劇団昴、迫真の法廷劇『評決 The Verdict』上演決定 フランク・ギャルビン役は宮本充

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2022.7.16
『評決 The Verdict』

『評決 The Verdict』

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2022年8月31日(水)~9月4日(日)俳優座劇場にて、劇団昴『評決 The Verdict』の上演が決定した。

世界的なヒットとなったベストセラー小説を原作とする本作は、1982年にポール・ニューマンを主役に映画化、小説の舞台版を劇団昴が2018年に本邦初演した。

初演時舞台写真 左・金子由之 右・宮本充 撮影=梅原渉

初演時舞台写真 左・金子由之 右・宮本充 撮影=梅原渉

初演時舞台写真 中央 宮本充  撮影=梅原渉

初演時舞台写真 中央 宮本充  撮影=梅原渉

初演時舞台写真 左・林佳代子 右・宮本充 撮影=梅原渉

初演時舞台写真 左・林佳代子 右・宮本充 撮影=梅原渉

『ラインの監視』で昴とタッグを組んだ、演出家・原田一樹と劇団昴が描く迫真の法廷劇となり、このたび脚本を再構成し、演出にさらに手を加え再び上演。初演に引き続き主演のフランク・ギャルビン役は、宮本充が務める。

■ものがたり

今は落ちぶれ酒浸りの日々を送る弁護士ギャルビン。ある日、出産で入院した女性が麻酔時のミスで植物状態になったという事件を引き受ける。多額の和解金で穏便に済まそうとする病院側。示談金を頂き早々に済まそうとするギャルビンは昏睡状態の女性の病室を訪れる。そこに彼が見たものは……。かすかに明かりを灯す人間の尊厳。奥深い闇に向かい男は敢然と対峙していく。

 

公演情報

劇団昴『評決 The Verdict』

■日程:2022年8月31日(水)~9月4日(日)
■会場:俳優座劇場
■原作:バリー・リード
■脚色:マーガレット・メイ・ホブス
■翻訳:永田景子、原田一樹

■構成・演出:原田一樹

■出演:
宮本充(フランク・ギャルビン)
 
牛山茂(スウィーニー判事)/金尾哲夫(エドガー・コンキャノン)/金房求(トンプソン医学博士)/石井ゆき(ミセス・マクデット、他)北川勝博(ブロフィー司祭)/金子由之(モー・カッツ)/林佳代子(ドナ・セント・ローレント)/永井誠(タウラー医学博士)
 
高山佳音里(メアリー・ルーニー看護婦)/平林弘太朗(ユージーン・ミーハン)/市川奈央子(ナタリー・ストンパナット、他)
宮島岳史(クラウリー医学博士)/吉澤恒多(カラハン書記官、他)/立花香織(ペギー・トミー、他)
 
桑原良太(アリート、ラウリーセン廷吏、他)/矢﨑和哉(若手弁護士、他)/近藤瑞希(フリードマン、他)/笹井達規(司祭、他)
 
■キャスト紹介
 
□宮本 充/フランク・ギャルビン (主人公 落ちぶれた弁護士)
昭和61年(1986年)より在籍。最近の劇団昴の出演作に2021年公演を再開した『クリスマス・キャロル』の主人公スクルージを演じたほか、『ホテル・スイート』(シドニー・ニコルズ/2015)、『ヴェニスの商人』(アントーニオー/2016)、『アルジャーノンに花束を』(ストラウス博士/2017)、『ポーランドの人形遣い』(シュワルツコフ/2017)などがある。他にアニメ「血界戦線」「文豪ストレイドックス」への声の出演や洋画や海外ドラマの吹替にも活躍中。彼のその演技には内外に評価は高い。以前から映画「評決」を見てこの作品の舞台化を考えていたという宮本。ギャルビンを演じる思いは深い。
 
□林 佳代子/ドナ・セント・ローレント (バーでギャルビンと出会う女性)
主人公ギャルビンとバーで出会う謎めいた女性を演じる。昭和61年(1986年)より在籍。最近の劇団昴の出演作に2021年『クリスマス・キャロル』で進行役をつとめるなど、演技の幅が更に広がっている。ほかに『リア王』(リーガン/2014)、『親の顔が見たい』(長谷部多恵子/2009~2015)、『谷間の女たち』(アレハンドラ/2015)などがある。劇団を支える俳優の一人。昴ザ・サード・ステージで上演した劇団チョコレートケーキの古川健・作、日澤雄介演出の『幻の国』(クララ/2017)でも高い評価を得た。
 
□金尾哲夫/エドガー・コンキャノン (ギャルビンと法廷で対する病院側の弁護士)
初演で山口嘉三が演じた狡猾な弁護士コンキャノンを今回演じることになり、当人その意気込みは充分。こうご期待! 昭和52年より在籍。最近の劇団の舞台に『ラインの監視』(テック/2014・2016九州・近畿ブロック巡演)、『ヴェニスの商人』(ヴェニス公/2016)など。外部出演に『木の皿』(加藤健一事務所/2012)、『緑の村の物語』『ミュージカル姫神楽』(以上劇団BDP)など。また洋画や海外ドラマ、アニメ、ゲームの吹替えにも活躍。
 
□牛山 茂/スウィーニー判事 (ギャルビンとコンキャノンが対決する裁判の判事)
初演で関時男が演じた癖の強い判事、スウィーニーを今回演じる。昭和52年より在籍。最近の劇団の舞台に2021年12月に再開した『クリスマス・キャロル』での進行役をはじめ、『リア王』(グロスター伯/2014)、『ポーランドの人形遣い』(ポポフ/2017)、『評決The Verdict』(初演*ユージーン・ミーハン/2018)など、他に『僕の庭のLady』(アンダーウッド、他/日本劇団協議会)など。アニメ海外ドラマなどの吹替えにも活躍。
 
□金子由之/モー・カッツ(主人公ギャルビンの友人)
ギャルビンの良き理解者であり、友人モー・カッツを初演より演じる。昭和59年より在籍。最近の劇団の舞台に『クリスマス・キャロル』(スクルージ/2007~2010)、『リア王』(リア王/2014)、『どん底』(サーチン/2014)、『Other People’s Money─他人の金─』(ジョーゲンソン/2019)、『アルジャーノンに花束を』(ニーマー教授/2017・2019・2020)など。外部出演に『わが町』『月の獣』(以上俳優座劇場)、『CHIMERICAチャイメリカ』(栗山民也演出/世田谷パブリックシアター)、『血と骨』(金俊平/トムプロジェクト/2019)、『備後訛り節』(劇団1980)など。他に海外ドラマなどの吹替えにも活躍。
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