加藤健一事務所12月公演『夏の盛りの蟬のように』上演決定 浮世絵馬鹿な江戸っ子たちの猪突猛進ストーリー

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2022.10.5
『夏の盛りの蟬のように』出演キャスト

『夏の盛りの蟬のように』出演キャスト


2022年12月7日(水)~12月18日(日)下北沢・本多劇場にて、加藤健一事務所12月公演『夏の盛りの蟬のように』の上演が決定した。

本作では「もしも葛飾北斎、歌川国芳、渡辺崋山が画論を戦わせていたら…」という設定のもと、浮世絵馬鹿な江戸っ子たちの猪突猛進ストーリーが描かれる。この3人が顔を合わせたという記録は、実際に残っていないが“あり得たこと”として、物語は展開していく。

海外戯曲を上演することが多い加藤健一事務所だが、日本ものを取り扱うのは『滝沢家の内乱』(2015年)以降、7年ぶり(地方公演を除く)となる。

出演は、加藤健一新井康弘加藤忍岩崎正寛(演劇集団 円)加藤義宗日和佐美香が決定しており、作・吉永仁郎、演出を黒岩亮が手掛ける。

◆STORY

日本を代表する浮世絵界の巨匠、葛飾北斎。
北斎の弟子の中では筆頭にあげられた蹄斎北馬。
武士でありながら肖像画を描いて日本一と言われた渡辺崋山。
遅咲きながら武者絵や戯画など独創的な浮世絵を生み出した歌川国芳。
そして、晩年まで父・北斎の画業を助け、北斎の画才を受け継ぎ一目置かれる絵師となったおえい(葛飾応為)。

舞台はこの絵師たちが己の絵の道に葛藤し活躍した文化13年(1816年)から安政5年(1858年)。
それぞれが生き様や志を絵にぶつけ北斎に立ち向かうも、いくつになっても頂点であり続けようと向上心むき出しの“化け物”に打ちのめされ、己の不甲斐なさに怒り悲しみ、そしてそれを活力にまた筆をとる。
変化する時代の波に翻弄されながら、家柄や流派を超えて切磋琢磨し、世の中を相手に絵師として熱く議論を戦わせる江戸の者たち。
暑く眩しい季節に忙しなく聞こえてくる、あの夏の盛りの蟬のように。

 

公演情報

加藤健一事務所12月公演『夏の盛りの蟬のように』
 
■日程:2022年12月7日(水)~12月18日(日)
■会場:下北沢・本多劇場
(全席指定・税込)
前売5,500円、当日6,050円、学生2,750円(学生証提示、当日のみ)

 
■作:吉永仁郎
■演出:黒岩 亮
 
■出演:
加藤健一
新井康弘
加藤 忍
岩崎正寛(演劇集団 円)
加藤義宗
日和佐美香
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