イタリアが誇るプリモ・ウォーモ、ヴィットリオ・グリゴーロが25年3月にソロコンサートを開催

ニュース
クラシック
舞台
2024.11.26
ヴィットリオ・グリゴーロ          photo: Ieva Ukanyte

ヴィットリオ・グリゴーロ          photo: Ieva Ukanyte

画像を全て表示(4件)


2025年3月15日(土)東京文化会館にて、 『ヴィットリオ・グリゴーロ テノール・コンサート』が開催されることが決定した。

いま最高潮のイタリアン・テノール、ヴィットリオ・グリゴーロがソロ・コンサートで日本に帰ってくる。

photo: Shoko Matsuhashi

photo: Shoko Matsuhashi

2023年のローマ歌劇場日本公演の『トスカ』カヴァラドッシ役で、圧倒的な存在感と実力を示したグリゴーロ。グリゴーロが舞台に立つと、舞台は輝きを増し、彼の熱量で劇場中が満たされると言われている。観客を虜にする、甘く繊細で情熱的な声、爆発力のある表現、凛々しく魅力的な舞台姿。グリゴーロはテノールに求められているすべてを兼ね備えている、イタリア・オペラの輝ける伝統を引き継ぐ、プリモ・ウォーモ(オペラの絶対的な主役男性歌手)だ。

photo: Marty Sohl / Met Opera

photo: Marty Sohl / Met Opera

アンサンブルや、調和を重視する現代、グリゴーロのような“オペラ歌手の黄金時代”を彷彿とさせるような歌手は少なくなっている。しかし、いつの時代もテノールはオペラの華、若さや青春、輝きの象徴であった。

photo: Kiyonori Hasegawa

photo: Kiyonori Hasegawa

今回のコンサートでは、燃え上がるようなヴェリズモ・オペラの曲目を予定。グリゴーロのみずみずしい声はさらに輝きを増し、人生の重みや渋みが表現に溢れでてきて、まさに円熟期を迎えている。どんなコンサートになるのか、楽しみにしよう。

公演情報

〈旬の名歌手シリーズ – XII
『ヴィットリオ・グリゴーロ テノール・コンサート』
 
日程・会場:2025年3月15日(土)東京文化会館(上野)
 
指揮:レオナルド・シーニ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
 
出演:ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール) 

■予定されるプログラム 
※演奏順不同。★印はオーケストラ演奏
 
【第一部】<プッチーニに捧ぐ>
ジャコモ・プッチーニ作曲
―歌劇「マノン・レスコー」
“なんと素晴らしい美人!”
間奏曲 ★
―歌劇「外套」
 “お前の言うとおりだ”
―歌劇「修道女アンジェリカ」
間奏曲 ★
―歌劇「西部の娘」
 “やがて来る自由の日”
―歌劇「トゥーランドット」
“泣くな、リュー”
“誰も寝てはならぬ”
 
アミリカーレ・ポンキエッリ作曲
―歌劇「ラ・ジョコンダ」
時の踊り ★
 
【第二部】<ヴェリズモ(真実主義)>
フランチェスコ・チレア作曲
―歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」
“私の心は疲れ”
 
ウンベルト・ジョルダーノ作曲
―歌劇「アンドレア・シェニエ」
““ある日、青空を眺めて”
“五月の晴れた日のように”
―歌劇「フェドーラ」
間奏曲 ★
 
ピエトロ・マスカーニ作曲
―歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
間奏曲 ★
“母さん、あの酒は強いね”
―歌劇「友人フリッツ」
間奏曲 ★
 
ジャコモ・プッチーニ作曲
―歌劇「妖精ヴィッリ」
第2の間奏曲「夜の宴 (妖精たちの踊り)」★
 
ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲
―歌劇「道化師」
“衣装をつけろ
 
※表記のプログラム、出演者は2024年11月15日現在の予定です。やむを得ない事情により変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
曲目・指揮者変更によるの払い戻し、日にち変更はお受けできません。

入場料(税込) ※未就学児のご入場はご遠慮ください。
S席:¥24,000 A席:¥21,000 B席:¥18,000 C席:¥13,000 D席:¥8,000

【一般発売】11/29(金)10:00より
 
 
主催:公益財団法人日本舞台芸術振興会/日本経済新聞社
後援:TOKYO FM
シェア / 保存先を選択