注目のソプラノ歌手・高野百合絵　セカンド・アルバム『Cantar del Alma / 魂の歌』リリース

ソプラノ歌手・高野百合絵が、2022年11月30日にセカンドアルバム『Cantar del Alma / 魂の歌』を日本コロムビア（DENON）よりリリースすることが発表された。

活動が展開しづらくなってしまったコロナ禍で、「誰かの心に寄り添えるアルバムが作りたい」というコンセプトのもと、400年以上も前のヨーロッパ中で愛されたジョン・ダウランドのリュート歌曲から、現代を生きるシンガーソングライターとして活躍する川江美奈子の今作のための新曲まで全13曲が収録されている。

ソリストでも大活躍している、バンドネオン奏者三浦一馬、ギタリスト猪居亜美、バリトン歌手今井俊輔とのコラボも聴きどころ一つだ。

アルバムに寄せて著名人よりコメントが寄せられた。

指揮者・佐渡裕

舞台上では大きなオーラを放ち、大勢の観客を一時に魅了する高野百合絵。けれどこの歌は、まるでたった1人のリスナーのために語りかけているようだ。

演出家・田尾下哲

声の豊かさはもちろんだが、何にも増して言葉を、物語を伝える力が圧倒的である。古今東西、世界各国の曲をこのように自分の言葉として歌い表せる才能こそ、高野百合絵さんの音楽の魅力だろう。

シンガーソングライター川江美奈子

少女でも老成した大人でもない、蝶になって羽ばたいたばかりの高野百合絵だからこそ、透明さをもって世界に響かせられるメッセージがあると感じたのです。

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高野は、2020年に日本コロムビア（OpusOneレーベル）よりCDデビューを果たし、その後世界的指揮者の佐渡裕、オペラ、クラシック・プロデューサーの小栗哲家に見出され、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021『メリー・ウィドウ』（兵庫県立芸術文化センター）の主役ハンナ・グラヴァリに抜擢されるなど、現在、最も注目されている若きオペラ歌手の一人として、目覚ましい活躍をみせている。

『Cantar del Alma / 魂の歌』では、高野の情感溢れるたおやかな歌唱が音楽を包み込み、詩と音楽が深く結びついた魂を揺さぶる尊い歌を切々とひたむきに歌い上げている。

なお、2022年11月26日（土）放送のテレビ朝日『題名のない音楽会』にて、ゲスト出演のワールドカップ2022フィールドキャスターを務める元サッカー日本代表の内田篤人も圧倒させた歌唱で出演が予定されている。

高野百合絵　プロフィール

富山県出身。東京音楽大学、及び大学院を首席で修了。在学中ボストンへ１年間留学。第65回全日本学生音楽コンクール全国大会第１位、併せて日本放送協会賞受賞。第21回日本クラシック音楽コンクール全国大会第１位、併せてグランプリ賞受賞。第84回選抜高校野球大会開会式での国歌独唱、2015、17年天皇皇后両陛下御臨席のもと御前演奏の他、「第九」、「マタイ受難曲」などのソリストを務め、これまでに読売日本交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市交響楽団などの主要オーケストラと共演。NISSAY OPERA 2018『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ役を在学中にオーディションで射止め、その後、浦安音楽ホール主催ニューイヤーコンサート『カルメン』タイトルロール、神奈川フィル定期演奏会『レ・ミゼラブル（演奏会形式）』エポニーヌなどを歌い、圧倒的な歌唱で観客を魅了。近年では、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021『メリー・ウィドウ』主役ハンナ・グラヴァリを見事に演じ、華麗な舞台姿と確かな歌唱力で喝采を浴びた。2020年デビューアルバム「CANTARES」をリリース(日本コロムビア/Opus One)。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、NHK富山放送局「ニュース富山人」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などのメディアに出演。