『ウエスト・サイド・ストーリー』アンセル・エルゴート(トニー役)&レイチェル・ゼグラー(マリア役)が役作りの秘訣明かす

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2022.2.8
『ウエスト・サイド・ストーリー』 © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『ウエスト・サイド・ストーリー』 © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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スティーブン・スピルバーグ監督映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が、2022年2月11日(祝・金)より全国の映画館で公開される。先日発表された第79回ゴールデングローブ賞では、作品賞・主演女優賞(レイチェル・ゼグラー)・助演女優賞(アリアナ・デボーズ)の主要部門で最多3冠を獲得し、本年のアカデミー賞の最有力候補として注目されている。

【動画】映画『ウエスト・サイド・ストーリー』本予告


元々『ウエスト・サイド・ストーリー』は、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』をベースに翻案された舞台ミュージカルだ(1957年ブロードウェイ初演)。原案・演出・振付:ジェローム・ロビンズ。脚本:アーサー・ローレンツ。音楽を作曲したのは、20世紀を代表する指揮者のひとりでもあるレナード・バーンスタイン。歌詞を書いたのは、つい先頃(2021年11月)他界したスティーヴン・ソンドハイム。1961年にロバート・ワイズとジェローム・ロビンズの共同監督、アーネスト・レーマン脚本で映画化され世界的大ヒットとなった。それから60年の歳月を経て、スピルバーグが念願の再映画化に挑んだのが、本作なのである。

【ストーリー】
夢や成功を求め、多くの移民たちが暮らすニューヨークのウエスト・サイド。だが、貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、各チームの対立は激化していった。ある日、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアは、対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、一瞬で惹かれあう。この禁断の愛が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。


シェイクスピアの戯曲では、14世紀イタリアのヴェローナにおいて対立する名家(モンタギュー家とキャピュレット家)によって引き裂かれる恋人たち=ロミオとジュリエットが、『ウエスト・サイド・ストーリー』では、ニューヨークで対立する移民グループ(ジェッツとシャークス)の間で揺れるトニーとマリアに置き換えられ、同様に異なる立場を越えた2人の禁断の愛が描かれていく。

本作の中心となる2人について、スピルバーグは「僕たちのトニーとマリアの間には素晴らしい相性がある。アンセル・エルゴート(トニー役)とレイチェル・ゼグラー(マリア役)は、スクリーン上でそれを見事に演じているんだよ」と自信を語りながら主演2人の演技を絶賛。

さらに、レイチェル・ゼグラーが先日のゴールデングローブ賞でも主演女優賞(ミュージカル・コメディ)に輝くなど、すでに本作の新生マリアに称賛の声が上がっている。本作が映画デビュー作にも関わらず、実写版『白雪姫』への出演も決まっているなど各所で高い評価を得るレイチェルは、マリアの役作りの秘訣について「『ウエスト・サイド・ストーリー』の原作を再読したり、自分自身をジュリエットが持つ純真な世界に置くために『ロミオとジュリエット』を再読したわ。私たちはマリアを純真過ぎる存在ではなく、彼女が選択をする上での知識を持たせようとも思った。でも、脚本のトニー・クシュナーのアドバイスもあって、オリジナルの『ロミオとジュリエット』の世界を大切にしたの」と、物語の原点となる『ロミオとジュリエット』にリスペクトを込め、2人を隔てる障害の中まっすぐにロミオを愛するジュリエットをイメージしながら役作りをしたと明かしている。

『ウエスト・サイド・ストーリー』レイチェル・ゼグラー © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『ウエスト・サイド・ストーリー』レイチェル・ゼグラー © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

一方、トニーを演じたアンセル・エルゴートも「僕は、レイチェルと一緒に《Tonight》(トゥナイト)を歌うバルコニーのシーンが大好きなんだ。僕たちはトニーとマリアを見事に演じられたと思ったし、お互いとても楽しんだ。僕たちは、あのバルコニー・シーンへの愛に浸っているんだよ」と、『ロミオとジュリエット』のオマージュであるバルコニーのシーンに、強い思い入れを込めて演じたことを語っている。アンセルとレイチェルの純粋な思いによって演じられるトニーとマリアのひたむきな姿は、多くの人の心を揺さぶるだろう。

『ウエスト・サイド・ストーリー』アンセル・エルゴート © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『ウエスト・サイド・ストーリー』アンセル・エルゴート © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

スティーブン・スピルバーグ監督が、1950年代のニューヨークを舞台に、社会の分断を乗り越えようとした“禁断の愛”の物語を、数々の名曲とダイナミックなダンスと共に描いた感動のミュージカル・エンターテイメント『ウエスト・サイド・ストーリー』は、いよいよ2月11日(金)から全国劇場公開。

上映情報

『ウエスト・サイド・ストーリー』
 
(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

■製作:監督:スティーブン・スピルバーグ
■脚本:トニー・クシュナー
■作曲:レナード・バーンスタイン
■作詞:スティーブン・ソンドハイム
■振付:ジャスティン・ペック
■指揮:グスターボ・ドゥダメル
■出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、マイク・ファイスト、デヴィッド・アルヴァレス、リタ・モレノ

■日本公開日:2022年2月11日(祝・金) 全国の映画館にてロードショー
■全米公開:2021年12月10日
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved. 
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/westsidestory


<東山紀之コメント動画>
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