球場グルメを席から注文!?「東京ドームモバイルオーダー」をガチ体験!
野球観戦で最も悲しいのは、最高のシーンを見逃すことだ。
ちょっと小腹が空いて売店に走ったら、思いのほか並んでいて、岡本和真の特大ホームランを見逃した……。なんで現地まで来て、ドーム通路のモニターで決定的瞬間を見ないといけないのか。でも、人は悲しいことに腹は減る。「見たい、食べたい、でも並びたくないおーん」そんな球場観戦のリアル。
ドーム内の飲食店は長蛇の列
そこで今回は、巨人公式戦限定の「東京ドームモバイルオーダー」を紹介しよう。えっ、いきなり宣伝?ゴメン、でも書くからにはガチでやらないと意味がない。実際に何度か自分で使用してみて、オススメポイントから、ちょい改善希望点までリポートします!
席で注文して15分後には食事可能!?
まずは球場内でスマホから「東京ドームモバイルオーダー」サイトにアクセス。
店舗と商品を選択→カートに追加・内容確認→クレジットカードでオンライン決済→店舗で2次元バーコードを提示して商品受取という流れだ。注文可能時間は、開場時間から試合開始1時間45分後まで。例えば18時開始ならば、開場の16時から19時45分までとなる。
早速、実際に使ってみる。当日、入場したのが17時半頃。試合開始には間に合わせたいが、開始直前は店混みがち。モバイルオーダーを試すには絶好の時間帯だ。
座席に着くなり、我らが4番「和真の南国パッションフルーツソーダ」(680円)をスマホからさくっとオーダー。登録したメールアドレスに注文確認メールが届き、受取店舗(「バインミーバインミー」)、受取用QR、受取時間枠が記載されたメールが届く。食事には「大阪焼肉・ホルモン ふたご」から、エース復活を願い「菅野智之×ふたご変幻自在!焼肉三種丼」(1400円)を続けざまにモバイルオーダーする。
店舗ではスマホのQRコードを提示するだけで受取完了
直後に1階の店へ行き、注文したものを受け取る。店前の結構並んでいる列を横目に、モバイル受取口でQR提示したら、すぐ商品がもらえた。えっ早っ……いや、コラム的にもう少し苦労しないと盛り上がりが……とか言ってる場合じゃない。あっけないくらいに注文から受け取りまで完遂してしまった。
野球観戦に何度か行ったことある方には伝わると思うが、「席で注文して10分弱で受け取り戻って、15分後にはグラウンドを眺めながら球場グルメを食べられる」というのはかなり凄いことだと思う。
野球観戦に集中したい人にこそオススメ
ナタデココの食感がウォーカーの意外性の一発のように効く「和真の南国パッションフルーツソーダ」と、「菅野智之×ふたご変幻自在!焼肉三種丼」のハラタツノリじゃなくて腹にたまるボリュームがまた絶妙だ。
試合途中にも小腹が空き、受付終了3分前の19時42分に「肉汁餃子のダンダダン」で「揚げ餃子」(700円)をモバイルオーダー。いやぁマジ便利だなあと思ったら、実際に取りに行ったら店が見つからねぇ……。しばらく迷ったあげくコンコースの地図で確認して、20時前にはなんとか受け取れた。球場グルメはスマホで決済して終わりではない。油断せず受け取るまでが勝負なのだ(当たり前)。
選手プロデュースメニューには特製ステッカーがついてくる
翌日の試合でも利用したが、なるべく時間のロスを減らして、シンプルに野球観戦に集中したい人には本気でオススメのシステムだ。
もちろんまだ導入されたばかりで気になった点もいくつかある。まずモバイル専用の受け取り窓口の場所がよく分からない店もあること。売り場の面積上難しいのかもしれないが、案内表示はもっと分かりやすくした方が一見さんにはやさしいと思う。
そして、モバイルオーダー対応も現在22店舗とまだ少ないので(東京ドームグルメガイド2023に掲載されている店舗数の約3分の1)、そこは利用者が増えて、来季以降さらに対応店舗も急増していくことを期待したい。
球場グルメを制する者が、野球観戦を制す!
東京ドーム名物、長蛇の列。特に週末のデーゲームや夏休み中は、どの飲食店前も人で溢れ返っている。だからこそ、その横でサクッとモバイル受取口で商品をもらって自分の席へ。
そこの上司の酒のツマミを買うために並ぶお父さん、グズる子どもにご飯を食べさせるため並ぶお母さん、彼女の食事を確保しようと奮闘しているお兄さん。みんな岡本の特大アーチを見逃さないためにも、東京ドームモバイルオーダーを始めてみませんか?