石井琢磨・菊池亮太（ピアノ）とLE VELVETS・佐賀龍彦＆宮原浩暢が出演 BS11主催『貴公子たちの音楽会』が初開催

2022年10月25日（火）自由学園明日館 講堂にて、BS11主催『貴公子たちの音楽会』が初開催されることが決定した。

本企画は、テレビ番組とイベントと配信をハイブリッドした、新スタイルのエンターテイメント。近年伸長著しいYouTubeのピアニストたちを中心に、様々な音楽家たちが登場し、非日常な空間で非日常の豪華なエンターテイメントを提供する。

初開催となる今回、キャスティングされたのは、2022年もっともの取れないクラシック・ピアニストに急成長した石井琢磨とアグレッシブかつジャンル横断的なピアノスタイルで50万人を超えるYouTubeチャンネルのフォロワーをもつ菊池亮太の2人。さらに、番組とイベントをMCとして切り盛りするのはオペラ・ボイスのコーラス・グループLE VELVETSのメンバー佐賀龍彦と宮原浩暢。佐賀は、昨年脳梗塞に倒れたのち、先日テレビで初復帰を果たしたばかり。彼らはピアニストたちとコラボレーションも見せてくれるという。

10月のコンサートは、ピアニストたちのソロもあれば、連弾もあり、YouTubeチャンネルでお馴染みの共演も生で楽しめる場となるという。また、LE VELVETSの2人との初コラボレーションも。Streaming+で同時生配信も実施される予定だ。番組では、コンサートでは見られないアーティスト各々のプロフィール映像や素顔も紹介し、多面的にアーティストの魅力を伝える。

本企画のコンテンツプロデューサーであるBS11の長嶌氏に話を聞いた。

――この企画を立ち上げられたきっかけは、何だったのでしょうか？

近年、地上波はもちろん、BS局でもYouTuberやYouTubeコンテンツと連動した番組が続々放送されるようになり、視聴年齢層が比較的高めといわれるBS局でも高視聴率を獲得するなど、その注目度が高まっており、BS11の社内でもYouTubeの研究を進めてきました。一方で、私が所属する「配信コンテンツbiz局」が2021年8月に新設され、単に放送の二次使用というだけでなく、配信を軸に展開できるコンテンツ開発に向けて本格的に動きだしはじめることになりました。そのコンテンツ開発にYouTube研究の分析を掛け合わせて生まれたのが『貴公子たちの音楽会』でした。

――長嶌さん自身もYouTuberのピアニストたちの活動には注目されていたのでしょうか？

YouTubeを舞台に活躍するピアニストたちが、CMや音楽番組、芸能・情報番組などにひっぱりだこになっていて、その人気を後押ししているのがピアニストたちのYouTubeチャンネルの登録者たちでした。２０万人、50万人、中には100万人を超える登録者を持つアーティストたちがどんどん台頭してきていました。BS放送の視聴者は映画、紀行、教養番組はもちろん、音楽や芸術をゆったりと楽しみたいという層も多く、視聴層とマッチする出演者になってくれる、かつYouTubeでコンテンツを楽しんでいる層にも支持してもらえるのではないかと思い、ぜひ番組を一緒に作れないかと注目していました。

――石井琢磨や菊池亮太をどう感じてらっしゃいますか？

お二人とも、YouTubeで絶大的な人気を誇る一方、数々の国際コンクールでも入賞の実績を持っていらっしゃいます。ストリートピアノなどの活動をはじめ、様々なジャンルに挑戦されていますが、基盤、実力がしっかりしているからこそ、多くの人々の心を打つのではと思います。この音楽会の会場は、フランク・ロイド・ライトの設計で建築された重要文化財にも指定されている「自由学園明日館」です。参加される皆様が、日常から離れ、まるでシンデレラが舞踏会に参加したような、彼らとともに特別で贅沢な時間を過ごしていただければと思い『貴公子たちの音楽会』とネーミングさせていただきました。