学生でもあるので、学業のスケジュールなどが許す限りにおいて、DDTの大会に限定参戦する形になると思います」

と、新たにスタートする「10代プロジェクト」を説明。

さらに「10代プロジェクト」のメンバー募集の継続と、希望者を入門テストなしで受け入れる意向も示した。

続いて「10代プロジェクト」1期生となる2選手がマイクを握る。

 

ユニコーンは
「10代プロジェクト最初のレスラーとしてデビューさせていただくことになり光栄です。もっと練習して、川崎大会では僕が勝ちを狙っていきたいと思います。そして僕と同じ世代の人たちにもっとプロレスの魅力を伝えられたらと思っています」
と、13歳という年齢を感じさせない堂々たるコメント。

 

イルシオンは

「デビューするからにはまず、川崎大会で、デカいインパクトを残して勝ちたいと思います。川崎の後に、8月29日の仙台でユニコーンとのシングルが組まれているので楽しみにしております。13歳のユニコーンに注目が集まってしまうと思いますが、イルシオンが、10代プロジェクトの象徴として、10代のプロレスを世界に広めていきたいと思います」
と、同期へのライバル心を垣間見せた。

締めに高木社長が2人に決めポーズを要求して、初の3ショット撮影を行った。

会見の最後には、DDT UNIVERSAL王座の防衛戦を行う王者・上野勇希が登壇。一方でベルトを持ち逃げしている挑戦者の佐々木大輔が、新型コロナウイルスの濃厚接触者となった為にこの日は欠席。王者・上野は手ぶらでの単身出席となったために怒り心頭で
「8月21日はDDT初の野外でのビッグマッチ。みんなで足並みを揃えて成功させようという大事な大会で、挑戦者がベルトを盗み続けてる……と、会社がそれを半ば認めているのに腹が立ちます」
と、憤懣やるかたない表情。

この上野の怒りに対し、リモートでの会見となった佐々木大輔は、ストローを差した缶ビールを吸いながら、わざわざ砂浜をZOOMの背景に貼り付けて登場。

「2週間隔離されて、保健所の人以外と話すのが久しぶりで……何を話せば良いのかも、プロレスのやり方も忘れちゃった。私に勝つチャンスですよ、上野選手。ベルトはボタンが錆びていたので直しとておきました。あっ、Uber Eatsが来たのでこれで」
と、人を喰った調子で電源を切る。

これに上野は怒り心頭。司会者からフォトセッションを促されたが

「何を撮るんですか? ベルトも無い、佐々木さんもいない! おかしい事はやっぱりおかしい! と思うので、僕はやりません」
と、キッパリ拒否。挑戦者佐々木への闘志を剥き出しに会見場を後にした。

様々なうねりが生じている、DDTプロレスリング初の屋外会場でのビッグマッチとなる8月21日(土)「WRESTLE PETER PAN 2021」(富士通スタジアム川崎)。見逃せない大会となりそうだ。

【対戦カード】
<メインイベント BLACKOUT presents KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]秋山準 vs 竹下幸之介[挑戦者]
※第76代王者4度目の防衛戦。※特別立会人:小橋建太

<セミファイナル DDT UNIVERSAL選手権試合 60分1本勝負>
[王者]上野勇希 vs 佐々木大輔[挑戦者]
※第4代王者7度目の防衛戦

<第4試合 KO-D6人タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者組]遠藤哲哉&高尾蒼馬&火野裕士 vs 樋口和貞&坂口征夫&赤井沙希[挑戦者組]
※第43代王者組3度目の防衛戦。

<第3試合 スペシャルハードコアタッグマッチ 30分1本勝負>
葛西純&クリス・ブルックス vs 勝俣瞬馬&MAO

<第2試合 ダブルリング・ダブルシングルマッチ 各30分1本勝負>
大鷲透 vs アントーニオ本多/平田一喜 vs 男色ディーノ
※2つのリングで同時に試合を実施。

<オープニングマッチ スペシャル10人タッグマッチ~エル・ユニコーン&イルシオンデビュー戦 30分1本勝負>
HARASHIMA&吉村直巳&岡田佑介&今井礼夢&エル・ユニコーン vs 岡林裕二&TAMURA&渡瀬瑞基&飯野雄貴&イルシオン

<第0試合 電流爆破8人タッグデスマッチ 30分1本勝負>
大仁田厚&高木三四郎&彰人&伊藤麻希 vs クロちゃん&スーパー・ササダンゴ・マシン&黒田哲広&乃蒼ヒカリ

<アンダーマッチ 15分1本勝負>
納谷幸男&中村圭吾 vs 岡谷英樹&高鹿佑也
※アンダーマッチは16:30頃開始予定。

イベント情報

DDTプロレスリング『WRESTLE PETER PAN 2021』

 日時:8月21日(土)17:00開始
 会場:富士通スタジアム川崎(神奈川県)

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