小池徹平、インタビュー公開 ミュージカル『るろうに剣心 京都編』放送・配信を前に作品に対する思いを熱く語る
(C)和月伸宏/集英社 撮影:引地信彦 写真提供:TBS
2023年2月18日(土)WOWOWで、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』が放送・配信される。
注目の放送・配信前に、主演の小池徹平が、主人公の緋村剣心を演じる上で印象に残っていることや本作の注目ポイントなどを余すことなく語りつくした。
ーー稽古前の取材で、相当ハードな公演になると思うと言っていましたが、公演を終えて想像通りでしたか?
僕の想像でもかなりのものを想定していましたけど、余裕で超えてきた感じはあります。驚いたのが、台本の分厚さでした。普通の舞台でやる、いつもの2冊分ぐらいボリューミーな台本がきたのをよく覚えていますし、この分厚さを360度客席が回るステージアラウンドでやると思うと、ちょっとワクワクもあったけど、ちょっとゾッとする想いもすごくありました。剣心は、出ずっぱりな部分も結構あるので、身体がどうなることやらっていう感じでしたね。
(C)和月伸宏/集英社 撮影:引地信彦 写真提供:TBS
ーー剣心を演じる上では印象に残っていることはありますか?
僕は「るろうに剣心」の世代というか、子供の頃から読んでいた漫画でもありましたし、大好きな作品だったから、すごく剣心が大好きでした。「るろうに剣心 京都編」は、漫画アニメ、映画などいろんな物で作品化されていますけど、舞台オリジナルの緋村剣心を演じたいという想いがとてもありました。今回の京都編で意識したのは、抜刀斎と過去を乗り越えて今を生きる緋村剣心との生き様との差。剣心が凄く優しい人間であるし、昔に人を斬った分、芯の通った部分を僕は演じたかった。ですので、剣心として芯の通った部分を演じなきゃいけないなと思っていたのと、殺陣の部分は絶対に見応えがなきゃいけないと思っていました。僕は殺陣経験がそんなにありませんが、とにかく気合を入れまくったというか、ただただ普通に稽古をするだけじゃ絶対駄目だなと思っていたので、可能な限り剣に触れて、剣心の飛天御剣流を身体に覚えさせるという作業を自分の中で、ずっとイメージしてやっていました。スピードの部分だったり、キレの部分だったり美しさだったり、所作だったり、強い剣士としているのが当たり前だったので、本当に舞台上にいる時は、全ての所作を徹底してやった感じですね。
(C)和月伸宏/集英社 撮影:引地信彦 写真提供:TBS
ーー注目して欲しいポイントはどんなところですか?
小池修一郎先生が演出されていますし、キャスト全員が「るろうに剣心」が大好きで、皆本当にそれぞれのキャラクターに入りこんで演じていました。だから映像でも、京都編の世界観は、皆さんに絶対伝わるのではないかと思っています。殺陣のシーンとかも、迫力が伝わればいいなっていう想いは凄くあるのですけど、ただただ歌のために殺陣を抑えているとかでもなくて、全力でやっています。志々雄との殺陣や、十本刀の戦いとかすごく見応えがある部分の連続なので、それが映像でも伝わればいいなと思っています。