内田理央インタビュー~主演ドラマ『来世ではちゃんとします』のシーズン2がCS初放送

インタビュー
舞台
2023.2.27
内田理央 (撮影:宮田浩史)

内田理央 (撮影:宮田浩史)

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いつまちゃん原作の4コマ漫画を実写化した『来世ではちゃんとします』で、性依存系女子の主人公・大森桃江を演じているのが、“だーりお”の愛称で親しまれている内田理央。2020年1月にスタートしたシーズン1が好評を博し、2021年8月にシーズン2、2022年元日に『お正月初夢SP』が放送され、今年1月からはシーズン3がスタート。動画配信サービス「Paravi」の各種ランキングで上位を占めるなど、若い女性を中心に話題を集めている。ホームドラマチャンネルでは、シーズン1の再放送に続き、3月からシーズン2をCS初放送! 演劇ユニット ブス会*を主宰するペヤンヌマキや、劇団ガレキの太鼓主宰の舘そらみが脚本を手掛けるこのドラマで、新境地ともいえるコミカルな振り切った演技が好評を博している内田に、役への思いや作品の見どころをはじめ、撮影現場の知られざるエピソードを聞いた。


――性依存系女子を主人公にした“令和のエロラブコメディ”と銘打たれた本作。最初にオファーを受けたときは、どんな印象を持たれましたか?

まずは原作の漫画を読ませていただいたのですが、それがすごく面白くて。いろいろな方に楽しんでもらえる作品になりそうだと思いました。ただ、必要以上に男性向けになったり、エロティックな感じになるのでは…という不安はありました。ですが、プロデューサーの祖父江さんや三木監督とお話させていただくと、「そういう作りにはならない」、「女性に共感してもらえる作品にしたい」と丁寧に説明してくださって。この制作陣と一緒なら大丈夫だと、不安はなくなりました。

――内田さんご自身は、演じている大森桃江を、どんな女性と捉えていますか?

キャラクターとしては、“セフレ”が5人いる性依存系女子という設定なのですが、実際の桃ちゃんは、すごくおっとりしていて、優しくて、人の寂しや苦しみに人一倍敏感な、気遣いのできる女の子なんです。ただ単に性に依存しているわけではなく、相手が寂しいときに抱きしめてあげたり、相手が一番ほしい言葉をかけてあげたりする。そういうところは、とても共感できます。

――演じるにあたっては、どんなことを意識しているのでしょう。

“エロラブコメディ”と紹介されることが多いのですが、シリーズを通して「女の子に見てほしい」というコンセプトでやっていて、セクシーなシーンも下品にならないように気をつけています。原作の漫画も4コマだったりするので、リアルに生々しくというより、少し大袈裟だけどコミカルな演技で。逆に、気持ちを表現するシーンは、心を込めて繊細に。メリハリを大切に演じています。

――桃江のキャラクターについて、内田さんご自身が思うことは?

この役と出会う前は、「そんな生き方していたら大変じゃない?」、「もっとちゃんとしなよ」と思っていたのですが、役に入り込んで演じているうちに、生き方も、恋愛の仕方も、性癖も人それぞれだと思えるようになってきて。そうやって自由に生きるのも楽しいだろうなって。この作品の登場人物たちと出会ったことで、自分と違う生き方をしている人を受け入れる耐性がつきました(笑)。

――地上波やParaviでは、シーズン3が放送中です。

こんなに続くとは思っていなかったですし、ましてや私にとって代表作のようなドラマになるとは(笑)。本当に、まさかまさかのシーズン3という感じです。反響もシリーズを重ねるごとに大きくなっていて、それが本当にうれしい! 最初は、受け入れてもらえるか不安もあったのですが、男女を問わずいろいろな方が共感してくださっていて。「勇気が出た」とか、「これでいいんだと肯定してもらえた」と言ってくださる方も多くて、改めてやって良かったと思っています。

――シリーズを通して、レギュラーメンバーの入れ替えがなく、安心して楽しめるのも人気の秘密。撮影現場の雰囲気はいかがですか?

本当にアットホームな空間で、レギュラーキャストの皆さんとは、無言でも気を遣わない、もはや家族のような関係になっています(笑)。それぞれ明るすぎず、暗すぎず、どちらの性質も持っている者同士だから気が合うし、不思議とリラックスできるんです。最初のキャスティングが、このメンバーで本当に良かったなと思います。

――撮影で印象に残っているシーンをあげると?

シーズン2の中盤で、ゆうたろう君が演じている女装男子の凪ちゃんと、桃ちゃんが揃ってコスプレをするシーンがあったんですけど、それが本編で丸ごとカットされていて。めちゃくちゃ気合が入っていたので悔しい思いをしました(笑)。その分…ということではないのですが、シーズン3では、桃ちゃんと凪ちゃんがラブホテル女子会を開いて、水着でお風呂に入るシーンがありまして。それがすごく楽しかったので、今度はカットされませんようにと祈っています(笑)。

――桃江が加熱式タバコを吸っている姿も話題に。

吸っているシーンをほめていただくことが多いのですが、実は私、人生で一度もタバコを吸ったことがないんです。なので毎回、咳き込むギリギリで、戦いながら演じています(笑)。ポリシーは、煙は誰かにあたらないように吹くこと。吸い方でも、桃ちゃんの優しさを表現できたらいいなと思っています。

――ホームドラマチャンネルでは、シーズン2をCS初放送。見どころとなるのは、小関裕太さん演じる職場の同僚・松田健と桃江の関係ですね。

ずっとくっつくか、くっつかないかという関係が続いていた松田君と桃ちゃんですが、シーズン2では健全なお付き合いをスタートさせます。第5話で、桃ちゃんが「愛されたいよ!」と思いを吐露する一幕があるのですが、すごく素敵なシーンになっていますし、松田君との関係性が変わる重要なシーンでもあるので、注目してご覧いただけたらうれしいです!

――これまで本能に正直に、奔放に生きてきた桃江ですが、シーズン2では心境に変化が?

「来世ではちゃんとしますということで」という言葉が、桃ちゃんの座右の銘みたいになっているので、今世はちょっとあきらめているのかも(笑)。でも、こんな自分でもいいよね…と肯定しながらも、いろいろな気付きがあって、本当にゆっくりだけど一歩ずつ進んでいる感じはしています。桃ちゃんの成長も、シリーズを通しての見どころです。

――お話いただいたように、女性が共感できる作風も大きな魅力。

誰しも人に言えない秘密とか、ちょっと恥ずかしい部分って持っていると思うんです。『来世ちゃん』では、そういうことを否定せず、みんなダメなままで生きている。それで落ち込むこともあるけれど、「みんな同じじゃん」と思わせてくれる雰囲気があるんですよね。共演者やスタッフと話しているんですけど、『来世ちゃん』って、“令和のちびまる子ちゃん”、“令和のサザエさん”なんです(笑)。刺激的なせりふやシーンはあるんですけど、ほっこり感があって意外と見やすい(笑)。これからも性別を問わず、皆さんに楽しんでいただけたらと思います!

取材・文:海老原誠二
撮影:宮田浩史
ヘアメイク:Midori
スタイリスト:ゴトウカナエ

【内田理央 PROFILE】(うちだ・りお)1991年9月27日生まれ。東京都出身。雑誌『MORE』レギュラーモデル。2014年放送の『仮面ライダードライブ』で本格的に女優としての活動をスタート。2018年のドラマ『おっさんずラブ』では、主人公の幼馴染みを演じ、第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞を受賞。現在、ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)に出演中。

放送情報

来世ではちゃんとします2​』(全8話)

Ⓒ「来世ではちゃんとします2」製作委員会

Ⓒ「来世ではちゃんとします2」製作委員会

■放送局:CSホームドラマチャンネル
■放送日時:2023年3月8日(水)放送スタート
毎週(水)(木)深夜3:00~(2話連続)
[再放送] 毎週(水)(木)午後7:00~(2話連続)

 
■原作:いつまちゃん
■脚本:ペヤンヌマキ、舘そらみ
■演出:三木康一郎、湯浅弘章
■出演:内田理央、太田莉菜、小関裕太、後藤剛範、飛永翼(ラバーガール)
■CSホームドラマチャンネルの視聴方法:https://www.homedrama-ch.com/page/howto
■ホームドラマチャンネルカスタマーセンター 0570-001-444

【受付時間】10:00~20:00(年中無休)
(IP電話専用 03-6741-7535)
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