GENERATIONS数原龍友、白石和彌監督らが称賛する映画『OLD DAYS』とは ミュージシャン、俳優、映画監督らのコメントが到着
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7月16日(土)公開の映画『OLD DAYS』をいち早く鑑賞したミュージシャン、映画監督らのコメントが到着した。
『OLD DAYS』は、第41回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2019観客賞を受賞した映画。埼玉県幸手市を舞台に、実在する暴走族“幸手櫻會”に監督自らが入念な取材を重ねて脚本を完成させたという作品だ。メガホンをとり、脚本も手がけたのは、末松暢茂監督。俳優でもある末松監督は、大阪西成あいりん地区を舞台にした『TORE』、北アルプスの麓で生きるマタギと少年を描いた短編『ハルとロウ』などで知られる。また、末松監督は主演も務めるほか、『ケンとカズ』の髙野春樹や小田哲也らがキャストに名を連ねている。東京のクラブハウスで働くカズヤ。漁師をしているソウジ。 埼玉の地元でキャバクラのボーイをするトモキ。かつて同じ暴走族「幸手櫻會」のメンバーであった三人は、それぞれの日常を送っている。ある夜、仕事中客同士の些細な揉め事に巻き込まれたカズヤが、突然東京を飛び出し地元へと帰る。その日は偶然事故で亡くなった友人・マコトの命日であった。カズヤ、ソウジ、トモキの3人が久しぶりに再会をし、かつての青春時代に向かっていくかのように走り出す。
本作を鑑賞し、コメントを寄せたのは、GENERATIONS from EXILE TRIBEの数原龍友や、Jesse McFaddin(RIZE/The BONEZ、ミュージシャン)、俳優の尚玄、白石和彌監督ら。コメント全文は、以下のとおり(※順不同・敬称略)。
数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE / 歌手)
変わる事の勇気。
変わらずにいる事の潔さ。
きっと、他人からは
理解し難い事かもしれませんが
それを当たり前の様に
理解し合える
"仲間"の
素晴らしさを感じました。
大切な人を想う気持ちは
人それぞれの形がありますが
「忘れない」
それが一番大事な事なんだと
改めて気付かせてくれた作品です。
常に新しい情報や
美しく刺激的な物で
溢れている現代ですが
本当に刺激的で
肌がヒリヒリするような
常に緊張の糸が張り詰めている
そんな緊張感は、もしかすると
今の世の中に足りない物
だったりするのかもしれないな…
そんな気持ちにさせられました。
Jesse McFaddin (RIZE、The BONEZ /ミュージシャン)
人はそれぞれストーリーがあって語りきれないほどの思い出がある。
良くも悪くも10代に経験した事はそいつにとって一生の宝で大人になればなるほどその大切さを思い出させてくれる。
1人の元暴走族の話なんだけど全く違うジャンルに置き換えても多くの人が共感すると思う。
友情とは何か…凄くシンプルで切なくもあり胸が熱くなる映画だった。ノブシゲの演技は勿論監督としても今後が楽しみだ。
是非皆んなに見て欲しい!!
尚玄(俳優)
長らく会っていなくても、一瞬で時間を取り戻せる腐れ縁ってある。むかし埋めたタイムカプセルを掘り返すような、そんな愛らしい映画だった。
白石和彌(映画監督)
刻まれた苦い記憶と苦い感情は誰にも消し去ることなんて出来ない。だから男達は走る。ルールなんて関係ない。カッコ悪くても風を切って暴走する。この映画には見ているものの衝動を目覚めさせ、走り出させる力が漲っている。
千原ジュニア(お笑い芸人)
愚直で純粋な映画だ!!
奈良橋陽子(ディレクター、キャスティング・ディレクター、作詞家)
ロードムービー、 過去へ...今を生きるためにOLD DAYS
(80年代初頭をピークとする)暴走族に所属していた3人の男たちのロードトリップ。 旅の途中、彼らは友情を確認、失った友を思い出し、そして必要としていた、魂を燃やしていく。 そして、その旅路が進んでいくたびに、互いの距離が縮まり、失っていた精神が、印象的なセリフとともに、淡々とした美しいユーモアをもって描かれていく。 現代社会で失われた魂...何かつながりを見つけようとする...観た後もずっと残る。
素晴らしい脚本、さらに素晴らしい演技......まさに珠玉の映画です。
どんなに小さくっても、パチーノの「スケアクロウ」と同じクラス!
末松さん、今後も書いて、出演して、監督してください!!!!!
YOU(タレント)
バイク タバコ ラーメン餃子 特攻服 しばく しばかれる 上下関係 友情。
メンズアイテムの全て。メンズが大人になるということは、そのアイテムのひとつひとつを、少しずつ手放してゆくことなんだろう。変わってゆくことを誰よりも恐れる生物は、いつも愛おしく不器用だ。この作品に描かれたメンズという生き物、彼等が手放す事のできない熱い愛着は、そのまま日本のカルチャーとして永遠に語り継がれるだろう。愛着こそがカルチャーであり、愛着こそが、大人のふりをしている私達を大いに奮い立たせてくれる。
若木信吾(写真家、映画監督)
不器用さと純粋さが品性のトップなんじゃないかと思わせてしまう強い魂が詰まっている。ドキュメンタリーよりストレートに届く、言葉にできない行動の塊だ!
『OLD DAYS』は7月16日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開。