西矢椛が2位表彰台! スケートボード世界大会『SLS』第1戦シカゴ大会レポート
第1戦目シカゴ大会『2023 SLS Championship Tour-Chicago』が、現地時間4月29日(土)に開催された (c)SLS
ストリートスケートボードのチャンピオンシップツアー『2023 SLS CHAMPIONSHIP TOUR-TOKYO presented by Nikon』が8月12日(土)、有明アリーナ(東京都)で開催される。
これは『STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)』の第2戦として開催されるもので、SLSの歴史の中で、ワールドツアーのアジア・日本での開催は今回が初めてとなる。
これに先立ち、第1戦目となるシカゴ大会『2023 SLS Championship Tour-Chicago』が、現地時間の4月29日(土)に開催された。
男子は予選(ノックアウト)ラウンドとして、20人が4グループに分かれて戦い、各グループ1位および各グループ2位のうち最高得点をマークしたスケーターが決勝に進出した。
決勝ではケウビン・ホフラー(ブラジル)が最後に高難易度のトリックを決め、2度の「9CLUB」を出して優勝している。この「9CLUB」とは、10点満点で採点される各セクションで9点以上を確保したトリックのこと。2位のライアン・デセンゾ(カナダ)も最後まで高難易度なトリックを繰り出し、高得点を連発したが、0.6点差で惜しくも優勝には届かなかった。
3位には膝前十字靱帯損傷によって1年近く競技から離れていた、ストリート界のスター、ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)が入賞している。
優勝したホフラーは「私の感情をどんな言葉で表現して良いかわからないくらい本当に嬉しい。誰が勝ってもおかしくない強豪揃いでしたし、運が向いてきて勝てるということも時々あると思っています」とコメント。
東京開催について聞かれると、「東京大会の開催が待ち遠しい。東京オリンピック2020では銀メダルも獲得できたし、大好きな街です。また東京に行くことができるのを楽しみにしてるし、次回はできれば街の様子も見て回りたい」と想いを語っている。
男子表彰台 (c)SLS
優勝したケウビン・ホフラー(ブラジル) (c)SLS
一方、女子は西矢椛、中山楓奈、織田夢海、ライッサ・レアウ(ブラジル)、ロース・ズウェツロート(オランダ)、クロエ・コベル(オーストラリア)の6人が出場。決勝のみが行われ、ライッサ・レアウが西矢椛を抑えて、前回のSLSツアーから5戦連続で優勝した。
西矢椛は、Kグラインドのノーリーヒールアウトという高難易度のトリックを完璧に決めたが、惜しくも2位に。ロース・ズウェツロートが3位、中山楓奈は4位、織田夢海は5位という結果となった。
2位の西矢は、「途中までは1位でしたので、できれば1位が良かったですけれど、2位でも嬉しかったです」とコメント。「次の大会に向けて自分の足りないところがわかったのでそこを練習していきたいです」と東京大会でのリベンジを誓った。
優勝したレアウは、「優勝できてとても嬉しいですし、ラインでやりたいトリックもできました。シカゴに来るのも初めてだったので、とても良い思い出ができました。男子で同じ国のケウビンが優勝したのはとても誇らしいですし、私たちブラジル人にとっては今夜はとても嬉しい日になりました」と喜びを語っている。
女子表彰台 (c)SLS
優勝したライッサ・レアウ(ブラジル) (c)SLS
東京大会『2023 SLS CHAMPIONSHIP TOUR-TOKYO presented by Nikon』の有力選手たちへのインタビューは以下の通り。
【堀米雄斗】
・SLSについて
自分の小さい頃からの夢の大会だったので、今こうしてその大会から招待されていることが今でも信じられないです。そして、自分の憧れのスケーターたちと一緒の舞台にいることが本当に嬉しいです。
・東京大会開催について
SLSとは自分にとって夢の大会なので、世界中のトップスケーターが東京に集まることを楽しみにしてます!
・日本の皆さんにメッセージ
海外では非常に盛り上がっている大会なので、日本の皆さんもきっと一緒に盛り上がることができると思います。楽しみにしていてください。
※体調不良によりシカゴ⼤会当⽇⽋場
堀米雄斗 (c)SLS
【中山楓奈】
・SLSについて
以前よりYouTubeやインスタグラムを見て、非常に憧れていた大会でした。本当に、本当にすごい大会です!
・東京大会開催について
今まではアメリカとかブラジルで参加していたので、東京に世界のトップスケーター達が集まることが本当に信じられません。
・日本の皆さんにメッセージ
会場で観るのと画面越しに観るのとでは迫力が違うので、ぜひ会場に来て楽しんでいただきたいです!
中山楓奈 (c)SLS
【西矢椛】
・SLSについて
限られた世界のトップスケーターしか出場できない本当にすごいコンテストだと思っています。
・東京大会開催について
世界のトップスケーター達が来て日本のファンの皆さんに観ていただけることがすごく嬉しいです。
・日本の皆さんにメッセージ
世界のトップスケーター達が日本に集結するので、ぜひ楽しみにしていてください。
西矢椛 (c)SLS
【織田夢海】
・SLSについて
世界のトップレベルのスケーターしか出場できないコンテストに、自分が参加できていることはすごい嬉しいです!
・東京大会開催について
まだ自分が出れるかはわかりませんが、東京開催を非常に楽しみにしているので、出場できるように頑張ります。
もし出場できたら自分のトリックに注目して欲しいです。
・日本の皆さんにメッセージ
東京大会に出場できるよう頑張るので、出場できたら皆さんの応援で盛り上げていただきたいです。
織田夢海 (c)SLS
【ナイジャ・ヒューストン】
・SLSについて
SLSは15歳の頃から…もう13年になるかな、スケートを始めた頃から僕にとってはとても特別な大会なんだ。極上のスケーターたちでないと出場できない大会だと思うし、コースもSLSならでは。
今年は東京でも開催されるし、今年は(SLSにとっても)アツい年だね。
・東京大会開催について
東京オリンピック出場の時に行ったことがあるんだけれど、あれからしばらく経って変わってきているから、コロナ禍(の影響)もありずっと建物の中に籠り切りだった当時はあまり行った気がしなかった。出場できたら少し余暇時間を取って、いろんなところを見てみたいと思っているよ。すごく楽しみ。東京、(いい意味で)ヤバいからね。
SLSはどの大会もガチだからね。素晴らしい選手がたくさん出場する。スケートボードのことをあまり知らない人にも、楽しんでもらえる大会だと思うし、選手たちの熱量も肌で感じてもらえるし、感動をもたらす、そんな大会だよ。
・日本の皆さんにメッセージ
東京!日本!すぐ行くから待ってろよ!
日本のみんなのエネルギーはものすごいって知っているから。
ナイジャ・ヒューストン (c)SLS
ライッサ・レアウ
・東京大会開催について
東京オリンピック、そしてその後日本で開催されたX-Gameにも出場したので、SLSが東京で開催されると聞いて、とても興奮しましたし楽しみにしています。
東京オリンピックではメダルを獲得できた場所でもあるので、とても特別な場所で、私にとっては良いバイブスが得られる街だと思っています。
日本人スケーターも東京での開催が決まったことにとても興奮していると思いますし、私も東京の皆さんのエネルギーを感じることができるのをとても楽しみにしています。
私のとって新しいもの、新しいこと、それから新しい食べ物にも挑戦してみたいです。もし出場できるとしたら、今からそれがとても楽しみです。
ライッサ・レアウ(ブラジル) (c)SLS
『2023 SLS CHAMPIONSHIP TOUR-TOKYO presented by Nikon』の観戦は、現在イープラスで好評発売中。席種と料金は以下の通り。
・VIPコースサイドシート(指定席):50,000円
・指定席S(指定席):20,000円
・指定席A(指定席):8,000円
・フリーアングルシート(自由席):4,000円
※「VIPコースサイドシート」はホスピタリティ体験・SLS TOKYOオリジナルグッズ付(詳細は後日発表)
シートマップ