キッズシアター ボクとキミの秘密基地による少年探偵団シリーズ 夏の事件簿『大金塊』が開幕へ～次回『青銅の魔人』との連続企画

キッズシアター ボクとキミの秘密基地は、夏の事件簿『大金塊』を、2021年8月25日（水）〜8月29日（日）、東京・新宿三丁目の雑遊で上演する。

キッズシアター ボクとキミの秘密基地は、小中学生以上および大人に向けた舞台作品を提供、これまでに江戸川乱歩による少年少女向け探偵小説を原作とする少年探偵団シリーズ『怪人二十面相』『妖怪博士』を上演してきた。今回は、少年探偵団シリーズ夏の事件簿として新作『大金塊』を上演する。

原作は今まで同様に江戸川乱歩。脚色・斉藤祐一、演出・所 奏、振付・木皮 成、そして出演は、高木 稟(マサ子の間男) 高山 与(シェイクスピアシアター) 西岡野人 松岡依都美 柳橋朋典 山森大輔 吉野実紗 釆澤靖起 森 寧々、という陣容だ。上演時間は約65分の予定。8月28日（土）14:00の回は、配信も予定されている。劇場公演は売り止め回もでているため、気になる人は必ず公式サイト（公演情報欄参照）を事前にチェックされたし。

会場の雑遊は1時間に約10回、空気の入れ替えが出来る換気システムになっている。また、キャストスタッフがこれまで培ってきた効果的な感染防止対策を出し合い、ガイドラインを作成。毎日の稽古でさらに改善しながら感染防止対策を行ったきており、２方向での換気／45分～60分に1回休憩をとる／定期的な不織布マスクの交換／各自ミニ除菌スプレーを持ち歩く(小道具を触ったら手を除菌)／黙食／稽古着を毎日洗濯など、感染防止対策を日々アップデートしてきたとのこと。

なお、キッズシアター ボクとキミの秘密基地は次回、少年探偵団シリーズ連続企画として、秋の事件簿『青銅の魔人』を2021年10月13日〜10月17日に、東京・池袋のシアターグリーンBASE THEATERで上演予定だ。

■脚色：斉藤祐一より コメント

「大金塊」「青銅の魔人」両作品は太平洋戦争を隔てて発表された。戦争へ突き進む時代の中で発表された 謎解き冒険の物語『大金塊』、そして戦後の大きな悲劇を体験した後のクライムサスペンス『青銅の魔人』。今の状況下で両作品を舞台化するにあたり、失ってはならないものは「いのちと健康」。再び、そして新たに獲得したいものが「つながり、立場、身分」である。自分たちにとっても、芝居をする立場や目の前に観客がいることを取り戻したい。そんな思いがあり、客席数の少ない中でも あえてお客様の前で上演できればと考えている。