木村昴 VS ダヴィード・ディグス、2人のセバスチャンが「アンダー・ザ・シー」を歌う 実写映画『リトル・マーメイド』劇中歌の魅力
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6月9日(金)に封切られる映画『リトル・マーメイド』より、劇中楽曲「アンダー・ザ・シー」のミュージッククリップ2種(字幕版と日本語吹替版)がYouTubeで公開されている。
1991年に公開されたアニメーション映画『リトル・マーメイド』は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』をもとに誕生。主題歌「アンダー・ザ・シー」がアカデミー賞歌曲賞を受賞し、音楽を担当したアラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞している。同作を実写化する『リトル・マーメイド』では、アニメーションに続いてアラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』などのリン=マニュエル・ミランダが音楽を担当。主人公の人魚姫アリエルをハリー・ベイリーが演じる。メガホンをとったのは、『シカゴ』などのロブ・マーシャル監督。
本作の主人公は、海の王女アリエル。まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取引を交わす。それは、3 日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。
「アンダー・ザ・シー」は、人間の世界へと飛びだそうとする人魚アリエルを海の中に引き留めるため、カニのセバスチャンが歌う楽曲。第62回アカデミー賞歌曲賞&第33回グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞しているこの曲は、ディズニー・アニメーション映画のゴールデンコンビとして知られるハワード・アシュマン(作詞)とアラン・メンケン(作曲)が手掛けたも一曲だ。字幕版ミュージッククリップでは、『ハミルトン』などブロードウェイでも活躍するダヴィード・ディグスが歌っている。
心躍る海の世界を声で表現したというダヴィードは、「この曲は、歌詞も曲もすごく良い。アニメーション版は永遠に愛され続けるでしょう。もともとの楽曲がとても良いので、実写版も悪くなるはずはないよね。アニメーション版と実写版は、歌自体は同じですが、編曲、アレンジが違っていて、新しさもある。それに、自分なりにやってみせることを許されたから、僕ならではのエネルギーもプラスしたんだ。皆さんが気に入ってくれると良いな」と語っている。
一方の“プレミアム吹替版”ミュージッククリップでは、セバスチャン役の吹替を担当した声優・木村昴がパフォーマンス。木村は新たな編曲/アレンジが施された同曲について、「自分なりに解釈して、よく知っている“アンダー・ザ・シー”ながらも、新鮮さを出せたらと意識して歌わせていただきました。聴いていただければ海の中の素晴らしさがみなさまにも伝わるかと思います!」とコメントしている。
なお、2つのミュージッククリップでは、アニメーション版では参加していなかったアリエルもコーラスで登場。字幕版ではハリー・ベイリー、日本語吹替版では豊原江理佳が、それぞれアリエルとして歌声を披露している。
『リトル・マーメイド』は6月9日(金)全国劇場にて公開。