衛星劇場、2022年5月の歌舞伎は『神田祭』『壽浅草柱建』を放送
(C)松竹株式会社
衛星劇場では、毎日平日午後4時から歌舞伎を放送し、毎月約20本の歌舞伎作品を届けている。
2022年5月は、令和3年 2月に歌舞伎座で上演された『神田祭』と、同じく歌舞伎座で令和3年1月に上演された『壽浅草柱建』の放送が決定した。
『神田祭』は、粋でいなせな鳶頭に仁左衛門、艶やかな様子の芸者に玉三郎と至高の組み合わせで魅せる、華やぎあふれる舞台。『壽浅草柱建』は、正月恒例の『新春浅草歌舞伎』を彩っている花形たちが揃って令和3年の幕開きを寿ぐ舞台となる。
『神田祭』
『神田祭』 (C)松竹株式会社
2021年/令和3年2月・歌舞伎座
[出演]片岡仁左衛門、坂東玉三郎
『壽浅草柱建』
『壽浅草柱建』 (C)松竹株式会社
2021年/令和3年1月・歌舞伎座
[出演]尾上松也、中村隼人、坂東巳之助、中村米吉、中村鶴松、中村種之助、坂東新悟、中村歌昇
放送情報
『神田祭』
放送日:5月9日(月) 後4:00~/17日(火) 後5:30~他
2021年/令和3年2月・歌舞伎座
[出演]片岡仁左衛門、坂東玉三郎
粋な鳶頭と芸者が魅せる華やかな江戸風情。
今日は赤坂の日枝神社と並び「天下祭」と謳われる、神田明神の御祭礼。江戸庶民が待ちに待った神田祭とあって、祭囃子が流れる江戸の町は浮き立っています。そこへほろ酔い加減でやって来たのは鳶頭。江戸前のすっきりとした踊りを見せ、祭り気分を盛り上げます。続いて芸者がやって来ると、艶やかな踊りを披露。どうやら二人は訳ありな様子…。
江戸の情緒を賑やかに舞い踊る神田祭の様子を清元の舞踊にしたひと幕。粋でいなせな鳶頭に仁左衛門、艶やかな様子の芸者に玉三郎と至高の組み合わせで魅せる、華やぎあふれる舞台。
『壽浅草柱建』
放送日:5月8(日) 前10:15~/19日(木) 後4:00~他
2021年/令和3年1月・歌舞伎座
[出演]尾上松也、中村隼人、坂東巳之助、中村米吉、中村鶴松、中村種之助、坂東新悟、中村歌昇
主君の源頼朝から富士の巻狩の総奉行職を命じられた工藤祐経は、そのための仮屋の普請を行うこととなり、柱建ての儀式を執り行います。これに列座するのは、小林朝比奈をはじめ、傾城の大磯の虎たちに加え、工藤を親の仇と狙う曽我十郎、五郎兄弟。いきり立つ五郎を舞鶴や茶道珍斎、喜瀬川がなだめるところ、工藤は兄弟の父である河津三郎の最期の様子を物語っていきます。
“柱建て”とは建築現場で初めて柱を立てる儀式のことで、「曽我もの」の舞踊のなかでも珍しい長唄の「新柱建」を再構成し、正月恒例の「新春浅草歌舞伎」を彩っている花形たちが揃って令和3(2021)年の幕開きを寿ぐ。
衛星劇場では、毎月約20本の歌舞伎作品を平日夕方4時から毎日放送!