イッツフォーリーズ公演ミュージカル『遠ざかるネバーランド』が新キャスト・新演出で上演
ミュージカル『遠ざかるネバーランド』
2022年3月23日(水)~28日(日)俳優座劇場にてミュージカル『遠ざかるネバーランド』が上演される。
2010年に空想組曲のほさかようが上演した『遠ざかるネバーランド』。2012年、2015年とストレートプレイでの上演が続き、2018年にイッツフォーリーズがミュージカル化。今回はキャストを一新し、新演出での上演となる。
初演舞台より
演出・渋谷真紀子コメント
私も大好きなピーターパンの物語ですが、 このネバーランドは少し違います。 ジェームズ・M・バリー著のピーターパンが滲ませる誰の助けも求めない孤独さが、 この少女と重なり、 本作に魅了されました。
今回、 半世紀近くオリジナルミュージカルを創り続けているイッツフォーリーズで、 人気戯曲が原作のミュージカルを演出できることを大変光栄に思います。 私自身、 悩める思春期にファンタジーの 世界を求める主人公の葛藤が痛い程わかります。 封じ込めていた言葉をフワッとファンタジーに迷い込ませるほさかようさんの脚本と、 繊細でダイナミックな吉田さとるさんの音楽が、 想像の翼を広げます。 初演の美術・衣装を活かし、 魅力的な新キャストやスタッフの皆さんと、 主人公の心象表現を深化させ た22年版をお届けするのがとても楽しみです。
大人になんてなれない……
ピーターパンが大好きな少女が飛んでいこうとしたネバーランドではどんな大冒険が待っているのでしょう?
「大丈夫だよ」
どんな時も1人じゃない。
手を取り合う勇気が、 少しでも“大人”に近づくことなのかもしれません。 今だからこそ、 私たちのネバーランドにいらして下さい。 このネバーランドが遠ざかる頃には、 優しい翼に包まれていますように。
ものがたり
初演舞台より
17歳のいずみは、 空を飛びたいと願っていました。 空を飛べれば、 どこか遠く、 そう、 ネバーランドのように永遠に大人にならない世界に行けると信じていたから…。
《ウエンディは、 星がきらめく夜空目指してとびたったのです》
いずみが空に手を伸ばし飛ぼうとすると、 いつしかそこはピーターパンのいる世界、 ネバーランドになっていたのでした。
ルフィオ、 トゥートルズ、 エコーの迷子たち、 狩人のタイガーリリー、 人魚のビスカ……そしてピーターパン。 名前を聞かれた、 いずみは自ら「ウエンディ」と名乗り、 ネバーランドの一員となりました。 みんなの願いは、 そう、 空を飛ぶこと。 空を飛ぶために必要な妖精の粉を探しに冒険の旅に出発します。 けれども、 そこには空を飛びたくない海賊たちや、 ウエンディをいずみに戻したい少年とティンカーベルも現れて…いつしかみんなの飛びたい気持ちは揺らいでいってしまうのでした。
ウエンディは、 ネバーランドの住人たちは、 果たして空を飛べるのでしょうか?そして、 ウエンディはいずみに戻れるのでしょうか?
公演情報
会場:俳優座劇場
〒106-0032 東京都港区六本木4-9-2 TEL 03-3470-2880
入場料(全席指定・税込)
前売 6,500円/当日 7,000円
初日割(3月23日)5,500円
U25 3,500円(25才以下、 要当日年齢証明)
Kissポート3,000円(港区在住・在学・在勤要当日証明)
HC割 3,500円(障害者手帳をお持ちの方と介助の方1名)
※U25、 Kissポートはカンフェティ、 オールスタッフのみ取扱。
ご入場の際にU25は年齢を証明する物、 Kissポートは港区在住、 在学、 在勤を証明する物が必要。
※HC割はオールスタッフ事前電話受付のみ。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前
イッツフォーリーズ ミニコンサート
3月26日(土)18時開演の回は、 終演後にイッツフォーリーズによるミニコンサートを開催。
(26日18時開演のをお持ちの方のみ観覧可能)
徳岡 明、 工藤広夢、 神田恭兵
青柳塁斗、 金村 瞳、 鈴木彩子
東城由依、 刀根友香、 近藤萌音、 杉尾優香、 森山真衣
川原一馬、 藤森裕美