ヨチヨチ歩きで丘を下るペンギンが見られる!?「埼玉県こども動物自然公園」vol.2

2016.1.13
動画
レポート
イベント/レジャー

野生の生息地を再現した「ペンギンヒルズ」

「埼玉県こども動物自然公園」(東松山市岩殿)は、比企丘陵に位置する自然に囲まれた動物園。名前に「こども」とあるように、子どもが自然観察を楽しんだり、動物と親しめるように展示が工夫されています。入園ゲートを入ると、その日に開催されるふれあいやエサやりイベントのスケジュールが書かれているので、ぜひチェックしましょう。前回は、東園の「カピバラ温泉」を中心に紹介しましたが、北園の「ペンギンヒルズ」も人気です。

北園にある「ペンギンヒルズ」

ペンギンというと、南極などの寒い地域に生息しているイメージが強いですが、南極だけで繁殖しているのはエンペラーペンギン(皇帝ペンギン)とアデリーペンギンの2種類だけです。そのほかのペンギンは、温帯や赤道直下の島々など、広い範囲に分布しています。

 

プールサイドに集まるペンギンたち

 

同園で飼育されているペンギンは、チリやペルーの海岸、沿岸の島々に生息するフンボルトペンギンです。北園にある「ペンギンヒルズ」は、南米チリのチロエ島にあるプニウィル保護区をモデルに、野生の生息地を再現。右手には、波立つプールと大きな丘、左手には小さな丘があります。ペンギンと人を隔てているのは、細いロープだけです。人間がロープを越えることはできませんが、ペンギンは自由に歩けるようになっています。

 

左の巣にはペンギンが入居中

 

丘には、たくさんの巣があります。じっくりと観察していると、中にいるペンギンが出てくるところが見られるかもしれません。見られる確率はあまり高くはないそうなので、もし見られたら、かなりラッキーです! 

人気イベント「ペンギンのランチタイム」

 

運がよければ、ペンギンがロープを越えて、すぐ近くを通りすぎることもあります。また、1日2回開催される「ペンギンのランチタイム」(1カップ300円 要参加券)に参加すれば、トングを使ってペンギンにエサをあげることができます。土日・祝日は大人気のイベントなので、早めに参加券を入手しましょう。

※季節によって実施時間が変更になったり、動物の体調などにより実施しない場合もあります。スケジュールや参加方法は、同園の公式サイトや園内でご確認ください。

 

「ペンギンのランチタイム」の時間帯は、エサをもらうために、ペンギンたちが丘を下ってくるところが見られる確率も高いです。

ヤブイヌ

北園では、2015年11月から、同園で初めてとなるヤブイヌの展示も始まりました。ヤブイヌの公開に伴って、「ヤブイヌ舎」も新設。生態環境を考慮し、ヤブイヌが快適に過ごせるように工夫されています。ヤブイヌを観察するなら、マーキングのスタイルに注目しましょう。オスは片足を上げますが、メスは逆立ちで行います。国内では、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)や東山動植物園(愛知県名古屋市)など、数園でしか飼育されていないので、お見逃しなく!

 

園内には売店がいくつかありますが、入園ゲートに一番近い「キリン売店」にはぜひ寄りましょう。カピバラグッズを中心とした、オリジナル商品が多数販売されています。

左は、「眼鏡拭き」としても使えるマイクロファイバークロス

 

このデザインの商品は、ミニハンカチやガーゼタオルのほか、Tシャツやトートバッグなどもあります。

「カピバラせんべい」(490円)

 

カピバラの形をした、オリジナルのお煎餅も人気です!

スタッフ手作りのお守り

 

受験生へのお土産には、「コアラのお守り」(700円)や「四天王のお守り」(700円)がオススメ! 四天王とは、樹上生活し、寝ていても落ちないコアラ、レッサーパンダ、フタユビナマケモノ、カナダヤマアラシ。「合格しました!」という報告も多数あるそうです。

 
埼玉県こども動物自然公園
住所:埼玉県東松山市岩殿554
営業時間:午前9時30分~午後5時
※11月15日~2月10日は午前9時30~午後4時30分
(入園券の発売は、閉園時間の1時間前まで)
休園日:毎週月曜日(休日のときは開園)
          2015年12月28日~2016年1月1日
※1月は月・火曜日閉園の時もありますので、事前にお問い合わせください。