NIGHTMAREが示す“大人のヴィジュアル系バンド”の姿、30枚目のシングル「With」から聞こえるバンドの新たなフェーズ
NIGHTMARE アーティスト写真
――今作のアートワーク、MVについても聞かせて下さい。アー写はお花と共演したNIGHTMAREでしたが。
咲人:今回はアー写とMVのイメージがまったく出てこなくて。なので、キーワードだけ伝えてお任せした感じ。どうにかして魔法感を出せないかというところで、やりすぎない程度に花を使って。
YOMI:MVは光と影を使って。
咲人:メンバーが演奏してるところに光の柱が上がるところとか魔法感が出てるかな。俺、今回のゾジーさんの衣装、好きなんだよね。
YOMI:衣装もね、いままでさんざん着てきたから、もう着たいものがないの(笑)。自分が言うといつもと同じようなのになっちゃうから、最近は逆に衣装さんのほうに提案してもらってる。それを着たほうが、いままで自分が着てこなかった感じのものになるから。
――今回の衣装も?
YOMI:そうそうそう。
YOMI(Vo)
――ではC/Wについても聞かせて下さい。まずはRUKAさんによる「スピン」。
YOMI:RUKAさんの曲きたなって感じですね。
――頭からラストまで“きたな”という。
YOMI:そう! だからレコーディングのときも“歌、こういうのでしょ?”って。
咲人:きたな、という曲だからこそ、竿隊(ギター、ベース)としてはどうバリエーションを出すかっていう感じでした。今回は、ど頭で鳴ってるのは俺のギターなんだけど。あのフレーズを入れたところは気に入ってるかな。
YOMI:歌もね、ど頭のところがポイントで。そこを“抜いて歌ってくれ”ってRUKAさんから言われたので、できるかぎり抜いて歌った。
――咲人さんの「殺したいほど愛してる」(【Type-B】通常盤に収録)はライブで盛り上がりそうな曲でした。
咲人:どういうノリになるのかね。
YOMI:曲の後半にかけてメロが盛り上がっていくから、ライブでそこを歌うのが楽しみ。
――YOMIさん、歌詞はどう解釈しましたか?
YOMI:どうも何も、殺したいほど愛してるってことですよ。殺さないけど、うぎゃーって、どうしたらいいか分からないほど愛してるってこと?
咲人:俺ね、いま犯罪者心理に興味があって。アルバム(『NOX:LUX』)に入ってた「シュレーディンガーナイフ」もそうなんだけど、この歌詞もそっち。可愛さ余って犯罪に走っちゃうとか、いろんな心理があるじゃない? それを頭の中で想像しながら書いた。
――咲人さんがこういう愛し方をする人という訳ではないと。
咲人:違う違う(笑)。この人はどういう心理でああいうことをしてしまったんだろう?というのを、自分の中で物語を組み立てて曲にした感じ。「シュレーディンガーナイフ」もモチーフがあって書いた。今回の曲のモチーフは、また時が経ったたときに話そうかな。
咲人(Gt)
――そのときはぜひSPICEでお願いします。NIGHTMAREはこのあと年内最後のツアー『NIGHTMARE TOUR 2022 I’m With You』が始まります。タイトルを訳すと、NIGHTMAREはあなたたちと一緒にいますよ、でいいですか?
YOMI:と、僕は思ってます。
――NIGHTMAREが“I’m With You”って。
咲人:らしくないよね(笑)。めちゃくちゃ考えたけど歌詞にもあるからここに戻ってきた。
――ライブの最後はYOMIさんが“I’m With You”とクールに言って締めくくるとか?(笑)
YOMI:いや、それはちょっと。
咲人:カッコいいじゃん! “俺たちはいつもお前たちと一緒だぞー!”。
――って叫んだあとに、囁くように“I’m With You!”って。
咲人:これをふざけないでかっこよく言えたら変わるよ。NIGHTMAREも。
YOMI:分かるよ、分かるよ。
咲人:いつもギャハハハなMCやってるんだから、これでカッコいいところに振り切った姿を見せたらギャップ萌えで、女子の心がつかめるんじゃない?
YOMI:でも、俺的にはキザにいかないほうが肌に合うの。
咲人:だから、そこはキザなキャラを作ればいいんだよ。
YOMI:だって、俺がキザなキャラ作ってこれ言ったら、後ろでニヤニヤするでしょ?
咲人:俺はしないよ!
YOMI:嘘だ。絶対ニヤニヤするよ。俺、見なくてもニヤニヤされてるの分かるもん!
咲人:Ni~ya(Ba)が下向いて柩(Gt)の方見ながらニヤニヤするかもしれないけど。
YOMI:ぎゃははは。そうそうそう! で、RUKAさんは真顔。分かるもん。もうそれが。
咲人:MCで我々はふざけがちだけど、たまに本気でカッコいいところを見せようとしてるのをアピールするのはいいかなと俺は思うよ。
YOMI:了解、分かったよ。次のツアーはそれでいくよ。
――カッコいいYOMIさん、期待してます!
取材・文=東條祥恵 撮影=大橋祐希
リリース情報
2022年11月16日発売
【Type-A】初回限定 (CD+DLトレカ) LHMH-1031
POS: 4907953294929 \1,980(込) \1,800(抜)
CD : 全2曲入り
<収録曲>
1. With
2. スピン
DLトレカ : 「With」Music Video
【Type-B】通常盤 (CD) LHMH-1032
POS: 4907953294936 \1,650(込) \1,500(抜)
CD : 全3曲入り
<収録曲>
1. With
2. スピン
3. 殺したいほど愛してる
【Type-C】With盤 (CD) LHMH-1033
POS: 4907953294943 \1,320(込) \1,200(抜)
CD : 全2曲入り
<収録曲>
1. With
2. With (TVsize Edit.)
ジャケット 3 つ折り (メンバーソロジャケット)仕様
ライブ情報
11月17日(木) 神奈川・川崎CLUB CITTA'
11月20日(日) 宮城・SENDAI GIGS
11月28日(月) 北海道・札幌PENNY LANE 24
12月2日(金) 広島・LIVE VANQUISH
12月4日(日) 福岡・DRUM LOGOS
12月7日(水) 愛知・名古屋ダイアモンドホール
12月8日(木) 大阪・なんばHatch
12月11日(日)東京・TOKYO DOME CITY HALL
イベント情報
11/16(水) littleHEARTS.新宿店 18:00~
11/19(土) littleHEARTS.仙台店 16:30~
11/27(日) HMV 札幌ステラプレイス 17:00~
12/1(木) タワーレコード広島店 18:00~
12/3(土) HMV&BOOKS HAKATA 16:30~
12/6(火) fiveStars 名古屋 18:30~
12/9(金) littleHEARTS.大阪店 12:00~
12/17(土) タワーレコード新宿店 18:00~
12/18(日) 都内某所
※店舗への問い合わせ等はご遠慮ください。
放送情報
【ONAIR】2023年1月日本語吹替版FOD先行独占配信
ほか配信サイトでも順次配信予定
【INTRODUCTION】
すべての事物に霊魂が宿り、その霊を召喚できる人間は召喚師と呼ばれ
ている。ごく普通の高校生、アジェ。
料理が得意な彼は、ある日自身が作った料理で、うっかり女神を召喚して
しまう。ドラと名乗るその女神に導かれ、召喚師としての人生を歩み始めた
アジェ。トラブルの絶えない日々の中で、少しずつ召喚師の仲間も増えてい
く。そして、アジェの過ごしてきた日常は少しずつ変化し、ドラと共に召喚師
としての運命に巻き込まれていく―
(C)ASK×bilibili