劇団新派の水谷八重子と河合雪之丞、ロバート・キャンベルを迎えて劇団新派を熱く語るトークライブを配信

2021年10月4日（月）19時より、イープラス「Streaming⁺」を使用して、『新派特別公演 スペシャル対談 ～ロバート・キャンベルさんをお迎えして～』を配信することが決定した。

1888年（明治21年）文明開化とともに、新しい演劇の流れとして起こり、江戸時代から続く歌舞伎を「旧派」とし、日本人の新たな生活に共鳴した「新派」。明治・大正・昭和の日本人を丹念に描き出す新派は、大衆に愛され、これまで多くの名作を生みだしてきた。

10月2日（土）に初日を迎える花柳章太郎追悼『十月新派特別公演』では、大正から昭和にかけて活躍した名優・花柳章太郎の追悼として、『小梅と一重』、『太夫さん』の2題を上演する。劇団新派としては、昨年2月に新型コロナウイルス感染拡大により公演中止となった新橋演舞場『八つ墓村』以来、実に1年8か月ぶりの本公演として、水谷八重子、波乃久里子をはじめとする豪華俳優が顔を揃える。公演を前に開かれた取材会では、水谷八重子も「やっと舞台に戻ることができる。こんなに嬉しいことはありません」と溢れる喜びをかみ締めた。

そしてこの度、生配信で『小梅と一重』で共演する水谷八重子と河合雪之丞が、ロバート・キャンベルを迎えてのスペシャル対談を行うことが決定。

女優として長年第一線で劇団新派を支えてきた水谷八重子と、歌舞伎の世界から新派へ移籍し大きな話題となった女方の河合雪之丞。女優と女方として、今まで数多く舞台で共演してきたふたりは、約1年8カ月ぶりの本公演に、今なにを想い、なにを語るのか――。そして、今回のスペシャル対談では、日本文学研究者のロバート・キャンベルを迎える。様々な演劇に親しみ、歌舞伎や文楽など伝統芸能にも精通したキャンベルが、今回、初日開幕直後の『新派特別公演』を観劇。出演している八重子、雪之丞と共に、観劇しての感想を交えて、劇団新派への想いを熱く語る。

キャンベルが日本文学の専門家としてコロナ禍での演劇に感じていることとは？！　また、このスペシャル対談が実現したきっかけとなった、八重子とキャンベルの意外な交流とは？！　生配信でどんなトークが繰り広げられるのか、期待したい。

水谷八重子　コメント

キャンベルさんは、日本文学を研究されている方ですから、我々日本人が当たり前に過ごしているよりも、日本語や歴史を深くご存知の事と思います。
そんなキャンベルさんに新派の舞台をご覧いただくのは少々恐くもございますが、キャンベルさんならではの視点でいろいろなお話を伺えるのが、大変楽しみでございます。

早稲田大学特命教授・日本文学研究者　ロバート・キャンベル　コメント

河合雪之丞　コメント

今回の対談をとても楽しみにしております。
キャンベルさんは、テレビなどで拝見していますが、お話するのは今回が初めてですので、少し緊張もいたしますが、八重子さんと3人で充実した時間にできたら嬉しいです。