アダム・パスカル アコースティックライブ 9月の開催に向け、オフィシャルインタビューが到着
アダム・パスカル
2023年9月8日(金)~10日(日)に、東京・有楽町 I'M A SHOWにて来日コンサート『アダム・パスカル アコースティックライブ』を開催するアダム・パスカル。開催に向け、オフィシャルインタビューが到着した。
9月8日(金)~10日(日)に、東京・有楽町 I'M A SHOWで、『アダム・パスカル アコースティックライブ』が開催となる。ブロードウェイ・ミュージカル『RENT』のオリジナルのロジャー・デイヴィス役を演じ、トニー賞最優秀主演男優賞にノミネート、『アイーダ』『キャバレー』などさまざまな作品で活躍するアダム・パスカルが来日するのは、実に8年ぶり。日本という場所は彼にとって、どのような存在なのだろうか。
「日本は大好きな場所なんだ。来日は5回目になるんだけど、日本のような場所は他にはないし、これまで世界中を回ってきたけど、日本の文化や人、ファンは僕にとって特別な存在。だから、まずは日本に行けることが嬉しいんだ。日本に行って、僕の音楽を演奏して、日本での生活をもう一度体験する機会をとても楽しみにしているし、待ちきれないよ。今回、日本に行くことができて、その文化にどっぷりと浸ることができることが嬉しいし、もし叶えられる夢があるとしたら、僕が引退した時には日本に移り住みたいぐらいだ。それほど日本のことを思っている。初めて日本に行った時から、いつも何かがあって、自分の故郷のように感じているんだ。前世の存在は信じてないけど、もし存在するとしたら、僕はかつて日本人で、日本に住んでいた誰かなんじゃないかって思う。初めて日本を訪れた時から、居心地がよくて、自分に合っていて、我が家のように感じるからね。行くのが本当に待ちきれないよ」
新型コロナウィルスが猛威を振るい、ロックダウンをしていた時期には、頭にカメラをつけて日本の街を歩く動画を投稿しているYouTubeチャンネル=Rambalac(ラムバラック)の映像を1日中自宅で流して癒されていたというアダム。最近では、7月にニューヨークで行われた『RENT』で演出を務めたことも注目を集めたが、自身の代表作であり、そのキャリアに大きな影響を与えた作品の1つともいえる『RENT』に、これまでと異なる形で関わることは、彼にとって貴重な経験となったようだ。
「知っている人も多いと思うけど、『RENT』は僕の人生を変えたんだ。『RENT』は僕のキャリアのスタートであり、『RENT』がなかったら、こうしてインタビューで話すこともなかったと思う。アメリカには、“永遠に続く贈り物”という言葉があるんだけど、『RENT』での経験や作品が僕の人生にもたらしたものは、まさに”永遠に続く贈り物“だよ。僕が演出を行った7月の公演は、僕の知識と経験、作品への愛を、新しい若い世代の役者や歌手、パフォーマーたちに伝える機会になった。彼らのために夢のような時間を作り、彼らも同様に僕にとって特別な経験をさせてくれた。若い役者たちと一緒に仕事をして、彼らから演技を引き出そうと挑戦する幸せな機会を持てたことは貴重な経験だったし、夢が叶ったようだった。もう一度上演するのが待ちきれないよ。いつか日本でも上演できるといいな」
8月21日、22日には、ロンドンで行われた『デスノート THE MUSICAL』のコンサートに出演。インタビュー段階では準備をしている最中ということで、改めて稽古や作品についての想いを語ってもらった。
「僕は、死神のリュークを演じるんだ。信じれられないし、すごいことだよね。最高に充実しているよ。これまでに挑戦したことのないような公演だし、僕が演じたことがないキャラクターだしね。音楽はロックで、とても楽しい。このミュージカルとキャスト、ストーリーも大好きだし、僕にとっては特別な経験で、とても素晴らしい時間を過ごしている最中だよ。リューク役を演じられて、初めて英語で話して歌う彼を舞台で表現することができるのは、とても光栄なことだよね。公演が無事に終わったら、Youtubeでいくつか動画を見て貰えたらいいな。リュークがどんな感じかは知っていると思うけど、僕もかなりワイルドになるよ。ワクワクするね」
現在、SNSで公開されているロンドンの『デスノート THE MUSICAL』の写真や動画には、見事リュークになりきったワイルドなアダムの姿が。カーテンコールで笑みを浮かべる彼の表情もまた印象的だった。充実の公演を経て行われる日本でのショーもまた、彼にとって特別なものとなりそうだ。
「今回のショーは、僕のこれまでのキャリアを振り返る、いわば劇場へのラブレターのような公演なんだ。披露予定の曲の多くは、これまでに出演してきた作品の楽曲だけど、オーディションで役を勝ち取るために昔歌っていたものもある。あと、僕が大好きでまだ出演したことのない作品の曲も、いくつか歌おうと思ってる。だから、ミュージカルの楽曲が大半を占めるかな。『RENT』『アイーダ』『Cabaret』『Memphis』あと『Cats』! 『CHICAGO』『Something Rotten』『Disaster!』……これまで出演した作品全部だよ。他にもポップス、ロック、みなさんにとってサプライズになるような楽曲も歌おうかな。これまで日本ではこんなショーをやったことがないから、みなさんのために、今回のライブができることをとても光栄に思ってるし、ワクワクしてる。落ち着いた雰囲気のなかで、僕と僕のギターだけで行う公演だから、すごく面白くなると思うよ。皆さんに会うのが待ちきれないし、僕にとっても特別で、素晴らしい経験になりそうだ。楽しんでもらえると思うし、そうなるように願ってる。全部で4公演、ユニークな経験になるはずだよ。みんな来てくれたらいいな、僕は劇場で待ってるよ!」
これまでの活動を振り返りながら、新たな一面も感じられるであろう今回の公演。ミュージカルファン必見の内容となりそうだ。最後に、日本のファンに向けたメッセージをお届けする。
「日本のファンに向けて伝えたいことがたくさんあるんだ。君たちがいるから、僕がいる。何物にも代えられない存在だよ。日本の文化、日本という国と、そこに住む人々を愛してる。日本に行くことができて、皆さんのためにパフォーマンスできるなんて、僕にとって本当にかけがえのないことなんだ。大好きなロック・バンドが日本で演奏するのを見て育った僕が、彼らのように日本のステージに立って、大きなコンサートを開くことが、僕の夢だった。今回、5回目の来日の機会をもらって演奏できるなんて、夢のようだよ。僕から皆さんへ伝えたいのは、“愛してる”ということ。心の底から、愛してる。そして、ありがとう。僕を迎えてくれて、受け入れてくれて、公演を楽しみにしてくれてありがとう。期待に答えられるといいな。ベストを尽くすから、みなさんに楽しんでもらえるような、素晴らしい夜になりますように。数週間後に会いましょう。たくさんの愛をこめて、またね!」
なお、インタビューの様子は、Youtubeにもアップされているので、こちらもチェックを。
アダム・パスカル 特別インタビュー