佐々木蔵之介主演、シルヴィウ・プルカレーテ演出舞台、ビジュアル&キャスト解禁 2022年秋、プルカレーテ演出2作品を東京芸術劇場で上演
舞台『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』ビジュアル
2022年11月23日(水・祝)~12月11日(日)東京芸術劇場 プレイハウスにて、舞台『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』の上演が決定した。佐々木蔵之介が主演、ルーマニアの奇才・シルヴィウ・プルカレーテが演出を務め、『リチャード三世』以来、5年ぶりに2人のタッグが実現する。
今回の上演作は、モリエールの傑作『守銭奴』。蔵之介は極度の倹約家である主人公のアルパゴンを演じる。あらゆることに金を出し渋る過剰なまでの吝嗇ぶりと強欲さを笑劇的な滑稽さで描く爆笑コメディとなる。
【佐々木蔵之介 コメント】
プルカレーテさんとは、『リチャード三世』でご一緒して以来、「また是非次回作を!」とお話させていただいていたので、新たなクリエーションでこうして実現できて、とても嬉しいです。
プルさんの稽古は、想像をやすやすと超えてくるので、楽しくてとても刺激的です。毎日稽古が終わった後、役者同士でおさらいをしても、翌日には、ゴロっと変わってまたビックりする(笑)、そんな稽古場は、演劇人として刺激的で至福の時間でした。今回も経験したことのない感覚、何が飛び出るかわからない演出が楽しみで、待ち遠しいです。
『守銭奴』では、ドケチで欲深い、誰も幸せにしない…、とにかくダメなおやじの役を演じます。プルさんは人間の良いも悪いも、残酷で悲惨なものも、美しく儚く魅せる名手です。ご期待ください!
また10月8日(土)~11日(火)には、シルヴィウ・プルカレーテの演出による『スカーレット・プリンセスThe Scarlet Princess』の上演も決定している。
『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』
不道徳かつ退廃的な美しさと、奇想天外な愛憎ロマンで江戸歌舞伎界の話題をさらった四代目鶴屋南北「桜姫東文章」。歌舞伎の傑作にして問題作を、プルカレーテが大胆にスペクタクル化したのが『スカーレット・プリンセス』だ。2018年シビウ国際演劇祭で衝撃のワールド・プレミア、すぐさまベルギーのブリュッセルに招かれて絶賛を博した。この話題作が待望の来日を果たす。
ルーマニア出身のシルヴィウ・プルカレーテは、母国ルーマニア・シビウ演劇祭で自身が演出する『ファウスト』が毎年のハイライトとなるほど、ヨーロッパ演劇界の大看板。
日本演劇界とも深く関わるようになり、東京芸術劇場では、2017年の佐々木蔵之介主演『リチャード三世』、そして2020年『真夏の夜の夢』の2作品を演出し、日本の舞台シーンの話題をさらった。
今秋上演の2作品とも、音楽:ヴァシル・シリー、美術:ドラゴッシュ・ブハジャールとのプルカレーテ組・最強チームによるクリエーションとなる。
公演情報
翻訳:秋山伸子
演出:シルヴィウ・プルカレーテ
公演情報
原作:鶴屋南北「桜姫東文章」
公式サイト:https://www.purcarete-fes.jp/