ローマ歌劇場、2023年日本公演決定 『椿姫』『トスカ』の2演目を上演

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2022.9.16
左から)『椿姫』(C)Kiyonori Hasegawa、『トスカ』(C)C. M. Falsini-Teatro dell'Opera di Roma

左から)『椿姫』(C)Kiyonori Hasegawa、『トスカ』(C)C. M. Falsini-Teatro dell'Opera di Roma

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公益財団法人日本舞台芸術振興会(NBS)は、2023年9月にローマ歌劇場を招聘し、G.ヴェルディ『椿姫』とG.プッチーニ『トスカ』の2演目を上演することが決定した。

『椿姫』 (C)Kiyonori Hasegawa

『椿姫』 (C)Kiyonori Hasegawa

『トスカ』 (C)C. M. Falsini-Teatro dell'Opera di Roma

『トスカ』 (C)C. M. Falsini-Teatro dell'Opera di Roma

ローマ歌劇場は2022/23シーズンから音楽監督にイタリア・オペラ界を担う俊英ミケーレ・マリオッティの就任が決まっており、早くも3年先までのシーズン・オープニングの演目を発表するなど意欲的な姿勢を示して、いま上昇気流に乗っている。

今回は2018年の来日でも評判となったソフィア・コッポラ演出の名舞台『椿姫』が日本に再上陸。本プロダクションはオペラとしては異例のロングラン公演が打たれ、その間には映画としても公開された。オペラファン、音楽ファンを超えて多くの人々を魅了した稀有な成功作といえるだろう。

もう一演目は、物語の舞台がローマに設定され、本歌劇場にとって伝家の宝刀ともいえるフランコ・ゼッフィレッリ演出の『トスカ』。

ゼッフィレッリといえば『トゥーランドット』『アイーダ』など豪華絢爛な舞台で知られているが、この『トスカ』についても2023年のゼッフィレッリ生誕100年を機に色彩豊かなプロダクションが蘇る。

これらの2演目に主演するソリストには、今を時めく旬のスター歌手たちが揃った。

『椿姫』はヴィオレッタ役にいま新世代の歌姫として日の出の勢いのソプラノ、リセット・オロペサ、アルフレード役に世界で最も引く手あまたのテノール歌手のひとりであるフランチェスコ・メーリ、ジェルモン役は柔らかい美声が魅力の気鋭のバリトン、アマルトゥブシン・エンクバート

『トスカ』は、今年7月に初来日してその豊かな歌声を余すところなく披露、本作が自身の代名詞ともなっているソニア・ヨンチェヴァと、輝かしい美声で人気を博しているヴィットリオ・グリゴーロ

いずれも世界中の有名歌劇場を席巻する旬の実力派ソリストたちで、現在イタリア・オペラ界で考えられる限りの最高に贅沢な布陣となる。

公演情報

ローマ歌劇場 2023年日本公演
 
音楽監督:ミケーレ・マリオッティ
 
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲/ソフィア・コッポラ演出
『椿姫』
 
指揮:ミケーレ・マリオッティ
 
ヴィオレッタ:リセット・オロペサ
アルフレード:フランチェスコ・メーリ
ジェルモン:アマルトゥブシン・エンクバート
 
2023 年
9 月10 日(日)、9 月13 日(水)、9 月16 日(土)、9 月18 日(月・祝)
 
ジャコモ・プッチーニ作曲/フランコ・ゼッフィレッリ演出
『トスカ』
 
指揮:調整中
 
トスカ:ソニア・ヨンチェヴァ
カヴァラドッシ:ヴィットリオ・グリゴーロ
スカルピア:調整中
 
2023 年
9 月17 日(日)、9 月21 日(木)、9 月23 日(土・祝)、9 月26 日(火)
 
公演地:東京、横浜
 
※上演会場、開演時間、料金等の詳細は2023 年1 月下旬に発表予定です。
※上記の演目および出演者は、2022 年9 月現在の予定です。今後、出演団体の事情等により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
 
リセット・オロペサまもなく初来日!
(ローマ歌劇場2023 日本公演「椿姫」ヴィオレッタ役)


『華麗なるオペラ・デュオ・コンサート』
 
2022年9 月23 日(金・祝)、9 月25 日(日)15:00 東京文化会館
9/23 「椿姫」“ああ、そはかの人か 花から花へ” [オロペサ] 他
9/25 「椿姫」 “ああ、そはかの人か 花から花へ” [オロペサ]、ジェルモンとヴィオレッタの二重唱“ヴァレリー嬢ですか〜お伝えください、清らかなお嬢さんに” [オロペサ&サルシ]他
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